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実母と義母が認知症に。家族の関係に変化が?~介護体験談Yさん2

2015年11月30日

実父母と同居しつつ、いざとなったら義母も迎えられるように、と家を準備していた娘のY・Hさん。実際に義母の健康が優れなくなり、3世帯が同居するようになります。実母と義母は仲が良かったはずですが、いざ同居してみたら……。間に入って奮闘するYさんの様子をお伝えします。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

突然の高熱で車椅子になった義母

2_12009年の年が明けてすぐ、義母から電話がありました。「私、急に歩けなくなった。腰が抜けて立てないの」。びっくりして義母の家まで駆けつけました。義父が亡くなって17年、ひとりでなんでもこなして生活してきましたが、ついに……。当時、義母は80歳。やはり、80代になると弱ってくるのだな、と実感しました。近所の人に助けられて、なんとか部屋の椅子にすわっていましたが、憔悴(しょうすい)しきっていました。

 

病院に行って、よく調べてもらうと「いずれ脳梗塞になるかもしれないが、今はそれほど危険でもない」というような診断。ほかに特に問題となる点はないとのことでしたが、とにかく歩けなくなっては大変なので、私が付き添って、公園で歩く練習をしました。

 

歩いて体を動かして、少し元気になったかな、と思ったのですが、半年後、高熱が出て、それとともにまた歩けなくなってしまいました。急いで病院に連絡し、入院。検査をしましたが、なぜ歩けなくなるのか、原因がわかりません。高熱の原因は、尿路感染症。体力が弱っているのですね。抗生物質を使って尿路感染症は治したのですが、歩行はできるようにならず。結局退院のときは車椅子となり、要介護2になりました。

 

そうなれば、一人暮らしはもう無理です。義母とはいずれ同居すると思っていたので、退院後は家に来てもらいました。要介護認定調査を受けたとき、「少し認知症もあるかもしれません」と言われてショックを受けましたが、一緒に暮らしてみると、やはり認知症だな、と思うことがしばしばありました。曜日や今いる場所がわからない、人の名前もなかなか出てこない。これから大変だな……。不安な気持ちになりました。

 

それと前後して、実母も認知症になりました。母の認知症は妄想や幻覚もありました。生来潔癖症で汚いのが大嫌いな母です。食器も何もかも「汚いんじゃないか」と疑い、チェックする。やりきれない思いでした。

 

その潔癖性の妄想は、人間関係にも及びました。義母が来ると、「あの人とお父さんは不倫している」と言い出したのです。あんなに仲が良かったのに、母が義母を見る目は鋭く、まるで汚いものを見るようでした。父は何度も「違う」と説明しましたが聞く耳を持たず、父と義母が顔を合わせないようにするしかありませんでした。それには、義母を外に出すことだ、と思い、デイサービスに行ってもらうことにしました。

 

同じ家に住んでいる人を憎む母。認知症がそうさせるのだろうか……。悲しくなりました。

 

もう同じ部屋で寝たくない!

2_2しかし、トラブルはそれだけでは終わりませんでした。
前々から肺が悪かった父が肺がんになり、闘病の末に亡くなったのです。父を失った母は悲嘆にくれ、寂しがりました。寝る時に父が横にいないのが寂しいようなので、かねてから父とベッドを並べていた1階リビング横の部屋に、義母のベッドを入れました。

 

父がなくなったことで、母と義母はいさかいの種がなくなり、仲が良かった頃の関係に戻っていたのです。父のいない寂しさはありましたが、家の雰囲気が良くなったのは救いでした。それに、ふたり同じ部屋で寝かせたほうが、私も介護がラクだったのです。

 

最初はよかったのです。母も寂しさが紛れ、落ち着いてきました。ところが、義母の認知症がひどくなってきました。そして、2010年11月、私が仕事から戻って義母に「ただいま」と言うと、義母は虚ろな表情。目の焦点も合っていません。また高熱が出ていて「サルが空を飛んでいる」などと、わけがわからないことをいいます。あわてて救急車を呼び、入院しました。

 

熱が下がり、3日後には退院したのですが、また一段階、弱ってしまったようでした。今回は特に、認知度に大きな変化がありました。以前からオムツを使っていたのですが、オムツの中で大便をもらしてしまうと、気持ちが悪いのか脱いでしまい、その便をところかまわずつけてしまうのです。母のベッドにも……。母が怒るのも、しかたがないのかもしれません。しかし、母が義母に投げつけた言葉はひどいものでした。

 

「だれの許可でここにいるのよ!」

 

義母は深く傷つき、長年の仲良しの関係も終わりました。私は義母のベッドを2階に上げました。以来、母は1階、義母は2階で過ごし、ほとんど顔を合わせることはありません。母も週3回、デイサービスに通い始めましたが、もちろん義母とは別のところを探しました。その後、義母の部屋は悲惨な状態になり、私は羽毛布団を6枚捨てました。
そして、夫もまた、そんな自分の母の様子を見ながら、複雑な親子関係になっていきました。

 

次回は、義母と夫との関係に迫ります。

 

*写真はイメージです。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

Y・H さん(女性 65歳)パート職員
埼玉県在住。24歳で結婚し、出産後に父母と同居。6年ほど前に、実母の認知症が発覚する。ほぼ同タイミングで、急に歩けなくなった義母も同居。一時は3人の世話をし、実父が肺がんでなくなった後は、実母と義母を在宅介護している。週に3回、実母と義母はデイサービスに行き、Yさんは近くの養護老人ホームで家事介護(洗濯・掃除など生活の援助)の仕事をしている。ひとり息子は現在40歳。Yさんは、孫の送り迎えや夫の世話なども継続している。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
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●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<その他の介護 編> 一覧

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