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母が事故に!?保険も下りず背中の骨が陥没~介護体験談Fさん2

2017年7月10日

もともと足腰が弱っていた母親が、自宅付近で人にぶつかり怪我を負ってしまいます。損害保険は下りず、医者通いには付き添いが必要になり、出費も重なる。そして母親の歩行状態はますます悪くなる……。
今回は、介護の必然性が増してくる様子をお伝えします。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

歩行困難な母が「人にぶつかって背中が痛い」と…

image001年齢的なこともあり、足腰が弱ってきた母親を、月に一度、自宅に呼び寄せることを始めて6年がたちました。
最初は、我が家の家事を手伝ってもらって少しはラクをしようという気持ちもありましたが、徐々に母の見守りという目的のほうがだんだん大きくなっていきました。

 

というのも、体力はもちろん、少しずつ記憶力も衰えてきているな、と感じていたからです。
電話に出てくれても、私に受話器を渡すときには、だれからの電話だったかわからなくなることも多くなりました。私が留守の間に来た人の伝言なども、聞いて理解をしたつもりでも、私にうまく伝えることができないのです。
記憶の機能が落ちているのかな、と思うことがたびたびありました。

 

それに、少し前には、料理もテキパキと30分ぐらいで何品も作るような人でした。高齢になったこともあるかもしれませんが、手順がうまく踏めなくなったのか、ずいぶんと時間がかかるようになりました。

 

1カ月に1週間であれ、一緒にいるからこそわかる母の衰え。身近で見るのは、私にとっても辛いことでした。
人一倍働き者で聡明だった母なのに……、と思うともどかしく、かといって本人に伝えるわけにもいかず。夫も母のことで何かと我慢しているかと思うと、これ以上母のことを話すのもはばかられます。気持ちを抑えながら、日々を過ごしていました。

 

するとある日、母から電話が。「背中が痛い。動けない。人にぶつかっちゃって……」

 

エッ!? 人にぶつかって背中が痛いなんて、意味がよくわからない。「どういうことなの!?」と問いただしてみても、毎度のことながら要領を得ず、慌てて車を飛ばして母の家に駆けつけました。

 

母の背骨にはヒビが入り、さらに歩行が困難に

image003聞けば、たまには散歩にも行かなくてはと、重い足をひきずって家の外に出て角を曲がったとたんに、高校生とぶつかったのだそうです。
ぶつかった現場の前のお宅には長い階段があって、そこから高校生が階段を数段飛び越してジャンプ。その勢いで激しくぶつかったので、母は勢いよく倒れ、道路に背中を打ち付けたというのです。
痛くて起き上がれない母を、通りかかった人が起こし、家まで連れて行ってくれたとのこと。

 

「それって、交通事故みたいなものでしょう? 警察を呼ばなかったの?」と聞いてみたのですが、すぐに家まで送ってもらったし、その高校生はどこかに行くのに急いでいて、あやまったけれどそのまま行ってしまったのだとか。

 

なんということでしょう! とにかく急いで受診しなくてはと思い、近くの外科に連れて行くと、背骨にヒビが入っているというのです。
場所が場所だけにギプスをはめるわけにもいかず、たびたび受診しながら、安静にしているしかない。入院することもできず、家にいるのなら、私が頻繁に通うことになる。
でも、ケガをしているならしかたありません。その日は母の家の掃除や洗濯をし、2日分ぐらいの食事を冷蔵庫に入れて帰りました。

 

でも、私はケガをさせた相手に対してわりきれないものがありました。高齢者にぶつかって倒れて動けなかったのに、なぜそのまま放っておくことができるの?
実家の近くということは、私にとっても身近なご近所です。ところが、その家の以前の持ち主は引っ越してしまい、ここ数年の間にその土地を買った別の家族が新しい家を建てている。私はまったく知らないご近所さんですし、近所の方に強く抗議することもはばかられる。

 

どうしようかと考えましたが、とりあえずそのお宅を訪ねました。「母が、そちらの息子さんとぶつかって骨を折りました。息子さんから聞いていませんか?」

 

できるだけ穏やかに聞いてみると、その母親は「そういえばそんなことを申しておりました。お宅様だとは知らず失礼しました」と言ってくれました。
後日、菓子折りを持って母のところに来たそうですが、治療費の話などは出なかったようです。何度も病院に通い、私も週に3日は母のもとで世話をしていたので、もう少し何かしてくれても……と思いました。ですが、事を荒立てたくなかったので、がまんするしかありませんでした。

 

以来、母の背中は陥没し、ますます歩きにくそうになりました。これまでは、200メートルぐらいの距離ならなんとか行って帰って来られたのですが、その距離も短くなり、50メートル程度のコンビニに行くのもようやく、といった具合でした。

 

以来、我が家に母が来るとき以外にも、ときどき母の様子を見に行くようになりました。車で30分ほどの距離とはいえ、行けば掃除や洗濯、料理……。
半日以上いることになり、仕事にも支障が出そうです。行ったり来たりで疲れ、家族にグチをこぼすことが多くなりました。

 

次回は、介護保険の申請をするいきさつをお伝えします。

 

*写真はイメージです。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

F・Wさん(女性 62歳)フラワーアレンジメント講師
愛知県在住。設計士の夫と二人暮らし。ひとり娘は結婚して独立している。母親には75歳のときから1ヵ月に1週間、自宅に泊まってもらうことに。家事をしてもらうという名目で見守りをするが、母子関係がぎくしゃくし、結局母親の一人暮らしのフォローをすることになる。現在母親は89歳。事故にあったこともあり、歩行が困難で50メートル歩ける程度。要介護2。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
●デザイナー・東海大学講師/山崎 正人さん
●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
●エッセイスト・ライター/岡崎杏里さん
●フリーアナウンサー/岩佐 まりさん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
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