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介護の魅力を多くの人に伝えたい~女優・介護福祉士 北原佐和子さん3

2016年4月12日

5年間、同じ事業所で勤務しながらも、次第に介護の仕事に対して疲れを感じてきた北原佐和子さん。一度は休職しました。介護サービスの表も裏もわかってきたことで、新たな疑問や課題を感じてしまったのです。しかし、そこであきらめないのが、北原さんの強さでしょう。女優業と両立しながら、新たな介護への関わりへと向かって行くのです。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
3_1北原 佐和子(きたはら・さわこ)さん 女優・介護福祉士
埼玉県出身。高校在学中に「ミス・ヤングジャンプ」に選ばれ、芸能界へ。80年代のトップアイドルとして活躍した後、映画、ドラマ、舞台に活動の場を広げる。2007年にホームヘルパー2級の資格を取得し、介護の仕事を始める。現在も芸能活動を続けながら、介護福祉士として現場で働き続ける。介護関連の講演活動にも精力的。また、「プレシャスライフ心の朗読会」代表として、学校等でいのちと心の朗読会を行っている。

 

 

 

 

女優の仕事と介護の仕事は相乗効果に

――ところで、北原さんは女優の仕事と介護の仕事をどう切り分けていたのですか?

女優では自分が主役に、介護職では利用者が主役になり自分は裏方に徹する北原さん

女優では自分が主役に、介護職では利用者が主役になり自分は裏方に徹する北原さん

午前中、8時半から11時半まで介護の仕事をして、全速力で自転車を飛ばして家に帰り、着替えて車を運転して、舞台の稽古場に行くこともあります。稽古場に向かう間に徐々に女優としての自覚ができて、現場でメイクをして、舞台のみなさんに会うときには、もう切り替えができていますね。メリハリをつけられるので、かえっていいんです。

 

介護の現場にいるときは、「女優の北原佐和子」ではなく、素の自分で存在できるんですね。それがとても心地いいんです。私のことを知っている人もほとんどいないですし。

 

女優は主役で、スタッフが陰で支えてくれていますよね。一方、介護は、利用者さんが主役で、私たちが陰の存在です。真逆を体験することが、人間形成に役立っているとも思います。また、主役の利用者さんを陰で多面的に見ていくこと、プロフィールからその方を知って声かけをすることが、ある意味、役作りに通じているところもあります。

 

「よくやるわね」と言われることもありますけれど、利用者さんの笑顔が見たいという思いですよね。時に「売名行為」なんていう言い方をされることもあります。違うって言ってもわかってもらうのは難しいと思い、そのままにしています。でも、むしろ、介護を売りものにするどころか、介護という仕事に助けられた部分が大きいですね。

 

10代でデビューをし、アイドル歌手としても注目され、女優となり、若い頃の自分は「女優らしくしていなきゃ」という思いで必死でした。でも、年齢を重ねる中で悩みもたくさん出てきます。女優を辞めたいと思ったこともありますし、泣きたいこともありました。しかし、人前で泣く姿を、女優は見せてはいけない、という気持ちも、すごくあったんですね。

 

でも、利用者さんが主役の介護の現場に身を置いて、肩の力が抜けたんです。人間は誰でも弱さを持っている、それが当たり前なんだと言い切れるようになりました。人を許せるようになったし、ここだけは譲れない、というところもはっきり言えるようになった。たくましくなったのかもしれないですね。

 

「介護」の魅力を再確認 ますます意欲的に

――北原さんは、最初に勤務した事業所で、ずっとデイサービス部門で勤務していたのですか?

介護における、シチュエーション別の声かけを紹介。北原さんの著書『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』

介護における、シチュエーション別の声かけを紹介。北原さんの著書『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』

いえ、3年ぐらいたったところで、系列の認知症型グループホームで勤務させていただきました。夜勤もありました。それは、自分の希望でもあったんです。
認知症の方は、夕方になると落ち着かなくなる方が多いです。デイサービスだと、そこでおうちに帰っていただいてしまうので、そのあとどうされるのか、わかりません。仕事を始めたばかりの頃は、認知症の方と接するのは大変だと思っていましたが、すぐに「チャーミングだ」とわかってきて。そんな方々の夜の時間もいっしょに過ごしてみたいと思ったんですね。

 

実際、夜勤をすると、夜ずっと起きていらっしゃる方もいます。でもね、寝られないのなら、それでいいんじゃないかしら、と思います。一晩寝なくたって、大きな問題はないですよね(笑)。
そんなときは、私たちの片付けなどのお手伝いをしていただくことがあります。女性の方は主婦として長年家事をされてきたので、みなさん、洗濯物をたたむにしても、とてもお上手なんです。一緒におしゃべりしながら、たたんでいただきます。そして、一息ついて、「ホットミルクでも召し上がりますか?」と、深夜のテレビを見ながらゆったりミルクを飲んでいると、ウトウトされて。添い寝すると、いつの間にかぐっすり眠ってくださることも多いです。

 

そうかと思えば、夜、作業をしていると、いきなりヌッとうしろにだれかが立っていて、ものすごくびっくりすることもあります(笑)。でも、そんなことも含めて、利用者さんの人間的な部分がたくさん見られて、ますます利用者さんが魅力的に思えてくるんです。

 

でも、介護の仕事を始めて、4年半を過ぎた頃から、苦しくなってきてしまったんです。現場ではさまざまな理想があっても、経営面を考えると難しい部分もありますよね。内情を知ってしまうと、こちらも言えなくて。

 

それで、最初に勤めた事業所をいったん退職しました。1年ほどは、介護の仕事はしていませんでした。

 

けれど、やはり戻ろうと思いました。「介護」って、とても魅力的だし、喜びがある。もちろん大変な部分もありますよ。でも、私からすると、大変だからこそ喜びが大きいんです。それなのに、イメージの悪い部分ばかり出てくるのは残念ですし、魅力が山盛りあるんだから、と再確認したんですね。

 

また、そうした魅力を、多くの人に伝えていくのも私の仕事ではないかな、と思い始めました。対応ひとつで、利用者さんが変わるということを、本や講演会で伝えていきたいと思ったんです。

 

介護は簡単ではありません。働く職員も、家族も悩みが多い。でも、ひとりの知恵では無理なことでも、多くの人の考え方を知ると、うまく対応できることもあります。私の声かけは万能ではないけれど、声かけの実例がわかれば、引き出しのひとつになるんじゃないかと思うんです。引き出しが多いほど、臨機応変に対応できるものだと思いますしね。

 

3年前からは、またデイサービスに勤務しています。介護福祉士の資格も取り、次はケアマネジャーにも挑戦するつもりです。

 

<今回のまとめ>

北原さんが考える「介護の魅力」とは

 

・人の弱さ、強さを知り、自分自身もたくましくなれる
・利用者の人間的な部分を感じられる
・大変な分、喜びも大きい

 

次回は、北原さんが考える「良いホーム」を掘り下げます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

*北原佐和子さんの著書『女優が実践した 介護が変わる魔法の声かけ』を、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています。

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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