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食支援をする歯科医として、老人ホームに望むこと~歯科医師 五島さん4

2016年8月9日

主に在宅介護を受けている高齢者に、「最期まで口から食べる」をきめ細かく実践してきた歯科医の五島朋幸さん。老人ホームへ訪問をしてきた経験から、ホームの在り方についても、伺いました。そして、「最期まで口から食べる」をこれからどうすすめていくのか――。その展望を伺っていると、食支援の未来が見えてきます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
五島 朋幸(ごとう・ともゆき)さん 歯科医師
image0011965年広島県生まれ。ふれあい歯科ごとう(東京都新宿区)代表。新宿食支援研究会代表。日本歯科大学卒業後、1997年より訪問歯科診療に積極的に取り組み、2003年、ふれあい歯科ごとうを開設。地域ケアを自身のテーマとし、理想のケアの形を追求している。歯科医師として、また地域住民の一人として、多職種と連携し地域の方々に「食べること」を中心とした支援を行う。2003年よりラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」パーソナリティー。日本歯科大学生命歯学部臨床准教授であり、複数の大学で教鞭をとるほか、執筆活動も。『愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と』(新装版/大隅書店)などの著書がある。

 

ひとりひとりの嚥下の力に合わせた食事を

――在宅介護を受けている高齢者を中心に、食の支援をしてきていますが、老人ホームでの食支援についてはどう思われますか?

訪問歯科医としての情熱が描かれた、五島さんの著書『愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と』

訪問歯科医としての情熱が描かれた、五島さんの著書『愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と』

正直に言いまして、正しい知識をもとに、もう少しきめ細かくケアしてほしい、と思うことがありますね。たとえば、飲み込む力が弱い利用者さんには、とろみ剤を使うことが多いのですが、大鍋に料理を作って、規定量のとろみ剤を入れて提供するところがあります。

 

嚥下の状態はひとりひとり違い、とろみのつけかたもそれぞれです。とろみひとつで、「飲み込める喜び」を感じてもらうこともできますし、逆に危険を感じることもあります。食事のケアはなかなか大変だと思いますが、命を支えるケアだと肝に銘じて、おひとりずつの飲み込みに合わせたとろみで提供するべきですね。そんな努力をしている老人ホームは良いと思います。

 

あとは、食事時間が一律に決まっているホームなどだと、ずっと眠っていたり、テレビをのんびりとみている中、突然食事が始まることがあります。すると、口のまわりの筋肉を動かしていないので、飲み込みや咀嚼の準備ができていないことが多いです。しっかりと筋肉を動かしてから食事の時間にしているのか、口腔ケアはできているのかは、気になります。

 

――食後の歯磨きは必要ですよね?
いや、嚥下に関していえば、食後の歯磨きはあまり意味がありません。食べた直後の口の中の細菌数は意外と少ないのです。食べたりしゃべったりすると、唾液が出て、口の中がきれいになるためです。それに、細菌数を問題にするより大事なことは、口の中の刺激です。
高齢者は唾液が少なくなっていて、そのために衛生状態が悪くなったり、飲み込みに問題が起きたりします。飲み込みの機能をよくするには、食前に口の中を刺激し、のどの筋肉を動かして、食道に食べ物を送りやすくすることが大切なのです。

 

老人ホームの食事で良いと感じるのは、ひとり暮らしよりも、たくさんの食材を使った料理が食べられる点ですね。栄養も考えられています。ひとり暮らしだと、簡単なものですませたり、出来合いのものを買ったりして栄養バランスも片寄りがち。食事の楽しみも減ってしまいます。

 

おいしい料理の提供はもちろんですが、職員が口腔に関する正しい知識を持って、しっかりと口を動かして食事ができる体制があると、なおいいと思います。

 

老人ホームなら食事がおいしいところがいい

――五島さんがもし、将来老人ホームに入るとして、あるいはご家族が入るとして、どんなところがいいですか?

image005とにかく、食事がうまいところがいいですね。我が家は自分も家族も、食事を大切にして生活をしてきましたから。栄養バランスさえとれていればサプリメントでもいい、という人もいますけれど、とんでもない(笑)。配食弁当をそのまま出すようなところも、自分には合わないですね。まさに、「食べることは生きること」ですから。おいしく食べて、よりよく生きていきたいですね。

 

食事には栄養を摂る目的もありますが、おいしいと感じる喜びの部分が大きいと思っています。薄味でもいいんですよ。それでも、味付けやだしの取り方などでおいしくなります。そういう工夫があるといいと思いますし、食事にどれだけ手をつくしているかは見えますね。

 

また、盛り付け、お皿の選び方なども、食欲が増すようなものがいい。それは、贅沢でもなんでもありません。利用する人が「ここはちょっとおかしい」「ここはなんとかしてほしい」と思うところは、どんどんホームに希望を出せばいいと思います。特に有料老人ホームなら、利用者さんに寄り添う気持ちとその実践が大事だと思います。ホーム側も、「あそこは食事がおいしい」と評判になれば、地域の人たちに愛されていくのだと思います。

 

<今回のまとめ>

五島さんが考える「良い老人ホーム」とは

 

・とろみのつけかたを始め、嚥下しやすい食事の知識があること
・食べる前に口を動かすなど、嚥下の準備をしっかりとしているところ
・提供する食事がおいしいところ

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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