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システム導入で、入居者の健康状態が改善~システムエンジニア 高頭さん2

2016年8月23日

介護保険の報酬請求システムから始まり、ケア管理システムの開発に着手することになったシステムエンジニアの高頭さん。開発に関わったことがきっかけで、ケアそのものに大きく関わることになります。介護施設のコンサルティングや講師としての道も歩んできました。今回は、老人ホームでのケアの在り方について、詳しく伺いました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
高頭晃紀さん(たかとう・あきのり)さん
介護施設 組織開発コンサルタント・システムエンジニア
image0011961年生まれ。大手金融機関のシステム開発に従事後、1998年より株式会社エオスにて、ケア管理システム「ひいらぎ」をはじめ、介護保険関係のシステム開発を数々手掛ける。老人ホーム・介護施設への経営・ケアのコンサルティング業務も数多く、講演活動も。著書に『100の特養で成功!「日中おむつゼロ」の排せつケア』『あなたを助ける 介護記録100%活かし方マニュアル ただ書くだけの記録から ケアを高める記録に』(ともにメディカ出版)がある。

 

 

 

「日中おむつゼロ」を実現する自立支援システム

――高頭さんが開発したケア管理システムは、具体的に言うとどういうものですか?

自立支援システムでは、利用者の水分量などがグラフでわかりやすく管理できる

自立支援システムでは、利用者の水分量などがグラフでわかりやすく管理できる

簡単に説明すると、システムが導入されたコンピュータ上で、施設の職員が利用者さんの情報を記入し、管理するためのものです。その中でも特徴的なのは、独自の自立支援システムです。

 

たとえば、「日中おむつゼロ」を目指す排せつケアを実現するシステム。「日中おむつゼロ」とは、夜間はおむつをするにしても、日中、布パンツとパッドだけで過ごしてもらい、タイミングを見計らってトイレに誘導をすることを実現することです。

 

おむつが、利用者さんにとって肉体的にも精神的にも苦痛であることは、想像できますよね。汚れたおむつは不快ですし、おむつを交換するたびに陰部を他人にさらけ出すことに抵抗がない人はほとんどいないでしょう。しかし介護現場では「おむつを前提とした生活」が当たり前になっています。そこで、このシステムの出番です。

 

まず、ホームの中で、利用者さんそれぞれに合った取り組み表や計画表などを作り、ホーム全体でどう関わるかの計画を立てます。介護職員や看護師などは、利用者さんひとりひとりの運動量や水分量を確認して、システムに入力していきます。日中、布パンツとパッドだけで過ごしてもらうには、水分を十分に摂り、運動量も確保して、排せつのリズムを作ることが大切です。そのために、シフトが変わっても利用者さんひとりひとりの水分量、運動量などが引き継がれ、一目でわかるようなシステムになっています。また、月ごとのさまざまなデータもわかるようにし、健康状態の推移なども一目でわかります。

 

きちんと記録し、分析することで、結果に結びつきやすくなり、ケアの質も職員の意欲も高まります。

 

この自立支援システムは、導入すると、実は職員の手間がかかります。「フタをあけるシステム」とも呼んでいます。老人ホームという箱のフタをあけると、これまで見えにくかったホームのケアの、いろんなことが見えてきます。見えてほしくないこともあるでしょう。仕事も増えます。だから、意欲のある老人ホームが導入してくれるわけです。そして導入すれば、利用者さんがイキイキとし、ときに要介護度が軽くなるという結果が見えてくる。

 

この「おむつゼロ」のシステムは、かねてからおむつゼロを推奨している国際医療福祉大学の竹内孝仁教授の理論によるものです。水分量が増加すると意識レベルが上がり、表情も豊かになって、言葉を発したり体を動かす回数が増えてきます。

 

導入して利用者さんが元気になるのが喜びに

高頭さんが開発を手掛けたけケア管理システム「ひいらぎ」の紹介ページ

高頭さんが開発を手掛けたけケア管理システム「ひいらぎ」の紹介ページ

システムには、ケアをしているときの利用者さんの表情にあわせ、「笑顔」「元気がない」など、表情のイラストを選んで入力する箇所もあります。こうすることにより、職員は利用者さんの顔をよく見るようになり、観察力が高まります。導入により、ケア向上が実現できる仕組みになっています。

 

ある特別養護老人ホームでは、ホームの立ち上げのコンサルティングで、このおむつゼロの自立支援システムを導入することを決めました。結果、開所から6カ月で29床の利用者さんが全員、日中おむつゼロになりました。

 

もともと金融機関のシステム開発をしていたときも、業務改善システムの開発が主たる業務でした。今はそれを介護業界で実現しているということです。

 

――介護のシステムづくりでは、何が一番やりがいになりますか?
利用者さんが元気になるのを見るのが、うれしいですね。日中におむつをせずに過ごせるようになると、利用者さんたちは俄然、活発になります。外出もしやすくなり、春は桜の花見、秋は紅葉狩りにと出かけて行きます。また、食事も変化し、半数以上がソフト食やきざみ食から、常食になりました。

 

こうした成果は、研究発表大会を開いて発表します。それを見た老人ホームに、「やってみませんか?」と提案することも多いです。現在、20法人が当社のシステムを導入し、うち17ホームでフルに自立支援システムを使っていただいています。

 

システムを活用し、利用者さんのADL(日常に必要な生活動作)が上がるなどの成果が見えると、現場職員のやる気も向上します。介護現場は多忙で大変な職場だと思います。そんな中でも希望を持って仕事ができるひとつのきっかけになると思っています。

 

<今回のまとめ>

高頭さんが考える「老人ホームの良いケア」とは

 

・利用者の自立支援・健康状態の向上を実現できる
・利用者のADLや生活の楽しさの向上を実現できる
・それらによって、現場職員は意欲が高まり更に良いケアができる

 

次回は、おむつゼロ以外の自立支援についても語っていただきます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら
 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

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