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同居したとたん、母の認知症のきざしに気づいて~介護体験談 Eさん 1

2014年11月24日

介護は「大変」なものですが、体験することによって、介護する方への思いが深くなり、介護者ご自身にも大きな気づきが与えられ、人生観まで変わってしまうことがあるようです。今回の「私の介護体験談」では、認知症のお母様と二世帯同居し、最期までを看取った、神奈川県在住のE・Mさんに話を伺いました。認知症になったご自分を悲しむお母様に寄り添い、なぐさめ、ときには苛立ち……。そんな中で多くのことを得た、と言います。その5年間の歴史を、語っていただきました。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

食事の味がおかしい…認知症のはじまり?――

1_1土地を購入し、念願の新居を構えることになったのが、7年前。手狭な借家住まいの頃から、「広々としたリビングがある家に住みたい」というあこがれがあり、不動産関係の仕事をする夫があちこち工面をし、夢をかなえてくれたのです。おまけに、「そろそろ二世帯同居したほうがいいんじゃないか?」と、私の両親の部屋も準備してくれて。うれしさがこみあげました。

 

私はリビングを使って、以前から手掛けていた美容の仕事を始めました。以前は小さな部屋を借りて、エステやメイクを教えていたのですが、内装に不満があった上に家賃などの経費もかかってしまって。それが「自宅エステサロンの開業」となれば、通う時間も経費も節約できますし、自分好みのインテリアの中で、お客様にくつろいでいただける。これまでのお客様にお話しするとみなさん喜んでくださり、物事がすべてよい方向に進んでいるような、そんな気さえしました。

 

同居の半年ぐらい前になると、家の打ち合わせなどで両親と話す機会が増えてきました。そんな中で、父が「最近、母さんの作る料理が、どうもおいしくないんだよなぁ」などと愚痴を言うことがありました。当時、母はまだ74歳。コーラスのサークルなどに通っていて、元気そのものです。それなので、私は父に対して、「何わがままなこと言ってるのよ。ずっと主婦業をがんばってきたのだから、少しぐらい家事に手を抜いても大目に見てあげて」などとたしなめていました。

 

ところが、同居してから、少しずつ「あれ?」と思う母の行動が目につくようになりました。同じことを何度も繰り返して言う、買い物に行っては、買うべきものと違うものを買ってくる。夕方、私たちのリビングに来て話していると、「さあ、そろそろ帰らなくちゃ」と、自分たちの部屋でなく、外に出ようとするのです。「何言ってんの、お母さんの家はここでしょ?」と言うと、「あらやだ、そうだったわ」と、あっけらかんと笑っていたのですが……。

 

帰り道がわからない、そしてついに大金をなくして

1_2そのうち、生活にも支障をきたすようになりました。メガネやバッグなどの探し物はしょっちゅうなのですが、そのうち保険の契約書、互助会の約款など大事なものがなくなるようになりました。コーラスを習いに行くのはいいのだけれど、帰りがとても遅くなり、心配していると、「帰り道がわからなくなっちゃって」と。私も仕事に専念するわけにもいかず、母の世話に時間を割くことが多くなってきました。

 

財布に入れておいた現金をなくすのはしょっちゅう。そして決定的だったのは、銀行からおろしたばかりだという30万円がなくなってしまったことです。おろしたというのは勘違いで、実はおろしていないんじゃないか、と最初はみんな、思っていました。「まさか、30万円をその日のうちになくすなんて、ありえないよ」と。しかし、銀行に問い合わせると、たしかにお金は引き出されているのです。「どこに置いてきちゃったの? 手がかりを教えて」と言っても、母は困った顔をするばかりです。きっと、おろしたお金は、銀行の封筒に入れたままです。封筒に名前も書いてないのですから、だれでも持っていけます。結局、お金が出てくることはありませんでした。

 

これは、認知症だ……。数年前から夫の母が認知症になっていて、似たような行動がたくさんあったのです。たぶん間違いはないでしょう。
天にも昇るような気持ちで始めた新居での生活、親との同居が、いきなり灰色になって重くのしかかってきました。

 

次回は認知症と診断され、別の病気も見つかり葛藤する様子をお伝えします。

 

*写真はイメージです。

 

*この体験談の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

プロフィール

E・Mさん(女性 55歳)主婦
神奈川県在住。7年前、家の新築とともに両親と二世帯同居することになり、同居するとすぐに、母親の認知症が発覚。当時74歳だった。76歳の父親も持病を抱えていた。中学1年生の長女、高校1年生の長男、夫との平穏な暮らしに大変化が起きる。はじめたばかりの自宅での美容の仕事も休止せざるを得なくなった。悩まされたのは、父親とのバトル。激しく怒鳴り合った後、もっと激しく落ち込む母親に寄り添いながら、自らも体調を崩していった。

 

介護体験談はこちらの記事も参考に

私が思う「良い老人ホーム」より
●デザイナー・東海大学講師/山崎 正人さん
●モデル・タレント・ビーズ手芸家/秋川 リサさん
●フリーアナウンサー/町 亞聖さん
●エッセイスト・ライター/岡崎杏里さん
●フリーアナウンサー/岩佐 まりさん
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さまざまな介護体験を語っていただいています
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→ 介護体験談<義理の親の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<妻・夫の介護 編> 一覧
→ 介護体験談<祖父母の介護 編> 一覧
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