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「老人ホームに入れた」と罪悪感を持つ必要はない~在宅医・井上医師4

2017年7月4日

介護の現場では、医師はピラミッドの頂点に存在し、看護師や介護職はその指示をあおぐ、というスタイルが多いものです。しかし、在宅医の井上医師は他職種とフラットな関係を築くことを理念としています。
よい連携がよい介護を、そして看取りを実現する――。そんな井上先生の熱い思い、そしてご家族にもしていただきたいことを、この最終回でお伝えします。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
井上 貴裕さん(いのうえ・たかひろ)さん 祐ホームクリニック 吾妻橋院長
image001名古屋大学医学部卒業後、同大学白血病内科にて研究と臨床を行う。東海大学にてガンの研究のため、遺伝子組み換えのモデルマウスを作り、さまざまな病気に携わる。このときに認知症のマウスが作れないことを知る。
アメリカのがんセンター教授を経て、2002年から2014年まで理化学研究所員として研究に没頭するが、在宅診療の深さに目覚め、転身。別の在宅診療所院長を経て、現職に。24時間365日の診療を掲げ、当直もこなしながら地域医療の発展を目指している。

 

医師と連携がとれる介護職のいる老人ホームが良い

――老人ホームなどの介護の現場では、多くの専門職が関わっていると思います。井上先生は介護職などと、どのような関係性を築いているのでしょうか。

image003医療の世界はどうしても、ピラミッドの頂点に医師が君臨するようになってしまう。しかし在宅診療、あるいは老人ホームでの診療はそれではだめなんです。
我々医師が患者さんに会うのは、月にせいぜい2回、診療の時間だけ。ですが、訪問介護や施設介護の介護職の方々は日々利用者さんに接しています。より利用者さんのことをよくわかっているのは、介護職の方です。在宅なら家族もたくさんの情報を持っています。
正しく診断するためには、介護職や家族の方々のお話を真摯に受け止めなければなりません。

 

最近はひとりの利用者(患者)さんに、たくさんの専門職が関わります。介護職、看護師、医師、理学療法士や歯科医師、栄養士、その他たくさんの専門職が関わる場合もあります。
ADL(日常生活動作)が落ちてきている利用者さんに、なんとか体を動かして拘縮(関節の動きがかたくなること)を防ぎたい、食べやすい食品を選んで調理し、栄養をとってもらいたい。そんなニーズに、専門職が応えてくれます。

 

医師だけでは患者(利用者)さんを元気にすることはできません。特に老人ホームであれば、患者さんの健康は、介護職の適切なケアによって保たれます。
私や、私の周囲の熱心な医師は、他職種とフラットな関係になりたいと思っています。医師に意見は言いにくいかもしれませんが、介護職のほうが遠慮してフラットになれないようだと、とても残念です。

 

そのためには、介護職は医療のことがわからないと、看護師や医師に対して萎縮してしまう。医療の知識を持った介護職が多数いるホームなら、医療職とのいい関係を保つことができ、結果的に利用者さんの大きなメリットになると思います。

 

また、在宅の場合は、家族が介護に疲れてしまっては意味がありません。医療職や介護職が持てる技術や経験を活かし、家族と連携しながら不安を少しでも取り除き、ほっとさせてあげたいと思いますね。

 

老人ホームは利用者の「家」でありたい

――老人ホームでは、最近、看取りをするところが増えてきました。井上先生は、ホームでの看取りをどう考えていますか?

image005政府は「最期まで自宅で」という言い方をしますが、私は老人ホームも利用者さんの「家」だと思っていますし、家でなければなりません。
ご家族は、「介護に疲れて、老人ホームに入れてしまった」などと考える必要はない。逆に言えば、「入れておしまい」でもありません。
老人ホームという家で生活をし、年齢を重ね、最期を送ると考えれば自然なのではないでしょうか。

 

どこで最期を迎えるかについては、ご自身とご家族の考え方によると思います。どれがいいとか悪いとかいう問題ではありません。
ちょっとした体調の変化でも病院に搬送するのか、できるだけホームで様子をみてもらうのか、その意向ぐらいはかためておくといいでしょう。

 

私は、特別養護老人ホームなどで看取りの医師を担当したいと思っています。特養には配置医師(第2回参照)がいてなかなか難しいですが、ボランティアでもいいので、関わりたいと思っているのです。

 

ただ、介護職が看取りに慣れていないと、死に直面してショックを受けてしまう場合があります。老人ホームの研修などで、介護職も医師や看護師と看取りの意識を共有しているようなホームだと良いと思いますね。

 

――井上先生がもし老人ホームに入るなら、どんなところに入りたいですか?

私が在宅医をしている有料老人ホームがあるのですが、そこがいいなぁ、と思いますね。スタッフがみんな明るくて、楽しそうに仕事をしています。
施設長がスタッフにイベントの企画を任せていて、それぞれにおもしろいイベントを開催していますね。2つのチームに分けて、いい意味で競い合わせたり。演歌歌手が来た時には、利用者さんがとてもワクワクしていたのが印象的です。壁にも積極的にいろいろな飾りをつけて、楽し気な雰囲気を出しています。
このホームでは、10年間、スタッフがだれもやめていないそうです。

 

また、食事のときにはスタッフが総出で、食事介助に入ります。重度の利用者さんだと、食事の時にしか起き上がっていないことがありますし、咀嚼力、食欲、姿勢保持の度合などもわかります。利用者さんの健康チェックのためにいいということで、食事の時間を大事にしているんですね。

 

施設長がスタッフも利用者さんも、家族同様に扱っている。それがいい空気を作っているのだと思います。やはり、老人ホームは利用者さんにとって、「家」でなくてはならないということですね。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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