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義母はサービス付き高齢者向け住宅へ…~介護体験談Eさん4

2017年5月29日

義母の認知症がすすみ、物盗られ妄想が出てきてから、同居生活も難しくなってきたというE・Iさん。家族と暮らす生活が楽しいものではなくなり、妻も疲れて切ってきました。介護とはこういうものなのか、と愕然としたと言いますが……。突然のように新たな展開が訪れました。
最終回の今回は、サービス付き高齢者向け住宅に入居し、介護に大きな転機が表れたEさんの状況をお伝えします。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

長姉が、サービス付き高齢者向け住宅を探してきた

image001物盗られ妄想がひどくなり、娘にまで「盗った」と言い出す義母に、心の底でうらみさえ覚える日々。楽しかった家族3人の生活が遠い昔のように思えます。
お風呂のお湯をケチり、なかなか入らない義母。もしかしたら、水回りが傷んだ古びたお風呂の雰囲気があまりよくないのも原因のひとつかと思い、そろそろ改装したほうがいいのではないかという話になりました。

 

リフォームしたところで、気持ちよく入ってくれるかどうかわかりません。ですが、我々も、ゆっくり清潔なお風呂で疲れを癒したい。そう思い始めたのです。義母の将来を考え、手すりをつけるなど、介護しやすい仕様にすることも大切だと考えました。

 

工事期間はお風呂に入れないし、義母をどうしよう。どこか外の銭湯に連れて行くなど、いろいろ考えあぐねていたら、突然のように長姉から提案がありました。
「実家から車で20分ほどのところに、いい老人ホームを見つけたのよ」

 

老人ホーム? 考えてもいない単語を聞いてびっくりしました。
「この家を守るんだ、この家は私と主人のものだ、文句があるなら出て行って!」と暴言を吐く義母が、この家を出ていく気になるのだろうか。はなはだ疑問です。

 

しかし、長姉はさすが学校の先生です。うまく説明をし、上手にその気にさせました。
「久しぶりにドライブしましょうよ、ステキなマンションの部屋をみつけたの。そろそろ小さな部屋のほうが楽なんじゃないかと思って」と。
そして、私たち家族とともに、見学に行ったのです。

 

そこはサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)といって、比較的元気な高齢者が住むような住宅でした。でも、介護が必要になったら、訪問介護や訪問看護は自分で介護保険を使って頼むことができます。
義母の場合はまだ要介護認定を受けていませんでしたが、いずれそれも受けてもらえばいいわけです。

 

長姉の誘導がうまくいき、義母はとても機嫌よく見学しました。
「ステキな建物ね。こんなマンションに住みたかったのよ」。満面の笑みです。驚きました。こんなに楽しそうな義母を最近みたことがない。これは、住んでくれると確信しました。

 

介護付き有料老人ホームだと、要介護度が高い人が多く、きっと義母は「私はまだ元気よ、あんな寝たきりの人と一緒にしないで!」と叫んだと思います。
けれど、サ高住なら比較的元気な方が多く、自由度も高い。義母にピッタリでした。

 

とんとん拍子に話はすすみ、すぐに入居。結局、風呂場は直さずにすみました。
私たちはもと住んでいた区域にマンションを買い直し、義母の家をあとにしました。姉たちは、「ここに住んでもかまわないのよ、娘さんがまた転校するのも大変でしょう」と言いましたが、いつまでも家族バラバラなのはいやですし、自分の職場にもう少し近いところに早く3人で住みたい気持ちでいっぱいでした。

 

サ高住に入居する義母を訪ねては、食事をする良好な関係に

image003サ高住に住むようになってから2年が過ぎました。
義母は今86歳、以前のような元気すぎる行動はなくなり、穏やかになりました。認知症が進んだのか、表情が乏しくなり、言葉もあまり出ませんが、それでも体はとても丈夫です。

 

私たちは姉たちとともにかわるがわる訪問し、お彼岸の頃には義父の墓参をしてその後に食事をするなど、良好な関係を続けています。あのときの修羅場はなんだったんだろう、と思うほどです。

 

やはり、家族だけで介護するのは大変なのだと、しみじみ思いました。介護サービスを使えばよかったかもしれないし、ケアマネジャーさんに相談してもよかったですね。

 

娘は4年生になりました。当時、義母に盗人扱いされたことは忘れていませんが、「おばあちゃんもイライラしていたんだよ」とあっけらかんと受け止めている。それをうれしく思います。

 

距離があれば、義母のことも親身になって考えられる。今は、健康に気を付けて、長生きしてほしいと思います。やはりサ高住や老人ホームなどにお世話になることは、家族にとっても必要なのだと思う今日このごろです。

 

*写真はイメージです。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

E・Iさん(男性 54歳)研究者
神奈川県在住。夫婦ともに大学や企業の研究者であるEさん夫妻。しかし、埼玉県に住む妻の母親が、風呂場で転倒。以後あまり歩けなくなる。料理の食材の買い出しにも事欠く中、やむを得ず一家で埼玉県に移り住む。Eさんは職場の関係で週に4日は神奈川県で過ごす生活。認知症が進んだ義母には物盗られ妄想があり、あろうことかEさんの娘を集中攻撃。家族3人が泣く日々を送る。見かねた姉がサービス付き高齢者向け住宅を探し、2014年に入居。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

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●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<その他の介護 編> 一覧

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