有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

費用が安いケアハウスに入れたのが幸運~介護体験談Wさん2|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

費用が安いケアハウスに入れたのが幸運~介護体験談Wさん2

2017年10月2日

たびたび貧血で倒れ、交通事故にも遭った義母を、もうひとりで住まわせるわけにはいかない。無年金で貯金もわずか、家を売っても大した金額にはならない。そんな中で、費用が安いケアハウスに入れたのは幸運でした。
でも、月々の料金を夫のきょうだい6人で負担しようにも、みんながやんわりと断ってくる。我が家が払うしかない、という窮地に立たされて――。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

ケアハウスでの暮らしに義母は大満足

image001ケアハウスでの生活は、義母にとって快適なようでした。
義母の部屋は、プライバシーの保たれたワンルームタイプの個室。部屋の中を自由に飾り、自分の「家」として住むことができます。だれかが勝手に入ることはありません。

 

三度の食事は、栄養士が管理しているバランスのいい内容で、食堂で提供されます。買い物や調理をしなくていいので、身体が弱ってきた義母にとってはとてもありがたいようでした。
また、お風呂は外の景色がみられる大浴場。贅沢なつくりではないですが、上げ膳据え膳、お風呂も気持ちがいいとのこと。
それに、行事やクラブ活動のようなものもあり、参加は無料かとても安いのです。手先が器用で手芸が好きな義母は、編み物や刺しゅうの好きな仲間と、おしゃべりをしながら作品を作っていました。
お金があまりない高齢者のための施設ですが、義母は十分に満足していました。

 

元気なころはのんびりと暮らせ、少し身体の調子が悪くなってきたら、自分で介護保険を使って訪問介護などを頼むことができます。
昼間は見守りの職員がいて巡回していますし、夜中でも緊急時には電話をすれば駆けつけてくれる。
食事も、飲み込みが悪くなればきざみ食程度なら対応してくれるようです。
これなら安心だと思いました。こんなホームがあるのだな、と初めて知り、驚きました。全体に数は少ないらしいので、義母の家からそう遠くないところにみつかってラッキーだと思いました。

 

月10万円のケアハウスの費用を、我が家だけが背負うことに…

image002しかし、毎月10万円近くのケアハウスの費用を負担するのは、我が家にとって非常に厳しいものがありました。
わが家と夫の妹が中心になってケアハウスへの入居を進めたものの、6人きょうだいの上4人にとっても、義母は親です。
夫から、「うちだけが負担するのはきついから、みんなで金銭的な分担をしてほしい」と言ったのですが、そういう話をしたとたんに疎遠になろうとする。ショックでした。

 

岐阜県に住む長男は「うちは地方住まいで給料が安いし、転職して給料が下がり、妻とうまくいっていない。親のためにお金を出すなどといったら離婚になりかねない」と言う。
長女は独身で大阪在住。介護はこちらでやるから、お金だけ送ってほしいと夫が言い出したとたんに音信不通になりました。
下ふたりは首都圏に住んでいますが、次男は妻の実家と同居で、そちらの介護があると言います。「それはわかるけれど、2万円でいいから払ってほしい」と言っても、「妻に言えない」の一点張りです。
そして次女は「母は私に冷たかった。なぜ私がお金を出さなければいけないのか」などと理不尽なことを言うのです。

 

一番下の妹にも持ち掛けてみました。彼女は介護を率先的にやってくれる。夫も公務員ながら、仕事の合間を縫って、妹と同じように一生懸命にやってくれる。
このふたりがいるからこそ、私たち夫婦も協力し、熱心に介護ができました。
でも、夫の家の問題で、給料の4分の1は夫の両親に渡していることは知っていました。

 

「お兄ちゃん、大変なのはわかってる。うちも出さなきゃって思ってる。でも、うち、すごく厳しいの。申し訳ないけれど、お金は出せない……。けれど、とにかく労力は惜しまずに提供します。それでお願いできないかしら」

 

そう言われたら、イエスと言わざるを得ません。
本当に夫婦ふたりとも、これ以上ないぐらい熱心に介護をしてくれるのです。

 

一方、我が家は、夫は建築会社で設計士として働いていて、当時は給料もよく、6人のきょうだいの中でも「成功者」として見られていました。私も勤務していた雑貨店からパートの給料をもらっていたことは確かです。
それでも、中3の息子にこれから学費がかかるというのに、月10万円をひねり出すのは大変なのです。どうしてわかってくれないんだろう――。

 

「もっとこちらの状況を説明して、ちゃんとお金を出してもらいましょう」と夫に言いました。
しかし、きょうだいの冷たい態度に腹を立てた夫は、「もういい! 俺が出せばいいんだろう」と、結局、上4人のきょうだいとは縁を切る勢いでした。

 

夫の気持ちもわかる。私も働いているからなんとかなるだろう。
以来、7年間もお金を出し続けることになるとは思わず、そんな計算も当時は働いていませんでした。

 

次回は、脳梗塞になった義母の様子をお伝えします。

 

*写真はイメージです。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

W・Fさん(女性 60歳)雑貨店勤務
義父亡き後、しばらく義母は元気だったが、交通事故に遭ったことをきっかけに、ケアハウスに4年間入居。その後、脳梗塞で2度倒れ、半身不随、失明。通算7年にわたり夫や夫の妹、そのパートナーとともに4人で介護を続ける。夫のきょうだい6人のうち4人は見て見ぬふりだった。
半身不随をきっかけに特別養護老人ホームに入居し、3年間を過ごす。入院を繰り返すと面会の回数が多くなることが負担に。仕事と私生活をどう両立させるのか、そして金銭的な厳しさが悩みのタネだった。義母は3年前に死去。現在、ひとり息子は家庭を持ち、夫と2人家族。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
●デザイナー・東海大学講師/山崎 正人さん
●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
●エッセイスト・ライター/岡崎 杏里さん
●フリーアナウンサー/岩佐 まりさん
●映画監督/関口 祐加さん
●漫画家/岡野 雄一(ぺコロス)さん
さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<その他の介護 編> 一覧

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す