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「12のゼロ」で、職員の介護の質が向上~システムエンジニア 高頭さん3

2016年8月30日

前回ご紹介したおむつゼロを目指すシステムのほかにも、さまざまな自立支援ケアをフォローするシステムづくりを行っている高頭さん。システム導入にあたっては、現場職員へのレクチャーも行うなど、講師としての仕事も担っています。なぜ、高齢者の自立支援が必要なのか。利用者や介護職の視点に立って考えるからこそ、このシステムが支持されるのだとわかります。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
高頭晃紀さん(たかとう・あきのり)さん
介護施設 組織開発コンサルタント・システムエンジニア
image0011961年生まれ。大手金融機関のシステム開発に従事後、1998年より株式会社エオスにて、ケア管理システム「ひいらぎ」をはじめ、介護保険関係のシステム開発を数々手掛ける。老人ホーム・介護施設への経営・ケアのコンサルティング業務も数多く、講演活動も。著書に『100の特養で成功!「日中おむつゼロ」の排せつケア』『あなたを助ける 介護記録100%活かし方マニュアル ただ書くだけの記録から ケアを高める記録に』(ともにメディカ出版)がある。

 

おむつゼロだけではない、「12のゼロ」を目標に

――日中おむつゼロ、という取り組みは、非常に先進的、画期的ですよね。

高頭さんの著書『100の特養で成功!「日中おむつゼロ」の排せつケア』

高頭さんの著書『100の特養で成功!「日中おむつゼロ」の排せつケア』

この仕事をするようになってから、自分でも介護について、かなり勉強をしました。
これまでの介護業界では、利用者さんはお客様、静かに安全にお過ごしいただく、という考えが主流でしたが、すでに「安静介護」の時代は終わったと考えています。利用者さんにはどんどん動いていただいて健康を回復してもらう。これこそが、介護の本質だと思っています。

 

「日中おむつゼロ」の取り組みは、全国老人福祉施設協議会(老施協)の一事業として行われていますが、おむつだけでなく、科学的介護をもって、全部で5つの「ゼロ」を掲げています。すなわち、
おむつゼロ、骨折ゼロ、胃ろうゼロ、拘束ゼロ、褥瘡(床ずれ)ゼロ
です。

 

私はそれ以外にも、
車椅子ゼロ、寝たきりゼロ、食事介助ゼロ、刻み・ミキサーペースト食ゼロ、誤嚥性肺炎ゼロ、尿路感染症ゼロ、失禁ゼロ
この7つを含めた、全部で12のゼロを目指す取り組みのために、支援を行っています。

 

たとえば、「失禁ゼロ」を目指す場合は、昼間布パンツとパッドで過ごすわけですから、パッドから尿が漏れないことが重要です。それには、パッドの当て方と尿量の把握をきちんとしていくことです。

 

これらは職員全員が身につけないと意味がないので、教育研修を行い、基本的技術を覚えてもらうことになります。

 

――この研修は、医学も含めたかなり専門的なものになりますね。
理論は私が伝えることもできますが、詳しい内容は、パッドを販売するおむつメーカーにつなぎます。たくさんのデータをもとに、無料で詳しい研修をしてくれますので、安心です。

 

「誤嚥性肺炎ゼロ」を目指す場合は、口腔ケアが重要になります。免疫力を上げるためのケアについては歯科衛生士の指導をあおぐことになります。たとえば、歯磨きの問題はとても複雑で、それぞれの利用者さんの関節可動域によっても磨き方が変わります。それらを見極めてよりよい磨き方を、専門職である歯科衛生士さんに指導してもらえばいいわけです。

 

ケアの基本は、多職種とつながること。専門職に指導をあおぎ、現場のケア力を上げてもらうわけです。

 

ゼロを目指せば職員の意欲も増す

――それにしても、12のゼロを目指すのはとても大変だと思うのですが。

自立支援システムの管理画面(※サンプル画面 氏名はダミー)

自立支援システムの管理画面(※サンプル画面 氏名はダミー)

いえ、逆に、日ごろ職員が大変なのは食事介助や失禁による着替えや洗濯、認知症の方のBPSD(行動・心理の周辺症状)です。12のゼロが実現できれば、むしろ仕事がかなり減ります。

 

認知症のBPSDは、心身の不調が原因で起こることが多いと言われています。特に失禁や弄便(ろうべん)などは、自然排便ができるだけで、かなり軽減されると言われています。12のゼロが介護の軽減に寄与する部分は大きいと思っています。

 

最先端のケアができている老人ホームは、現場もなごやかで離職率も少ない。経営にも大いに影響するのだと、介護施設における経営コンサルティングの面でも、推奨しています。

 

現場力の向上や経営の安定は、ケア力を高める努力と大いにつながっています。こうした取り組みをするきっかけさえあれば、老人ホームは大きく変わっていくと思っています。

 

<今回のまとめ>

高頭さんが考える「利用者の自立支援を目指す良い老人ホーム」とは

 

・安静介護ではなく、利用者を動かし、活動的にする
・利用者が自立することで介護の負荷が減り、スタッフはよりきめ細かで質の高いケアができる
・現場職員の意欲向上と、離職率の低下を実現できる

 

最終回は、高頭さんが考える「良い老人ホームの条件」について伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

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ホーム見学のポイント

入居までの流れ

 

 

 

 

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