有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

介護が原因の熟年離婚が増えている? ~データで見る 親の介護事情13|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

介護が原因の熟年離婚が増えている? ~データで見る 親の介護事情13

2016年3月10日

image113回目を迎えた、“親の介護の最新事情”がわかるシリーズ企画。介護に関わるさまざまな情報を、データを通じて客観的に見ていきます。

 

前回は会社が従業員に対してどのように「仕事と介護を両立させる対策」に取り組んでいるかについて探ってみました。
今回は、「介護離婚」について探ります。

 

 

「年金分割制度」が“熟年離婚”を後押し

肉体的にも精神的にも負荷のかかる介護。「義理の親の介護までしたくない」「配偶者が介護を手伝わない・理解しない」など、夫婦の間で親の介護が原因となって不仲となり離婚を選択する、いわゆる“介護離婚”が増えているといわれています。

 

では、実際に離婚件数はどうなっているのでしょうか。下の図をご覧ください。

 

*厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)」平成26年<クリックで拡大>

*厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)」平成26年<クリックで拡大>

 

表は、同居期間別に離婚件数を表したものです。親を介護する年代と考えられる同居期間20年以上の“熟年離婚”の件数は、平成23~26年は3万8000件前後で推移しています。

 

では、離婚率ではどうなっているのでしょうか。下の図をご覧ください。

 

*厚生労働省「離婚に関する統計」平成21年<クリックで拡大>

*厚生労働省「離婚に関する統計」平成21年<クリックで拡大>

 

同居20年以上の離婚率(図の黒い点線)は戦後ゆるやかに増加を続け、平成に入ったあたりからは17~18%と、高めの数字で安定的に推移しています。

 

離婚件数が大幅に増えているというデータは見られませんでした。しかし、離婚問題を扱う法律事務所などによると、介護が原因での離婚は、増加傾向が認められているとのことです。
離婚を切り出すのは妻側が圧倒的に多いといわれていますが、平成19年4月より「年金分割制度」(離婚時の厚生年金保険の分割制度)が施行され、夫の年金の一部を受給できるようになったことが後押ししているといえそうです。

 

“介護を理由に離婚”という不幸な結果になる前に

image4離婚の理由として、「介護が原因」がどのくらいの割合を占めるかのデータは明らかになっていませんが、介護を理由にした離婚は、成立するのでしょうか?

 

離婚が認められるのは「婚姻を継続しがたい重大な事由がある」場合。主観的には「夫婦が婚姻を継続するという意思を失っている状態にあり、夫婦における共同生活を回復させることがすでに不可能である状態」。客観的には「社会通念上、婚姻関係を修復させることが困難、または不可能な状態」と定義されています。

 

まずは夫婦で介護の困難な状況について話し合い、解決策を見出すことが求められますが、そうした努力を重ねても改善できず、上記の主観的および客観的な状態が認められれば、離婚は成立する可能性は高いと考えられます。

 

介護という大きな問題を抱えた上に、離婚という大問題まで派生させてしまうことは、非常に不幸な状態ではないでしょうか。そんな状態に陥らないためにも、親が要介護状態となる前に、そうなった時のためにどうするか、夫婦で考えておく必要があるといえるでしょう。

 

<構成・文:髙橋光二>

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す