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将来を諦めるヤングケアラーが多いという事実~エッセイスト 岡崎さん4

2016年6月14日

父親が倒れてから17年。当時20代だった岡崎さんもすでに介護のベテランです。介護に特化したライターとして、自身と同じような若い介護者(ヤングケアラー)への取材を重ねてきて、さまざまな問題点も見えてきました。最終回の今回は、ヤングケアラーの問題、今後の介護サービスの在り方や、老人ホームの在り方なども含めて、お話をお伺いします。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
岡崎杏里(おかざき・あんり)さん エッセイスト・ライター
4_1大学卒業後、編集プロダクション、出版社に勤務。23歳のときに、父親は脳出血が原因で認知症に。27歳のときに母親が卵巣がんになり、思いがけず二人の介護や看病をするヤングケアラーとなる。岡崎家の介護の様子を綴ったコミックエッセイ『笑う介護。』(成美堂出版)や、認知症をめぐる人たちのリアルな心情を綴った『みんなの認知症』(成美堂出版)を出版。他にも2冊の文庫本を出版している。現在は、結婚、出産を経験し、ダブルケアラーとして奮闘しながらも、ヤングケアラーへの取材(月刊『ケアマネジメント』にて連載)や介護エッセイの連載などを手掛けている。

 

 

介護が原因で「結婚は無理」なんてあきらめないで

――現在、岡崎さんは結婚され、お父様やお母様とは別の場所に住んでいるんですよね。

岡崎家はオムツが豊富!? 大人用、赤ちゃん用、そして以前は愛犬クロ用のオムツも

岡崎家はオムツが豊富!? 大人用、赤ちゃん用、そして以前は愛犬クロ用のオムツも。

そうです。4年前に結婚をし、2年前に出産しました。引き続きエッセイスト・ライターの仕事は継続していますし、父の介護にも携わりますが、住まいは別です。近くに住んでいるので、母のグチを聞いたり、孫を見せに行ったり、週に2回ぐらい通っています。

 

若い頃から介護をしていたので、結婚に結びつくようなお付き合いは難しいのかな、と思っていました。そもそも、友達にも、自分が介護をしていることは、あまり話せませんでした。理解してくれる友達はいましたし、家に泊まり込みで手伝ってくれる人もいましたが、年代的にも、「介護? それずっと先の話でしょ」みたいな感じの人には、言いにくくて。特に、20代の頃にお付き合いしていた男性には、なかなか言えなかったですね。妙に早く帰ろうとしたりして、気まずくなることもありました(笑)。

 

今の夫にもなかなか言えなかったのですが、思い切って言ってみたら、「あ、そう、大変だねぇ」みたいにカンタンに受け止めてくれて。なんだ、それなら早く言えばよかった、と思いました。実際に介護に通うことにも理解があり、まったく問題がありません。

 

――岡崎さんは、介護の月刊誌で若い介護者(ヤングケアラー)の方の取材をしていますね。

参加した介護イベントで、ヤングケアラーの声が張り出されていた

参加した介護イベントで、ヤングケアラーの声が張り出されていた

すでに約30人の取材をしました。高校生や大学生のケアラーもいます。「孫介護」のケースも。なぜ学生が?と思うかもしれませんが、大人の世代は、仕事をして稼がないといけない。介護に時間をさけません。シングルマザーで育てられた人、親御さんに事情があって、祖父母に育てられたような人なら、なおのこと、「自分が介護をしなければ…」という思いが強くあるようです。

 

でも、前途がある若い世代が介護をし、さまざまなことを犠牲にしているのを見ると、つらくなります。女性の場合ですと、結婚や出産をあきらめる人もいるようです。介護でいっぱいいっぱいで、すでにキャパシティを超えている。子どもが欲しいと言っても、どうやって介護と両立するのか。たとえば保育園に「介護をしている人を優先的に入れる」という“介護枠”も今はまだないですよね。

 

また、そのような話を周囲にしようと思っても、若い世代には想像もつかないし、ちょっと話をしようとしても「重い」ととらえられてしまうのがいやで、口に出せない人は多いと思います。もっとざっくばらんに話せる環境があるといいですね。また、話してみれば、私のパートナーのように、「介護をしながらの付き合いで、かまわないよ」と言ってくれたり、話を聞いてくれる人も、きっといると思いますから。

 

私も、周囲に同じ境遇の人がいないことで、悩みを話せずストレスを溜め込みました。そんなときはヤングケアラーの集まりなどに行ってみるといいと思います。同じ世代の同じ悩みをもった人たちと話すことで、少しラクになれると思います。

 

介護保険を複数人でまとめて使えたら

――今、介護離職が問題になっていて、安倍政権でも、重要課題にしていますが……。

お父様の2016年の目標“いつまでも元気でいられるように”。孫ができて、とても前向きになったそう

お父様の2016年の目標“いつまでも元気でいられるように”。孫ができて、とても前向きになったそう

難しいですよね。ショートステイなどはありますが、ほとんどの介護保険サービスは、介護される人のためのサービスであって、介護するケアラーのサポートは少ないと思います。また、政府は「在宅介護」をすすめていますけれど、在宅でいくら介護をしても、何の資格にもなりません。モチベーションが上がるような仕組みがほしいですよね。ヤングケアラー仲間と「『介護年数によって資格になり、介護現場で働ける』などの制度ができたらいいね」と盛り上がったこともありました。

 

介護離職は、国の存亡にも関わると思うので、具体的な対策が欲しいです。介護する人がつぶれてしまったら、介護される人も共倒れです。そんな暗い現実をなんとかしたくて、私の著書では、介護を面白おかしく伝えたいと思い、漫画とともに父や母の介護を伝えています。

 

――何か、岡崎さんから介護の仕組みを変えるような提案はありますか?
今、介護保険のサービスは個人単位です。家族に要介護者が1人であればいいのですが、最近では1家族で何人もの要介護者・高齢者がいるケースも多いですよね。要介護者の家族3人を抱えるヤングケアラーの方が切望していたのですが、同じ家族ならば、要介護者の人数分の介護サービスを1つにまとめたほうが効率よく、コストダウンにもなるのではないかとおっしゃっていました。たとえば1人のヘルパーで2人をみることができたり、2人分の介護保険を合算してサービス受けたりできれば、介護する側もされる側も助かるのではないでしょうか。

 

介護が悲壮な感じにならないように、明るく乗り切っていける仕組みを考えられたらいいと思います。

 

<今回のまとめ>

岡崎さんが考える「将来の良い介護の仕組み」とは

 

・若い人たちが犠牲にならないような、現実に即した仕組み
・介護保険を複数人でまとめて使えるようなシステム
・介護が悲壮にならず、明るく乗り切れるような仕組み

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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