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訪問介護はイヤ、介護保険のすべてをデイサービスに~介護体験談Fさん3

2017年7月17日

自分ではしっかりしているつもりでも周囲から見ればあぶなっかしい、という高齢者は少なくありません。そんな高齢者が一人暮らしを続けていくためには、たくさんの知恵とサービスが必要になります。その筆頭に上がるのが、介護保険サービス。
F・Wさんは、どのように介護保険を活用したのでしょうか。その内容とFさんの母親の心境をお伝えします。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

「介護サービスを使って友達を増やそう」と提案

image001事故に遭って背骨にヒビが入ってからは、ますます歩行が遅く、歩ける距離が短くなりました。横断歩道では、青信号になってすぐに歩き始めても、渡り切らないうちに赤になってしまうのです。これでは外をひとりで歩くことすらできません。

 

日常の買い物や掃除にも困る身体状況の中、月に1週間は我が家に泊まっているので安心なものの、残りの3週間をひとりでずっとおいておくわけにはいかないな、とますます実感するようになりました。
電話をかけても、寝起きなのかボーっとしていることが多く、どうやら1日中、寝たり起きたりを繰り返し、ほとんど動いていないようなのです。頭も体も使わないからか、どんどん身体状況が悪くなっている気がします。

 

このまま認知症になったらどうしよう……。もっと脳も体も活性化させないと。
それには、訪問介護やデイサービスで人と接することが大切だと友人に言われ、介護保険の申請をしようと考えました。

 

まずは要介護認定を受けなくてはいけませんが、本人が納得しないと難しい。おそるおそる打診してみたら、すぐに「私はボケていないわよ。介護保険なんて必要ないわ」と突っぱねる。予想通りでした。
そこで、「介護サービスを使っていろんな人と知り合えばいいのよ。気が合う人もきっといると思うわ。お友達関係を広げたらいいんじゃないの?」などと母を説得すると、なんとか納得してくれました。

 

認定調査に来てもらい、結果は要支援2。要介護にはなりませんでした。
買い物や掃除、入浴だって心配だし、引きこもり状態なのも問題です。とにかく、母の暮らしを整えないと、と思い、訪問介護をお願いしようとしました。

 

でも、そこでまた拒否。「人にやってもらわなくてもできるわよ」と言うのです。
そのくせ、私にはあれこれ頼む。私だって忙しいのに、とため息が出ました。

 

最初のうちは、デイサービスもいやがっていました。「幼稚園児みたいにお絵かきとか歌とか、そういうのはいやだわ」。
そこで、ケアマネジャーさんが母に合いそうなところを一生懸命に探してくれました。
母は手芸が好きなので、その趣味を活かせる人形づくりなどの手芸、それに生け花をしているところにお試しで行ってみると、とても気に入りました。
要支援だと、せいぜい月に8回程度しか行けませんが、我が家に1週間来るので、その週はデイサービスの必要がありません。8回を残り3週で分けると、1週あたり2回もしくは3回は行ける。毎日ではありませんが、その日は安心です。
デイサービスの方からもいろいろと報告があり、ひとりで家にいるときより、ずっと母の様子がわかるようになったことも、ありがたかったですね。

 

一人暮らしはもう限界なのでは。母を引き取るべきか…

image003その後、要介護1になり、デイサービスをもう少し使えるようになりました。週に4日入れれば、さらに安心だと思ったのですが、母に拒否されました。「私だって家でやることがいっぱいあるのよ」。
家にいたって、どうせ家事もほとんどやらないのに、というのが私の言い分です。
ですが、「行きたくないのに無理に行かせても、いいことはない」とケアマネジャーさんに言われ、しかたなく週3回にしました。それでも、それまでは週2回の週もあったので、以前より少し安心できるようになりました。

 

とはいえ、介護保険を使えて本当によかったと思います。そうでなければ、母はずっと1日引きこもり状態です。活動的だった母が、布団を敷きっぱなしで寝たり起きたりと繰り返すだけの姿を見たくない。
デイサービスで手芸に夢中になったり、季節ごとに散歩に行って、「楽しい」と笑顔で語る母を見ていると、ほっとします。

 

ただ、母も85歳を過ぎると、さらに衰えてきたのがわかるようになってきました。もう一人暮らしは無理なのでは……? 母を我が家に引き取ったほうがよいのでは、と考えました。
結婚して家を出た娘の部屋がちょうどあいていて、そこを使えばいい。夫さえ承諾してくれれば、それが一番安心です。

 

夫も「そろそろ家にきてもらったほうがいい」と言ってくれました。母に提案する前に、タンスや新しい布団をひそかにそろえ、近いうちに一緒に住もうと考えました。

 

最終回の次回は、Fさんの思惑通りにいかない結末をお伝えします。

 

*写真はイメージです。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

F・Wさん(女性 62歳)フラワーアレンジメント講師
愛知県在住。設計士の夫と二人暮らし。ひとり娘は結婚して独立している。母親には75歳のときから1ヵ月に1週間、自宅に泊まってもらうことに。家事をしてもらうという名目で見守りをするが、母子関係がぎくしゃくし、結局母親の一人暮らしのフォローをすることになる。現在母親は89歳。事故にあったこともあり、歩行が困難で50メートル歩ける程度。要介護2。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

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●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
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