有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

介護離職する人の多くは介護を知らない~ワーク・ライフバランス深堀さん1|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

どうなる?一人暮らしの認知症ばーちゃんの今後~漫画★孫娘のガチンコ介護

6月20日

どうなる?一人暮らしの認知症ばーちゃんの今後~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

介護離職する人の多くは介護を知らない~ワーク・ライフバランス深堀さん1

2016年2月2日

家族の介護をするために仕事を辞める、「介護離職」が深刻な問題になっています。介護離職者が激増し、日本経済にも影響を及ぼすほどと言われます。安倍総理も、「介護離職ゼロ」を掲げ、特別養護老人ホームの整備に本格的に乗り出す、と提言し、話題になりました。この社会問題をどう解決するのか。そして、「介護しながら仕事」を実現するためには、どんな老人ホームを選べばいいのか。
仕事と私生活のバランスを考え、実践のアドバイスをするワーク・ライフバランスコンサルタントで、介護に詳しい深堀雅史さんに、4回にわたってお話しをお聞きしました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
深堀 雅史(ふかぼり・まさし)さん ワーク・ライフバランスコンサルタント
1_1(株)ワーク・ライフバランス所属。仕事と私生活のバランスを取り、豊かな人生を提言する中で、特に介護と仕事とのバランスを大きなテーマとして掲げる。法人に向けて、従業員の「介護と仕事の両立」を促す情報提供や、サポート体制などを提案。自らもホームヘルパー二級を取得。学生時代から続けている介護ボランティアでも、さまざまな介護現場に関わっている。『あなたの親を支えるための介護準備ブック』(小室淑恵/(株)ワーク・ライフバランス著、英治出版)の執筆にも参加。

 

介護と仕事の両立ナビ

 

介護離職を防ぐキーワードは「地域」

――介護離職をした人が10万人を超えたと言われています。大きな社会問題ですね。

深堀さんが所属するワーク・ライフバランスのホームページ

深堀さんが所属するワーク・ライフバランスのホームページ

まさに、日本社会の競争力や、財政に関わる大きな問題だと思っています。私が在籍する(株)ワーク・ライフバランスでは、ずっと前から、このことを社会に提言してきましたが、残念ながら一般的には認知度が低い状況でした。安倍総理が最近、「介護離職ゼロ」を掲げ、ようやく社会全体がこの問題の根深さに目を向け始めた、というのが現況です。

 

今を生きている我々は、次世代に対して、どういう課題が残った未来へバトンを渡していくのか。介護離職の問題は次世代に大きく関係しますし、そうした意味でも解決していかねばならない課題だと感じています。

 

――現実的に、少しでも介護離職を改善するにはどうしたらよいのでしょうか?
政府の見解は正直、今はあいまいな状態ですね。在宅での介護を支援してくのか、ホームをもっと増やしていくのか。現状、都心ではホームを増やし、それ以外のところでは在宅で、という感じになっていますが、それ自体、どうなのか、検証されるべきと思います。
私は、都心であろうとそれ以外の地域であろうと、「地域」がキーワードになると思っています。地域で看ていく、というイメージですね。

 

――「地域」とは、ご近所のような範囲でしょうか?
誰にとっても「これなら正解」という案はなかなか難しいですが、日本人に合っていると思えるのは、町内会ぐらいの単位ではないかと思っています。消防団ごとの単位、のようなものですね。

 

介護は個人戦よりも、チーム戦のほうがいいと思っています。ひと家族でひとりを看るのではなくて、3家族で3人看る、4家族で5人看る、といったような。

 

私は千葉の田舎のほうで育ったのですが、遊ぶときはいつも近所のお兄さんとか年下の子と一緒に遊んでいました。どこの家の子どももわけへだてなく一緒に生活しているような、そんなイメージです。介護の外部サービスを充実させることはもちろん大切ですが、それと並行して、もっと近い存在を意識し、活用していくことが必要だと思います。

 

まずは情報を集めて準備する

――介護離職をなくすためには、「なぜ離職をするのか」という問題に触れなくてはなりませんが……。

介護離職についてコンサルティングするにあたり、実際に離職した人たちに数多くインタビューをしてきました。その中で気になったのは、介護離職のタイミングがとても早いことです。介護を始めて半年から1年ぐらいのうちに離職する人が非常に多い。なぜだろうと、さらにうかがってみると、介護に対する不安のうち、精神的な不安と時間的な不安がこの時期にピークになってしまう。では、なぜピークになるかというと、「介護と仕事の両立の仕方を知らない」からなんです。「両立させよう」という視点すら持っていない方が多いのです。

介護期間の平均は4年7カ月と長い。介護離職で不安が増すことも多い。『あなたの親を支えるための介護準備ブック』より

介護期間の平均は4年7カ月と長い。介護離職で不安が増すことも多い。
『あなたの親を支えるための介護準備ブック』より

 

情報としては、マスコミ報道などで、介護をしながら仕事をしている人がたくさんいることはつかんでいる。しかし、いざ自分がやるとなると、精神的にも難しいものです。仕事を減らす、昇進を一時停止するなどといった仕事上のマイナスがどれぐらい長く生じるのか。その不安が大きく冷静な判断ができにくくなる、ということだろうと思います。

 

中には、介護をしている部下に対し、「戦力外」と言ってしまった過去がある方もいらっしゃいます。そういう方は、過去の自分に対するけじめ、言ってしまった相手に対するけじめにとらわれて、離職してしまうケースがあります。
また40代から50代は、人によって昇進のメドがつきにくい、減給になるなど、仕事上の悩みや失望感を持つ方もいらっしゃいます。それがきっかけとなり、介護に目を向ける方も多いのです。

 

また、介護で勤務時間が減ると、自分が持っている理想の自分、フルパワー、フルタイムの自分と比べてしまいます。そうじゃない自分が許せない、受け入れられないという気持ちになり、自分で自分に失格の烙印を押してしまう。そうして離職を選択する人も多くいます。

 

――では、介護離職しないために具体的にどんなことに取り組めばよいのでしょうか?
1_4まずは、「介護を知る」ということを、ぜひやっていただきたいですね。その中から、自分と自分の親に合ったやり方を見つけていく。具体的には、介護の経験者が集まるようなセミナーとかサロンに足を運んでいただく。すると、自分にとってのモデルケースが見つかったりします。
今、日本中で認知症のことを語り合う「認知症カフェ」が開設されていますから、認知症の親御さんを持つ方は、そういうところに足を運ぶ。他にも遠距離介護の方々の集まりなんかもありますよ。

 

私自身、ごく最近、母親が倒れまして、週末ごとに、車で2時間ほど離れた実家に、妻とともに家事をしに行っています。もうすぐ我が家に子どもが誕生するタイミングですが、妻も大きなおなかを抱えて行ってくれています。まだ母親も若いので、まさかこんなに早く介護が始まるなんて思ってもみませんでしたが、みなさんだいたい、私のように、いきなり介護が始まります。そんなときに困らないよう、あらかじめ介護の知識を身につけておきたいですね。

 

<今回のまとめ>

深堀さんが考える「良い介護」とは

 

・離職しないで続けられる介護を目指す
・精神的不安や時間的不安を解消できるような知識を持つ
・介護が始まる前に、介護をシミュレーションしておく

 

次回は、介護をしながら仕事を続けていくための具体的な方策をお聞きします。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

*深堀雅史さんが執筆に参加した『あなたの親を支えるための介護準備ブック』を、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています。

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

入居までの流れ

 

 

 

 

logo_categ0では、あなたの条件にあった老人ホームを探せます。掲載ホーム数は日本最大級!
写真満載、日常の過ごし方、働くスタッフのコメントも紹介。「住んだ後がイメージできる」サイトです。
老人ホームを検索する

関連する記事
【2016/02/23】wakakusa1130@jcom.home.ne.jp
私自身高齢なってきたので、少し調べておく必要をかんじました。この頃ホームでの事故を耳にするのでその時に慌てないようにしたいです。
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す