有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』 …著者 北原佐和子さんのインタビューつき|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』 …著者 北原佐和子さんのインタビューつき

2016年3月23日

1■書名:女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ
■著者:北原佐和子
■発行:飛鳥新社
■出版年:2014年12月

 

 

>>『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』の購入はこちら
 

 

 

 

 

 

 

 

声のかけ方で、高齢者の心がやわらぐ

『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』より

『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』より

高齢者を介護しているときに、こちらの言い方ひとつで意固地になってしまったり、怒ってしまったり、逆にシュンとして黙り込んでしまったり。声のかけかたの難しさを感じることは、よくあることだ。いったいどう言ったらわかってもらえるのか、と悩むことも多いはず。そんなときに、本書をぜひ読んでいただきたい。

 

北原さんは、女優業と同時に、デイサービスや認知症型グループホームで10年近くも勤務してきた。福祉に興味があったというものの、最初のうちは、高齢者とのコミュニケーションに戸惑ったという。しかし、あるときから、北原さんは気づいたのだ。「介護側の都合で物を言ってはいけない。利用者さんの気持ちに寄り添ってこそ、相手は心を開いてくれる」と。以来、相手の立場に立った声かけを実践している。

 

食べるのが遅くてイライラして、「さあ、早く食べて」というのは×印。食べる気をなくしてしまっていたら、「おいしそうですね!」と何度でも前向きに声をかけるのだと言う。トイレ以外のところで排便してしまったときは、「ああ、ダメじゃないの!」と言いがちだが、「出てスッキリしましたね、よかったですね」と。

 

相手のことを否定しない、介護側の都合を優先しない。なかなかできることではない、と思ってしまうかもしれない。しかし、北原さんは言う。

 

「自分にあてはめて考えてみてください。ゆっくり食べたいときに『早く食べなさい』と言われたくないし、トイレで失敗してしまったときには、一番ダメだと思うのは自分自身ですよね」。その気持ちを分かった上で、自尊心を傷つけない言い方を考えるのだ。

 

それは、単純に「言葉の遣い方をあやつる」のではない。根底には、高齢者を敬う心、今、目の前にいる人を「チャーミング」と思う気持ち。気持ちの表現が、言葉になっている。

 

食事やトイレ以外にも、入浴や朝晩の声かけ、相手の話を注意深く聞く“傾聴”についても書かれている。『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』より

食事やトイレ以外にも、入浴や朝晩の声かけ、相手の話を注意深く聞く“傾聴”についても書かれている。『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』より

在宅生活の高齢者が、「お金を盗られた!」と騒ぐのはよくあること。お嫁さんなどに、「あんたが盗ったんでしょう!」と言い放つことがあり、周囲の人は傷つき、うらむ。しかし、考えてみてほしい。高齢者はお金を稼ぐことができず、貯金が目減りしていくのをじっと見ている人がほとんど。想像していたより手持ちのお金が少ないとなれば、不安や恐怖が増して、つい人のせいにしたくなる……。「そうそう、わかる」と、北原さんは寄り添い、こんな言葉をかけるのだ。「それは辛いですね。一緒にさがしましょうか」。お見事! としか言いようがない。女優だからこんな役目ができる? いやいや、だれでも相手の立場に立てば、きっとできるはず。

 

人間は、だれでも至らないところがあるもの。至らなさを指摘するのではなくて、一緒に心配したり、励ましたり、喜んだり。そんなふうに寄り添ったら、寄り添うほうも幸せ。「介護されてハッピー」「介護してハッピー」な関係を築けたら、介護は自分にとってかけがえのない体験になる。

 

このほか、シチュエーション別に、たくさんの「声かけ」の実例が示されている。片端から読んで、高齢者に「寄り添う」ことの尊さを感じてほしい。

 

○●○ 著者ミニインタビュー ○●○

この例を参考にご自分らしい
「声かけ」の言葉も作り出してください

4介護施設で働いていると、さまざまな個性を持った利用者さんがいらっしゃいます。どうしてもお風呂に入っていただけない、トイレにも行っていただけない方もいます。そんなときに、どうしたらいいか。先輩の介護職員の行動なども参考にさせていただきながら、自分なりに考えて実践してきた「声かけ」の実例を、この本でまとめてみました。

 

でも、「言い方のマニュアル」をお伝えしたいのではありません。信頼関係を築くために、どんな気持ちでどんな声かけをしたらいいのかの例をお伝えしています。

 

実は、こうやってお声がけしても、ノーと言われたことも何度もあります。この本を読んで同じようにしても、すべてがうまくいくわけではありません。ただ、高齢者の方の予想もしないような行動や言葉に悩んだとき、この声かけの例を知っていれば、みなさんの力になると思うのです。引き出しをたくさん持っていれば、少し安心できますよね?

 

特に、在宅での介護は精神的にも肉体的にもつかれます。そんなとき、元気な声かけができたら、自分を奮い立たせることもできそうです。適切な声かけは、お相手のため、そしてご自分のためでもあると思うのです。

 

私の例を参考にして、ご自分らしい声かけの仕方を考えてください。それが、高齢者の方々の、そしてみなさんの幸せにつながれば、本当にうれしく思います。

 

著者プロフィール

北原佐和子(きたはら・さわこ)さん
女優・介護福祉士。高校在学中に「ミス・ヤングジャンプ」に選ばれ、芸能界へ。80年代のトップアイドルとして活躍した後、映画、ドラマ、舞台に活動の場を広げる。2007年にホームヘルパー2級の資格を取得し、介護の仕事を始める。現在も芸能活動を続けながら、介護福祉士として現場で働き続ける。介護関連の講演活動にも精力的。また、ボランティア活動「プレシャスライフ心の朗読会」代表として、学校等でいのちと心の朗読会を行っている。

 

*北原佐和子さんに「介護の仕事を始めたキッカケ、介護職から見た良い老人ホーム」について伺ったロングインタビューを、こちらに掲載しています。

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す