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ホーム選びでは、本人の意思や好みを尊重する~ライター・中澤まゆみさん2

2017年4月4日

認知症の友人の介護のキーパーソンと後見人になったことで、介護や高齢者の問題に目を向け始めた中澤さん。取材も含め、30~40のホームを見て回ったそうです。その中で、「良い高齢者ホーム」を見極める目も養いました。今回は中澤さんから見た「良い高齢者ホームとは」を率直に伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
中澤 まゆみ(なかざわ・まゆみ)さん ノンフィクションライター
image0011949年長野県生まれ。雑誌編集者を経てライターに。人物インタビュー、ルポルタージュを書く間に、友人女性の介護を引き受け、後見もすることになった。以後、医療、介護、福祉、高齢者問題にテーマを移し、『おひとりさまの「法律」』『男おひとりさま術』(ともに法研)、『おひとりさまの終活』(三省堂)など、ひとり暮らしの老後について著作を深める。その後、『おひとりさまでも最期まで在宅』『おひとりさまの終の住みか』を出版。近著は『おひとりさまの介護はじめ55話(親と自分の在宅ケア・終活10か条)』(いずれも築地書館)。在住している世田谷区ではコミュニティカフェなどを開催。全国で講演を行う。現在、友人と母、ふたりの認知症の人を介護中。

 

中澤まゆみさんのFacebook

 

入居する本人の、家族や友人が通いやすいホームがいい

――たくさんの高齢者ホームを見ると、選び方のポイントがわかってくるとおっしゃっていましたね。

image003最初にホームを見学したのは、認知症になった友人が入院したとき、担当の医師から「在宅生活は難しい」と言われたからです。ホームの紹介所を介して、ケアマネジャーさんとふたりで1日3軒ずつ、10件ほどを見ました。当時は高専住と呼ばれていた、今でいうサービス付き高齢者向け住宅のようなところもありました。

 

億単位の費用が必要な有料老人ホームも見学しましたが、見た目の豪華さは関係ないですね。きれいでも冷たい雰囲気を感じるところもありますし、スタッフの態度はとても丁寧でも、肝心の説明がおざなりだったり、マニュアル的だったり、相談員が言葉巧みに入居させようとするところもあります。

 

ライターという仕事柄、いろいろな方と会いますから、応対のしかたひとつでその人の“人となり”がなんとなくわかりますよね。私のような仕事をしていなくても、ご両親のためにホームを選ぶような年代なら、数々のご経験を重ねているでしょう。ある程度の説明を受ければ、その相手を通じてホームがどんなところなのか、なんとなく想像はつくと思います。

 

――中澤さんはそのときにどんな条件で探されたんですか?
私が考えたのは、まず彼女の「転居先」の場所です。彼女が転居しても足を運ぶのは私ですから、私が通いやすいところというのが条件のひとつでした。自宅に住んでいたときも、私と彼女の住まいは徒歩10分くらいでしたから、転居先に私が通いやすいということは、彼女の友人たちも訪ねやすいことになります。
有料老人ホームについては、私たちの住む世田谷区では利用料が高すぎて手が出なかったので、少し離れたところで探すことにしました。それでも、私の住む最寄り駅から1時間以内で行けるところを条件にしました。

 

結局、このとき探したホームには入ることがなく、彼女は2年後に認知症高齢者グループホームに入居するのですが、その2年間で、取材も含めて、世田谷近辺のグループホームは、すべて回りましたね。

 

特別養護老人ホームも区内と区外を合わせて10以上を見ました。有料老人ホームも、近隣に新しいところができたと聞くと、見に行っていました。時間的に余裕があるときにたくさん見ておくと、いざ使うというときにあわてなくてすみます。

 

ふたつめの条件は、彼女の好みです。外国が好きでよく行っていたのと、日本の田舎と子どもが好きだったので、最初はスペインのヴィラ風の外観で、各部屋の入口に入居者の人柄を表すようなのれんがかかっていて、児童館を併設しているホームを訪れたときには、「ここはよさそう」と思いました。
毎日暮らすところですから、本人にとっての居心地の良さは大事です。

 

また、ホテルみたいに生活感のないところは、毎日暮らす場としてはどうでしょうね。高級な有料老人ホームは一見ステキですが、意外にくつろげないと感じる人は多いです。入居している人も、もと大学教授やお医者さんだったりすると、話題も合わなくてつらい、という人もいます。その人らしい場でないと、住みにくいですよね。

 

現在、彼女が住んでいるグループホームは、「本人の土地勘のあるところ」「本人の自宅(木造で庭がある)に雰囲気が似ているところ」を条件に探しました。本人のなじみのある地域で、庭があり、彼女の家のように吹き抜けもある個人宅を利用したところがあったので、そこにお試しで入ってもらったら、見事になじみました。

 

そういう意味では、本人のそれまでの生活や人生、趣味を考えることが大切です。ほかの人にとって居心地がよくても、本人にとってよくない場合もありますから。

 

ひとりひとりに対応してくれる高齢者ホームがいい

中澤さんは全国各地で「自分らしい老後と最期の準備」や「最期まで在宅」「認知症と成年後見」などの講演活動を行っている

中澤さんは全国各地で「自分らしい老後と最期の準備」や「最期まで在宅」「認知症と成年後見」などの講演活動を行っている

また、彼女の場合に重要だった条件は、

 

1.一人ひとりに合った認知症ケアがちゃんとできているか。
2.看取りの仕組みがちゃんとできているか。

 

認知症の人は、周囲の人が本人のしたいことに目を向けて対応すれば、落ち着いて過ごせます。そうした認知症の知識をきちんと身に着けたスタッフがいるかどうかは、とても大きいと思いました。集団だからこそ、ひとりひとりを大切にする必要がある。それが高齢者ホームや施設でのケアの基本だと思います。

 

また、彼女は「おひとりさま」ですから、家族に看取ってもらうことができません。だから、ホームで看取りがきちんとできるかどうかも大事な条件でした。「看取りはしない」方針のホームもあるので、あらかじめ調べるか、率直に聞いてみるといいでしょう。

 

それに、ホームが掲げる理念も大切です。とりあえず、「理念はなんですか?」と施設長に聞いてみるといいでしょう。「お客様第一」「笑顔を大切に」のような月並みなことしか言わないところは、期待できません。

 

たとえば、「3.11の東日本大震災のときに、このホームではどんな対応をしましたか?」と聞いてみるのもいいでしょう。どんなふうに利用者さんを守ったのか、その行動でホームの姿勢がわかります。いろいろな角度から聞いてみるといいですね。

 

高齢者ホームは、“本人の意思を無視して入れる”ところではありません。自分なら、どんなところに入りたいのか、自分が介護を受ける側の気持ちになって、想像力を働かせてください。そして、ホームをしっかり見て決めてほしいですね。

 

 

 

<今回のまとめ>

中澤さんが考える「良い高齢者ホーム」とは
・本人らしさを大切にしてくれるところ
・明確な理念があるところ
・高齢者ホームを探す人が、自分でも「ここなら入ってみたい」と思うところ

 

次回は、地域で行っている活動について教えていただきます。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

→中澤まゆみさん著書『おひとりさまの終の住みか』の書籍紹介はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

入居までの流れ

 

 

 

 

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