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高齢になっても最期まで口から食べる、を地域で実践~歯科医師 五島さん1

2016年7月19日

歯科医師として訪問診療をするようになった頃、「入れ歯の調整が完璧でも、口から食べることができない高齢者がいる」ことを目の当たりにした五島朋幸さん。問題を根本から考え直し、解決に結び付けてきました。現在は、栄養・介護・医療などの多職種と連携して地域住民の健康維持・改革をしています。個人宅だけでなく、老人ホームも訪問し、ラジオのパーソナリティーを務め、全国で講演をし、大学で教鞭をとるなど、まさに八面六臂の大活躍。五島さんが考える「食べる」ということや、介護・老人ホームについて4回に分けて伺いました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
五島 朋幸(ごとう・ともゆき)さん 歯科医師
image0011965年広島県生まれ。ふれあい歯科ごとう(東京都新宿区)代表。新宿食支援研究会代表。日本歯科大学卒業後、1997年より訪問歯科診療に積極的に取り組み、2003年、ふれあい歯科ごとうを開設。地域ケアを自身のテーマとし、理想のケアの形を追求している。歯科医師として、また地域住民の一人として、多職種と連携し地域の方々に「食べること」を中心とした支援を行う。2003年よりラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」パーソナリティー。日本歯科大学生命歯学部臨床准教授であり、複数の大学で教鞭をとるほか、執筆活動も。『愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と』(新装版/大隅書店)などの著書がある。

 

クリニックに来られない人を訪問する

――五島さんは訪問歯科をいつ頃から始めたのですか?

五島さんが代表を務める歯科医院「ふれあい歯科ごとう」のHP

五島さんが代表を務める歯科医院「ふれあい歯科ごとう」のHP

歯科大学を卒業後は、大学病院の外来で診療し、外来診療をしながら、日曜日に訪問診療を行うようになりました。僕は義歯が専門なので、主に高齢の方の入れ歯の調整や作り直しをするために、ご自宅まで伺っていました。当時は訪問歯科というものがあまりなかった時代です。その後、1997年に個人で訪問診療をするようになり、2003年には外来と訪問診療の両方を行う、「ふれあい歯科ごとう」をスタートさせました。

 

高齢者は体力がなかったり、車いす生活だったりで、ひとりで来院するのが難しい方が多いですし、家族がそういう方をクリニックまで連れて来るのも大変です。実際に来ることができても、診察用の椅子に座りなおすなどが困難な方もいらっしゃいます。機材を持って訪問すれば、患者さんは来院のために体力を失わなくてすみます。

 

――もともと持っている入れ歯を、調整したり作り直すのはどういう理由なのですか?
たとえば、具合が悪くて入院すると、「入院中は入れ歯をはずしてください」と言われます。誤飲が心配ですし、入れ歯の手入れや出し入れは病院の仕事ではないので、装着のお手伝いなどはできない、ということもあるのでしょう。

 

五島さんは「入れ歯をティッシュにくるんだまま捨ててしまう人が多い」と注意を促します

五島さんは「入れ歯をティッシュにくるんだまま捨ててしまう人が多い」と注意を促します

しかし、1カ月も2カ月も経つと、入れ歯が合わなくなります。入院中、話したり動いたりする機会が少なく、口の周囲の筋肉もあまり動かさないので、次第に歯茎が弱り、歯を支える土台の部分も薄くなることが多いのです。すると、退院後、以前はちょうどよかった入れ歯が、パカパカしてくる。へんなところが当たって痛くて、「もう入れ歯はしたくない」と、入れ歯なしで食事をする人も数知れません。すると、やわらかいものしか食べられなくなり、やがて食欲が落ちてしまいます。

 

あるいは、入院しなくても、入れ歯は微妙にかみ合わせが変わることによって、当たるところや痛いところがでてくることがあります。

 

入れ歯を削る携帯用のマイクロモーターと、歯茎がやせた分を補うような素材などを持って、そういう方々のところを訪問し、「まだ好きなものを食べられますよ」と、お声がけしながら、入れ歯を調整します。調整が難しいような場合には、改めて作り直しが必要になります。

 

入れ歯は治っても、かむ力や舌の動きが問題……

――入れ歯を調整すれば、以前のように食べられるのですか?

1998年。五島さんが訪問診療を積極的に取り組み始めた頃

1998年。五島さんが訪問診療を積極的に取り組み始めた頃

そういう方は多いです。しかし、訪問歯科をする中で、いくら入れ歯を調整しても、「食べられない」ままの人もいるのです。そういう方は、かむ力がないからかめない。舌が動かない、口のまわりの筋肉もやせてこわばっている。そして、かめないだけでなく、飲み込みもうまくいかないのです。訪問診療を始めた頃に、摂食嚥下障害(食べることや飲み込みが難しいこと)は、入れ歯を入れるだけでは治らない方も多いのだと知りました。

 

訪問歯科を始めて、自分の経験や技術だけでは、「食べる」という目標に到達しないのだと痛感して、愕然としました。これは、なんとかしないといけない。

 

摂食嚥下障害のことは、大学で教わることもありませんでしたし、ちょうど僕が訪問歯科をやりだした頃に、ようやく取り上げられるようになりました。また、僕のように歯科医で嚥下に注目して実践し始めていた人が何人かいましたが、まだまだ情報がない時代でした。僕は教科書になりそうな本を探し、学会の論文もすみずみまで探して、口腔のメカニズムからケアの仕方まで、勉強をしました。

 

そうした机上の勉強をしながらも、おひとりおひとりの状態をよくするためには、自分自身の技術や経験を積み重ねることが重要だと感じ、診療しては考え、調べ、実践する、を繰り返していきました。地域の方の食支援をする、ということに関しては、ほぼゼロからのスタートでした。

 

<今回のまとめ>

五島さんが考える「良い訪問歯科治療」とは

 

・入れ歯がしっかりと合うように、きめ細かく調整する
・口腔のほかの問題にも向き合い、それぞれの人のケースを把握して調整する
・食べられるようになるのが目的

 

次回は、「食べる」を実現することからスタートした地域連携について伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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