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介護疲れで入院した私。その時、娘から意外な助けが~介護体験談 Mさん3

2015年5月25日

介護をしていて、一番大変なのは、自分の健康があやうくなることです。長年の疲れがたまったM・Iさんは、緊急入院。しかし、折悪しく認知症の母親も入院――。何もしてあげられないもどかしさと、介護に腰が引けている姉への不満。彼女のストレスはピークに達します。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

アナフィラキシーで呼吸困難になった

3_1母が76歳で認知症になってから、7年半ほど過ぎました。母は徐々に症状がすすみましたが、とても穏やかで笑顔の多い人になりました。頑固だった父も、家の中に人が入ったり、母がデイサービスに行くことを認めるようになり、老夫婦の生活は安定してきていました。

 

私は相変わらず、父母の家に週に2回ほど通い、予備校での非常勤講師の仕事もこなしました。もともと教育事業に携わっていたものの、講師の職を得て予備校生に関わると、この仕事に意欲的になり、生徒からも予備校からも評価されるようになりました。子どもたちは成人し、手がかからなくなり、50代に入りましたが、仕事人としても花開きたいと思うようになりました。

 

しかし、仕事が忙しくなり、コマ数が増えるにつれ、同僚からの嫉妬を受けてしまいました。うまく受け流せばいい、と思っていたのですが、介護も仕事もで、疲れもたまっていたのかもしれません。根も葉もない中傷を受けた後、突然、息が苦しくなり、職場で倒れてしまいました。

 

病院からは「アナフィラキシー」と診断されました。食物アレルギーの中で最も重症といわれ、短時間で急激な症状が出るので、命を落とす人もいると聞いて、青くなりました。病院のベッドで「しばらく安静にしているように」と言われ、目を閉じかけたところで、バッグの中で携帯が鳴っている音がしました。父からの電話です。いやな予感がして、コールバックしてみると、「かあさんがデイサービスで転んで骨折したらしい。病院に運ばれた」と言うのです。

 

万事休す。医師からは「今ベッドを離れるのは絶対にダメ」と言われ、姉には例によって連絡がつきません。父は最近、足腰が弱って、ひとりでは出かけられないのです。夫は出張中、就職して間もない子どもたちに頼むわけにもいきません。

 

娘が私の代わりに動いてくれて

3_2なぜ、姉はこんなときも電話に出ないのだろう。何度もメールしても、返信はありません。思い余って会社に電話をしたのですが、外出中とのこと。

 

「本当に使えない!」 そう叫ぼうとしたときに、娘からメールが入りました。「上司に事情を話したら、今日は早退してもいいと言うので、おじいちゃんの家に向かっています。これから何をしたらいいのか、病気なのに悪いけれど、私に指示して」。

 

涙が出ました。小さいころは甘えん坊だった娘が、こんなふうに助けてくれるなんて。ほどなく、実家に到着した娘から、連絡がありました。母の持ち物を多少なりともまとめて持って行ってもらうこと、タクシーを呼ぶことを頼み、入院手続きや病院ですべきことなども教えると、社会人になったからか、素早く理解して行動に移してくれました。「あとは大丈夫。本当に困ったときだけ連絡するから、ママはしばらく眠ってね」

 

一週間後、退院するとすぐに、母の病院に向かいました。まだめまいがしますが、そうも言っていられません。大腿骨骨折だと聞いていたので覚悟はしていましたが、医師からは「気の毒ですが、手術はしましたが、歩くようになるのは難しいかもしれません」と説明を受けました。この病院で2ヶ月ほど経過を見て、期待が持てないようなら、リハビリ病院に転院するのが得策だと言われました。

 

80代半ばまで続けてきた在宅での生活も、母はついにあきらめる時が来ました。一度転院はするものの、もしかしたらこの先、病院を出られないのかもしれません。また、残された父の生活をどうしたらいいのか。介護が、最終段階に向けて進み始めたのを感じて、また胸が苦しくなるのではないかと、心配になりました。

 

次回、4回目はクライマックスです。M・Iさんは、お母様の未来に思いを馳せます。

 

*写真はイメージです。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

M・Iさん(女性 53歳)塾講師
東京都在住。夫、社会人の長男・長女がいる。車で20分ほどの実家に85歳の父親がいる。84歳の母親は8年ほど前から認知症を発症し、デイサービスに通っていた。半年前に骨折し、現在はリハビリ病院に。急速に衰えていく母親に心を痛めながらも、病院から自宅に戻ることはないだろうと予測している。ひとり残した父親も気がかりである。2歳上の姉と協力して介護をすることになっているが、知らず知らずのうちに負担が増え、無責任な姉との間で衝突が起きる。介護が深刻になると勤務していた予備校を一時休職。現在は復職している。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
●デザイナー・東海大学講師/山崎 正人さん
●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
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→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<その他の介護 編> 一覧

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