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老人ホームの費用は複数の施設で比較してほしい~経営コンサル 糠谷さん4

2015年12月29日

介護事業者をビジネスの視点で分析し、「良い老人ホーム」を増やすようサポートをしてきた糠谷さん。介護事業者が自ら問題意識を持って実現できるよう、コンサルティングしてきた数は400法人にものぼるといいます。最終回の今回は、老人ホームの費用や、普段触れ合う介護職員の面で、「良い老人ホーム」を教えていただきました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
糠谷和弘(ぬかや・かずひろ)さん 経営コンサルタント
2_1(株)スターコンサルティンググループ代表取締役。1971年生まれ。大学卒業後、旅行会社を経てコンサルティング会社・船井総合研究所に入社。介護サービスに特化したチームを立ち上げ、11年間経営指導を重ねた後、チームで独立。介護事業所の立ち上げから組織マネジメントシステムまで、幅広いコンサルティング事業を展開している。コンサルティングしてきた法人は400社を超え、講演も年間50本以上。マスコミに登場することも多い。著書は『ディズニー流! みんなを幸せにする「最高のスタッフ」の育て方』『あの介護施設はなぜ地域一番人気になったのか!!』(いずれもPHP研究所刊)など。

 

利用料、サービス料など細目別に、他の老人ホームと比較しよう

――数ある老人ホームの中から「良いホーム」を選ぼうとするときに、費用がネックになることがあります。特に有料老人ホームの費用はホームによって大きく違いますね。

中には、非常に高額のところもありますね。有料老人ホームの料金は、自由価格設定ですから、それも当然のこと。利用者さん側は、相場を把握しながら、各々の料金を妥当かどうか、見ていくしかないですね。

 

というのも、有料老人ホームは、建物を建てて事業を開始するまでにかかった費用から、入居費用や月額利用料を算出することが多いんですよ。アパートみたいに、「このあたりの地価を考えるとこのアパートの家賃は4万8000円」というふうには決めていません。中には、建物や設備、サービスと、料金が見合っていないと感じるところもあると思います。

 

4_2また、最近では、複数の料金プランを用意するところもあります。「入居金が高くて月々の利用料が安い」、「入居金が低くて月々の利用料が高い」、あるいは「入居金なし」、というふうに分けているところもありますね。いずれにしても入居者側は、ホームで暮らす年月を予測し、総額を出して、ご自身の資産から判断することになります。

 

このときに、料金の見方には注意が必要です。料金の内訳が細かく分かれていて、ホームによってもその内訳が違うんので、見落とさないようにしてください。そして、それぞれの内訳ごとに、ほかの有料ホームと金額を比べてみてください。

 

利用料、介護や付加サービスの費用、管理費などです。利用料というのは、主に家賃ですよね。となると、部屋の㎡数、公共設備の広さなどを、地価とともに比較するといいと思います。なかなかきれいな形で比較できないかもしれませんが、それぞれに種類別に費用を取り出して考えることは大事です。

 

また、介護や付加サービス費用の内容も、老人ホームによってバラバラです。サービス付き高齢者向け住宅や住宅型の有料老人ホームですと、介護保険適用になる部分の介護サービス費は、ホームの利用料には含まれていないことがほとんどです。しかし、介護型の有料老人ホームや、認知症型グループホーム、特別養護老人ホームなどだと、このあたりのサービス費は含まれていることもあります。
あいまいな部分もありますので、サービス費とは何か、具体的に挙げて説明してもらってください。

 

――食費も、月額利用料に含まれる老人ホームと、含まれないホームがありますね。
これも、注意しなければなりません。小さい字で「別途食費が5万5000円かかります」と書かれているところもあります。プラスで5万5000円かかるなんて、想定外だ、ということになりますよね。
食費も、ホームによって幅があります。ただ、食費に関しては、安ければそれなり、という部分もありますし、高いところであまりにもひどい、というところはそれほどなく、おおざっぱに言えば値段に比例しているとも言えます。

 

みなさん、月々の利用料や入居金について、1年単位で考えていることが多いですよね。しかし、例えば月額20万円の有料老人ホームに5年間住むとすると、年間240万円。5年間だと1200万円を支払うわけです。1200万円の買い物をするのですから、簡単に決めてはいけませんね。情報もしっかりとそろえ、それぞれの料金を確認する。サービスの中で将来にわたって約束できるものとそうでないものを分けて考え、確実に受け取れるサービスは何かを把握する。それぐらい細かく見て行ってほしいですね。

 

たとえば、親御さんの老人ホームを選ぶとき、費用の全額を親の資産や貯金などでまかなうとなると、「自分のお金ではない」と無頓着になりがちです。しかし「親が一生懸命に蓄えてきたお金なんだ、無駄にできない」と思って、有効に使うための努力をしてほしいです。

 

一般的な職員を、優秀に育てる教育ができているか

――老人ホームの質は、職員さん、つまり「働く人」でも大きく変わりますね。

糠谷さんの会社では、介護経営者に向けたセミナー「介護サービス経営カレッジ」も運営

糠谷さんの会社では、介護経営者に向けたセミナー「介護サービス経営カレッジ」も運営

そうですね、どれだけシステマティックにやっても介護は「人」が商品です。老人ホームがアパートと違うのは、その点ですね。アパートなら、新築のときが一番よくて、だんだん価値が下がっていく。しかし、老人ホームは、最初が100だったとして、サービスを上げて行けば、110にも120にもなっていくわけです。

 

サービス(ソフト)を上げるには、働く人をどう教育してブランド価値を上げるか、です。しかし、教育は本当に難しい。5年前、10年前であれば、「介護がやりたい」と言って求人応募する人がほとんどでした。しかし、今は、「介護と飲食と営業職と全部を受けている」という応募者が増えています。つまり、介護に対するモチベーションが、それほど高くないんですね。

 

ですから、採用側は、ポツリポツリとくる意欲の高い人を、確実に探し出して採用しなければなりません。しかし、それだけでは人数が足りないので、さらに、多くの人を以前よりも基準を落として採用しなければならない事態になっています。
基準を落とすということは、これまでの教育をあてはめるだけでは、納得する人材に育たないということ。ですから、まったく初心者で、意欲があまり高くない人でもわかりやすく、行動しやすい教育プログラムを新たに開発して実行しなければなりません。

 

これまでは、優秀な人材をいかに採用するか、という視点で人を考えていましたが、今は平凡な人材をいかに優秀にしていくか、そこにかかっていると言えます。今、介護業界は人手不足で、人が採用できないから運営ができない、という事態にもなっています。人の教育は急務ですね。

 

老人ホーム探しをするときにも、そんなバックグラウンドを理解していた方がいいと思います。その上で、見学時には、職員さんがどう動いているか、多少ぎこちなくても、人あたりがよく利用者さんに対してていねいなのか、人数は足りているかなどをチェックするといいでしょう。

 

――利用料金と職員さんをしっかりチェックするということですね。
はい。上手に老人ホームを選ぶのに、重要なポイントです。
しかし、それより前の大前提として言いたいのは、入居する高齢者本人が、このホームに入る、ということに納得しているかどうかです。親御さんにホームに入居してもらう場合、家族の事情、つまり「在宅介護ができない、これ以上続けるのが難しい」が理由になっていることが多くあります。それ自体は、やむをえないことであり、また双方にとって、老人ホームの方がいい場合も多くあります。

 

しかし、探す側が家族であるがゆえに、家族の都合でホームを探し、利用者さんの意向が後回しにされることは多々あります。本当にホームで暮らすことに納得しているのか、そして暮らすならこのホームがいいのか。利用者さんとていねいに話し合い、利用者さんの意見も十分に聞いた上で選ぶホームが、結局のところ、利用者さんにとって「良いホーム」になるのだと思います。

 

<今回のまとめ>

糠谷さんが考える「良いホーム」とは

 

・入居金、月額利用料を含めた費用が、類似エリア・類似条件の他施設と比べて妥当性があること
・人材教育に力を入れ、未経験の職員でもスムーズに仕事ができるシステムを作っていること
・何より、利用者本人が「この老人ホームは良いホームだ」と思っていること

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

*糠谷和弘さんの著書『あの介護施設はなぜ、地域一番人気になったのか!!』は、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています。

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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