有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

老人ホームの種類で“医療が違う”ことに注目を~在宅医・井上医師2|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

老人ホームの種類で“医療が違う”ことに注目を~在宅医・井上医師2

2017年6月20日

ガン先端医療の研究者から、在宅医に転身した井上医師は、「在宅診療もまた、先端的な診療」といいます。その理由はなんでしょうか。
老人ホームの種類によって、医療のシステムや制度が違うことにも触れ、在宅診療の在り方を語ってくださいました。家族や自分の将来のために、ぜひ聞いておきたい内容です。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
井上 貴裕さん(いのうえ・たかひろ)さん 祐ホームクリニック 吾妻橋院長
image001名古屋大学医学部卒業後、同大学白血病内科にて研究と臨床を行う。東海大学にてガンの研究のため、遺伝子組み換えのモデルマウスを作り、さまざまな病気に携わる。このときに認知症のマウスが作れないことを知る。
アメリカのがんセンター教授を経て、2002年から2014年まで理化学研究所員として研究に没頭するが、在宅診療の深さに目覚め、転身。別の在宅診療所院長を経て、現職に。24時間365日の診療を掲げ、当直もこなしながら地域医療の発展を目指している。

 

家族は、高齢者本人の“ささいな変化”も在宅医に伝えて

――在宅診療はたくさんの機器を使わずに診療します。その点が「心配」だと思う家族もいますね。

image003たしかに、先端医療機器と数値を判断材料にして施す医療はあります。
一方、在宅診療の場合は、持ち運ぶ医療機器が限られていますし、血液検査と打聴診が中心になります。医師を目指す上で、はじめに習うことを駆使して診療する感じでしょうか。
そんなプリミティブな診察の中で、その方の健康データを医師がどこまで引きずり出せるかを、日々挑戦しているようなものです。数値のないところで、その場の判断をしていくには、たくさんの引き出しがなくてはやっていけませんし、観察力がものをいいます。

 

たとえば、発疹を見たときに、「これでしょう」とひとつに決めつけない。発疹が出る症状、病気を短時間にダーッと何十も思い浮かべ、その中から判断することを、在宅診療では求められます。

 

だからこそ、患者さんにお会いするときには患者さんの表情や言葉、肌のつやなど、さまざまなところに目を行き届かせて、患者さんの体調の把握に迫っていきます。患者さん全体を見て発想する必要があるのです。
骨折などは診られませんが、在宅診療医は「総合診療科」を標榜しています。

 

ただ、月に2回の訪問だけではわからないことばかりですから、ヘルパーさんやご家族からの情報がとても大事です。
「最近、なんか調子が悪そう」、そんなバクゼンとした感じ方でもいいから、話していただきたいですね。私も、周囲の人がそれを言えるドクターにならなければいけないと思っています。

 

在宅診療の医師は、知識や経験の面だけでなく、他職種との連携の面でも卓越していないといけないですし、努力も必要だと思っています。
そのためにも、患者さんの顔を見て話しができるような診療時間を確保したいと思って、いろいろと調整をしています。中には「月に500人を診療する」というクリニックもありますが、それは自分には無理ですね。
在宅診療を「最先端」にするためにも、患者さんときちんと向き合う時間が必要です。

 

老人ホーム入居後は、以前の医師の診療が受けにくい?

――自宅を訪問するほか、老人ホームの利用者さんを診療することはありますか?

image005もちろんあります。私の場合は、有料老人ホームと契約をし、そこの利用者さんを責任を持って診療します。その場合は、老人ホームを「自宅」と考えているわけです。
定期的な診療のほかに、急変時には24時間365日対応します。

 

介護付き有料老人ホームや認知症型グループホームは、ホーム側が特定の医療者と契約をしているので、入居するときには「このクリニックの医師が訪問して診療します」と指定されると思います。
しかし、たとえば入居前のかかりつけ医がいて、その先生に診てもらいたいなら、それも可能でしょう。ホームとの相談になり、多少の約束事はあると思いますが、まずは希望を言ってみてください。

 

サービス付き高齢者向け住宅や、住宅型有料老人ホームは、介護や医療を自分で選ぶ「外付け」という考え方です。なので、自分で医療機関を選択できるのが原則です。
ホームと契約関係にある医療機関はあるかもしれませんが、選択する自由はありますので、入居前に「どの医療機関にしようか」と考えておいてもいいかもしれません。

 

ただ、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)となると違ってきます。このふたつは国が税金を投入し、社会的弱者を想定した福祉施設なので、医療の基準も規定されています。

 

なじみのある特養ですが、医療については「配置医師」が決まっています。
特養の訪問診療は、原則として配置医師が行い、それ以外の保険医にはむやみに依頼してはいけない、といったことが規定されているのです。
ですが、訪問の形では治療が難しいような専門的な病気の場合には、他の病院にかかることもできますし、もちろん急変すれば、救急車で病院に搬送することもあります。
ただ、日常的には配置医師による診断を受けることが大原則になります。

 

また、老健は、退院後の在宅復帰が難しい高齢者の自立を支援し、自宅に戻ることを目指しています。医師による医学的管理の下、看護、介護、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、栄養管理、それに食事、入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。
医師が管理者になり、入居は3カ月間が基準。ここでは、施設の配置医師の診断以外は受けられないのが現状です。

 

特別養護老人ホームでは、配置医師以外の治療を受けることは法制上、なかなか難しく、老健も病院の機能が大きいので、まず難しい。
しかし、特別養護老人ホームで、看取りも含めた医療に携わりたい、と思っています。今後はボランティアも含めて、何かの形で関われないかと模索しているところです。

 

次回は、老人ホームに入居する場合の医師の選び方などについて伺います。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

入居までの流れ

 

 

 

 

logo_categ0では、あなたの条件にあった老人ホームを探せます。掲載ホーム数は日本最大級!
写真満載、日常の過ごし方、働くスタッフのコメントも紹介。「住んだ後がイメージできる」サイトです。
老人ホームを検索する

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す