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これからの老人ホームは利用者の満足度を高く~ケア研修講師 高室さん4

2016年5月17日

ホームの管理者や、ケアマネジャー、地域包括センターの職員など、介護に関わる人たちの教育や支援に日々がんばる高室さん。「良い老人ホーム」の見極め方を教えてくれる最終回は、ご自身が入りたい老人ホームとはどんなホームなのかを教えていただきます。読者のみなさんへのあたたかいアドバイスもいただきました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
高室 成幸(たかむろ・しげゆき)さん ケアタウン総合研究所代表
image0011958年京都府生まれ。日本福祉大学社会福祉学部卒。講演やセミナーの対象はケアマネジャーから地域包括支援センター職員、老人ホームの管理者、民生委員まで幅広い層。むずかしいことをわかりやすく伝える講師として高く評価されている。著書・監修書多数。雑誌の連載も多い。主な人気の監修書に『もう限界!!』シリーズ(自由国民社)がある。施設向けのコンサルティングを行う日本ケアサポートセンターの理事長でもある。

 

 

 

老人ホームはどう変わっていくべきか

――高室さんご自身は、老後は在宅のほうがいいですか?それとも老人ホームで介護を受けますか?

私は、意外に有料老人ホームで暮らすのが向いているかもしれませんね。隣と同じような部屋はいやだ、という人もいますが、ずっとマンション住まいですし、ホテルライフもわりと好きですから、あまり抵抗感がないかもしれませんね(笑)。人がおおぜいいてワイワイ話しているのも嫌いではないですし。

 

仕事でよく泊まるお気に入りのホテルチェーンがあります。その場合もいくつかのルールを決めています。まず広さが24㎡ぐらい。そしてベッドはセミダブル、それにデスクとクロゼットと冷蔵庫がある。これになじんでいますから、老人ホームの部屋はちょっと広めがいいでしょうね。そこに自分が親しんだ本棚と机、パソコン、大型テレビがある。つまり「書斎+ベッド+トイレ」があればいい。お風呂よりシャワーで十分です。入りたくなったら大浴場に介助してもらって入浴すればいい。これなら自宅マンションよりいいかもしれません。

 

――これからの老人ホームは、どのようなことが求められると思いますか?
image003今、老人ホームで生活をしている方は、大正生まれか昭和初期の生まれの方、つまり「戦中派」が多いですよね。その年代の方々はまだまだ昭和のスタイルにこだわりたい人がいるでしょう。

 

しかし、2030年以降の高齢者は違うでしょう。団塊世代が80歳以上になったとき、新しいものを取り入れることにあまり抵抗がないのではと思います。この世代は戦後生まれで高度経済成長のなかで新しさと多様化を受け入れる素地を持っています。むしろ「先取り」することに喜びを抱く人もいます。独自の価値観で物を選ぶことができる方々ではないかと思います。

 

自分なりのセンスを持っている方も多いですね。老人ホームの側も「介護サービスを提供するだけ」という発想ではなく、「より日々を満足していただくためにどうすればよいか」と、サービス提供の意識をまったく変えなければいけない時期がやってくると思います。団塊の世代の方々は個性も好みもはっきりしていらっしゃるからです。

 

8年前、亡くなられた食生活ジャーナリストの岸朝子さんと対談をしました。その際にこのようにおっしゃっていました。「戦中派は飢えを知っている世代ですから、とにかくお腹いっぱい食べられればいいのです。つまり胃袋で食べる世代。しかし、戦後に生まれた団塊世代たちは味を求めだした。カレーライスの第1世代ですね。つまり舌で食べる世代です。やがてバブルの時代になり、食べる場所、器などシチューエーションにこだわる目で食べる世代が生まれた。では、いまはどうか?『この無農薬のお大根は、どの契約農家と提携してできたのか』というように頭で食べる世代になった」

 

これからは、ただ単にお腹をいっぱいにするだけでなく、どこの産地のどんなものを、どう料理して提供しているのか、そのようなこだわりを持って食を楽しむ人たちがより多くなるでしょう。ですから、ホームの調理部門も、こだわりのある生産農家と契約して、より新鮮でおいしい野菜を調理して食卓に出すなど、工夫をこらす必要が出てくると思います。

 

そして「終の住処」としてのケアがホームで提供できるかどうか。2030年から日本は「多死社会」を迎えます。人生の最期をどこで終えるか。まさに老人ホームが「終の住処」となれるには「看取りケア」ができる理念と体制が必要となってきます。

 

親の介護は「自分の時の予習」と考えるのも1つ

――今、介護をしている、これから介護の可能性がある読者へのアドバイスをお願いします。

高室さん監修の『もう限界!! 介護費用を「1円でも安くしたい」ときに読む本』。費用だけではなく、介護保険サービスの使い方から介護に必要な知識全般が書かれている。

高室さん監修の『もう限界!! 介護費用を「1円でも安くしたい」ときに読む本』。費用だけではなく、介護保険サービスの使い方から介護に必要な知識全般が書かれている。

今、働きながら親を介護する人がいる一方、仕事を辞めて介護に専念する人も増えています。その典型が「80代の親の年金で50代が面倒をみる」というパターンで「8050問題」ともいわれています。収入があっても給与の伸びが悪いので、自己負担分(1~2割)を少なくするために介護サービスを控える人がでてきていると知り合いのケアマネジャーさんが話してくれました。
介護でかかる費用は介護サービスだけではありません。食事代や病院の通院費、洗濯代、施設管理費、タクシー代までかかってきます。ホームに預けても「介護費用を1円でも安くする」ことは緊迫の課題となっています。

 

親の介護はストレスもたまり、心と体の負担がとても大きいものです。これを後ろ向きに考えるとつらくなるばかりです。まずはご自分たちの介護が必要になるときの予習として考えなおすのも1つだと思います。

 

そしてきょうだいが集まってシミュレーションをしておくことが大切です。
・親が入院したらだれがまず飛んでいく?
・在宅で最期までいる?それともホームで過ごす? 入院になったらどうする?
・老人ホームに入居するお金は足りている? だれが負担する?
・入居の手続きと日々の面会はだれがする?

 

このように「いざという時」のことを4パターンぐらいシミュレーションしてみましょう。するとあいまいになっていることが浮き彫りになります。それから、家族の受け入れ体制の見直しをする、親やきょうだいとの関係性を改善する――。

 

こういうことをしっかりとやっておけば、いざ自分の介護が必要になったときに、子ども任せではなく、自分でケアマネジャーに意向を伝え、自分自身で老後をコーディネートすることができるでしょう。

 

そのとき大切なのはあなただけが困ることではない、ということ。あなたの困りごとは、社会の困りごとなのです。一人で悩まないで「社会の問題」として考えましょう。
困ったときには各市町村の地域包括支援センターや、担当のケアマネジャーなどに相談してください。介護保険は社会全体で考えていくために生まれた制度です。ひとりで抱えて辛くならないようにしましょう。

 

<今回のまとめ>

高室さんが考えるこれからの「良い老人ホーム」とは

 

・多様化し好みもはっきりした団塊高齢者に「満足してもらえる日々」を演出する
・「終の住処」となるための看取りケアができるホームである
・親の介護をすべて引き受けるのでなく「家族とともにする介護」をめざしている

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

*高室成幸さんの監修本『もう限界!! 介護費用を「1円でも安くしたい」ときに読む本』を、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています。

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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