有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

介護が必要な父の貯金は十数万円!頼みの綱は役所~介護体験談 Mさん 2|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

どうなる?一人暮らしの認知症ばーちゃんの今後~漫画★孫娘のガチンコ介護

6月20日

どうなる?一人暮らしの認知症ばーちゃんの今後~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

介護が必要な父の貯金は十数万円!頼みの綱は役所~介護体験談 Mさん 2

2015年8月10日

長年の不摂生で心臓や肺を悪くしている長崎在住の父親を気にしつつ、首都圏で生活していたMさん。その衰弱ぶりを伝えてきたのは、父親の親しい女性でした。衝撃を受け、長崎まで飛んでいくと、想像以上に弱っています。介護体験談2回目の今回は、当地でのM・Tさんの奮闘をお伝えします。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

間質性肺炎にかかっていることが判明

2_1父親の親しい女性からの電話で、父が衰弱していることを知り、家族を残して私は長崎に飛んでいきました。さすがにその親しい女性の家で会うわけにいかないと思ったのか、父は実家の居間に布団を敷いて寝ていました。

 

私が家に着くと、せきをしながら起き上がって、「おう」と挨拶するのですが、その姿を見て驚きました。こんなにやせている……。父の親しい女性は電話口で、「下痢がひどくて、普通の食事ができません。ここのところ、ずっとおかゆを食べています。近くのクリニックには連れて行きましたが、大きな病院に連れて行くべきだと言われました。それはご家族に連れて行っていただきたいです」。たしかに、父のやせた姿をみると、その必要性が伝わってきます。

 

取るものもとりあえず、翌日、総合病院に連れて行きました。レントゲンを撮り、検査をしたところ、「たぶん間質性肺炎でしょう」と医者は言うのです。前立腺がんの進行を気にしていた父親は、別の重篤な病気もあることがわかり、呆然としています。

 

その医者が言うには、間質性肺炎は、肺の間質という部分が炎症を起こすのですが、原因不明のことが多く、治療しにくいのだそうです。症状が進むと、肺が固くなって呼吸不全になることもある、と聞いて、身が凍る思いでした。もっと早く気づいてあげればよかった……。ここ2年ほど、埼玉の家に呼ばず、健康診断も受けさせていないことを悔やみました。

 

病院で待たされ、すっかり疲れきった父は、家に帰るなり布団に潜って眠ってしまいました。その居間を眺め、「なんてひどいところに住んでいるんだろう」と、ため息が出ました。母が生きていた頃には、古いながらもきちんと手入れがされ、掃除も行き届いていた居間。調度品が飾られていた空間は、幼い頃、友達を呼ぶと、「うわぁ、すごい豪華!」と驚かれ、自慢でもありました。あれから30年以上たち、手入れの行き届かない部屋は埃だらけ、カビだらけ。天井も傾いているのではないかと心配になります。こんなところにいたら、ますます病気がひどくなる。そう思うものの、ほかに行くあてもありません。

 

検査の結果は、やはり間質性肺炎でした。そして、医者からこんな宣告を受けました。「前立腺がんのこともありますが、それより心配なのは、やはり間質性肺炎のほうですね。言いにくいのですが、今の生活をキープできるのはせいぜい2、3年でしょう。もしかしたら、もっと短いかもしれません。くれぐれも痰を喉につまらせないように注意してください。一人暮らしの限界も近いと思いますよ」。

 

そうか、それなら老人ホームを探すことになる? しかしそれは、簡単ではありませんでした。父には、お金もないことがわかったのです。

 

預金通帳には十数万円しかなかった

2_2今後の診療や、近い将来の老人ホームへの入居を考え、父の預金通帳を見てみたのですが、十数万円しかありませんでした。母が亡くなったときにはそれなりの遺産があったはずですが、長い時間を経て、こんな結果になったのです。そのほかの収入といえば年金ですが、自営業なので、月々8万円程度です。隣の家に貸している駐車場の家賃を入れても10万円そこそこ。田舎でも、グループホームなら「月15万円ぐらい必要、もちろん、数十万円の入居金もいる」と聞いて、絶望しました。もちろん、我が家も受験だ、家のローンだで、火の車。私に出せるお金といえば、せいぜいへそくりの中から10万円程度です。

 

治りにくい病気を抱えた81歳の父は、お金もない。娘の私は、遠方で暮らしている。いったいどうすればいいのだろう……。当時は介護についての知識もなく、途方にくれました。思い余って、長崎に住む同級生に電話をすると、「私も詳しくなくて、ごめんね。とにかく、役所の福祉関係のところに行って相談してみなよ。何か教えてくれると思う」

 

翌日は、朝から役所に行きました。地域包括、成年後見人……。聞いたこともない言葉がどんどん出てきて、正直、半分ぐらいしか理解できませんでした。でも、とにかく要介護認定を受けることがスタートライン。そう聞いて、無理を言い、私が滞在している間に、認定調査に来てもらうことにしました。

 

もう少しここにいて、父の様子をみながら、今後のプランを練りたいところです。でも、高校生の娘もいる家庭を、これ以上放り出すわけにはいきません。親しい女性のことを頭に浮かべ、「あいつに世話してもらうから」と言う父。その言葉に腹立たしさを感じながらも、そうしてもらうしかない自分。帰りの飛行機で、いろいろ考えるうち、涙が溢れました。

 

次回は、少ない予算で入れる老人ホームを探すMさんの姿をお伝えします。

 

*写真はイメージです。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

M・Tさん(女性 57歳)コールセンター勤務
埼玉県在住。故郷・長崎県で大学時代を過ごし、上京した直後に母親が死亡。母より5歳年下の父は、悲しみながらも数年後には知人から紹介された女性と同棲しているらしいと知る。そのことにあまり触れずに父を年に数回呼び寄せては世話してきた。3年前、父が81歳のときに、長くわずらっていた前立腺がんが末期の状態に。ひとりで暮らせない父親を呼び寄せるべきか、故郷の老人ホームを探すべきか、父の少ない資産をもとにして決断を迫られる。埼玉の自宅には夫と24歳の会社員の息子、大学生の娘がいる。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
●デザイナー・東海大学講師/山崎 正人さん
●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
●エッセイスト・ライター/岡崎杏里さん
●フリーアナウンサー/岩佐 まりさん
●映画監督/関口 祐加さん
●漫画家/岡 野雄一(ぺコロス)さん

 
さまざまな介護体験を語っていただいています
→ 介護体験談<親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<その他の介護 編> 一覧

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●老人ホーム入居にまつわる、さまざまなお悩みにお答えしています → 入居のお悩み相談室
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームをお探しならこちら

↓ ↓ ↓
老人ホームを検索する

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す