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地域で最期を迎えるには、近隣との信頼関係を~在宅・嘱託医 佐々木さん4

2016年3月22日

老人ホームでの看取りを考えるときには、ご本人がどんな死生観を持っているか、家族が亡くなることについて、どんな考えを持っているかが重要です。しかし、それらのベースになるのは、地域の介護力――24時間体制で在宅診療を専門に展開する財団法人社団 悠翔会の理事であり、医師である佐々木淳さんの実感です。「老人ホームで看取ってもらう」とき、他力本願的なスタンスではなく、関わる全員が「介護」を実践するとき、地域の中で主体性を持つことも大事、ということ。示唆に富む佐々木先生の最終回のインタビューに、耳を傾けてください。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
佐々木 淳(ささき・じゅん)さん 医療法人代表医師・理事長
4_1医療法人社団 悠翔会(ゆうしょうかい) 理事長・診療部長、医学博士。
筑波大学医学専門学群、東京大学大学院博士課程卒業。三井記念病院、医療法人社団 哲仁会 井口病院副院長等を経て、24時間体制で在宅総合診療を提供する医療法人社団 悠翔会を設立。多職種、診療を受ける本人、家族も参加できる勉強会『在宅医療カレッジ』主宰。また、オーガニック食材を中心に、低糖質(ケトジェニック)メニューを提供してアンチエイジングと健康を目指すレストラン「NUDIST Café&Flower」も経営。悠翔会の患者さんのために医師が協力して書いた『家族のための在宅医療実践ガイドブック』(幻冬舎)を監修。

 

悠翔会ホームページ

 

死に向き合う経験を深くすること

――各地の老人ホームで、看取りを始めるようになってだいぶたちますが、経験が深いホームとそうでないところの差があるように思います。

昔は自宅で亡くなる方が多く、「人の死」がより身近にあった『家族のための在宅医療実践ガイドブック』より<クリックで拡大> 

昔は自宅で亡くなる方が多く、「人の死」がより身近にあった『家族のための在宅医療実践ガイドブック』より<クリックで拡大>

そうですね。そもそも、高齢者を専門に診る医療が、まだ完全には確立していないと思います。また、患者さんのご家族も、核家族化の中で、人が亡くなる過程を経験したことのない人が多いと感じます。1人、2人と看取れば、目の前で家族が亡くなることに対する覚悟もできますし、その過程も理解できていきます。

 

まず必要なのは、老人ホームの職員が、高齢者を看取る経験を深めること。そして、自分たちのスタンスをはっきりと確立して、利用者さんやその家族と看取りの協働をしていく、という姿勢が大事ですね。

 

――佐々木さんご自身、あるいは、佐々木さんのご両親は、どのような場で最期を迎えたいと思いますか?
僕は独身ですし、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)かなぁ。有料老人ホームやグループホームは「利用権」での契約ですから、本当に「自分の部屋」という感覚は持てないかもしれません。いざ住んだとしてもホームの事情で部屋が変わることもあるし。その点、サ高住は、「自分の部屋」ですから。主体性を持って住めると思います。プライバシーもありますからね。ケアもフレキシブルに受けられる環境です。持ち家もないですし、小さい頃から転居が多かったので、思い入れのある家もないですからね。

 

両親は、自分たちで在宅介護を選ぶと思いますね、でも、「老人ホームに入りたい」というのなら、それはそれでいいと思っています。本人たちの意思なのでどちらであっても、その意思を尊重します。

 

地域では、近隣の人達と協力し合える関係を築く

――「どちらでもいい」と言えるのは、在宅でも高齢者は最期まで暮らせる、と思っているからですよね?

悠翔会は介護・医療関係者とともに家族も参加できる勉強会『在宅医療カレッジ』を運営。このような場からも人間関係がつながっていく。

悠翔会は介護・医療関係者とともに家族も参加できる勉強会『在宅医療カレッジ』を運営。このような場からも人間関係がつながっていく。

高齢者を家で看るのが難しい、認知症の家族は手に負えない、などと思い過ぎるのは、看取りに混乱することの一因かもしれません。在宅介護は大変、と言われていますが、介護保険や、介護保険以外のサービスを上手に使って、働きながら認知症の親御さんをスムーズに介護しているケースもたくさんあります。

 

隣人、近くの老人会など、地域のインフォーマルサービス(公共サービスでないサービス)を柔軟に使えるといいですね。人間関係をたくさんつないでおくと、何かあったときに支えの輪に入りやすいと思います。親御さんが本格的に悪くなる前に、コミュニティを築いてもらって、いろいろなつながりを作っておくといいんじゃないかな。それは、親御さんだけでなく、子世代も同様ですね。

 

会社勤めをしていると、会社の仲間だけとしか付き合わない。しかし、いざ退職すると、会社の仲間はいなくなるし、近隣にも知り合いがいない状態になってしまいます。

 

仕事のつながりでいろんなコミュニティに属しているつもりでも、いざ熱を出したら、おかゆを届けてくれるような人がだれもいない、という方は多いのではないでしょうか。職域ばかりで人間関係を作って、地域に知り合いがいないと、老後は大変ですよね。お隣さんに挨拶をして、醤油を借りられるような関係を築いておかないと、と自戒も含めて言いたいですね。

 

僕の祖父は、岡山で独居なのですが、近隣の農家の方が煮物を届けてくれたり、何か危険なことはないかと見守りをしてくれたりする中で、庭で野菜や花を育てて暮らしています。地域の助け合いの精神を活性化して、お互いに助け合う関係ができれば、ベストですね。

 

――目的がないと、なかなか知らない人に話しかけにくい、というのもありそうですね。
でも、仕事なら、交流会や営業などに出掛けて、はじめて会う人に名刺交換して話しかけて、というのをやるわけでしょう?(笑) それと同じことを地域で一度やってしまえばいい。そうしたら、知り合いが増えます。早めにやっておいたほうがいいですよね。

 

<今回のまとめ>

佐々木さんが考える「良い最期を過ごせる環境」とは

 

・高齢者向けの医療、介護の経験が深い専門家がケアをする環境
・在宅であれば、介護保険サービスのほかに、老人会や近隣の人など、介護保険サービス以外のサービスが期待できそうな環境
・その環境を築くために、自らが地域の人たちとつながり、連携が持てる環境

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

*佐々木淳さん監修の『家族のための在宅医療実践ガイドブック』を、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています。

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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