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良い看取りができるホームは「経験と関係づくりが鍵」山本さん(3)

2015年10月27日

最近、老人ホームを決める際に、「看取りをしてもえらるかどうか」をポイントにする方が増えているようです。では良い看取りができるホームとは? ホームでの看護師の経験も深いハンドセラピストの山本千鶴子さんに、お話を伺いました。ただホームを選べばいいだけでなく、入居後のコミュニケーションの大切さも教えてもらっています。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
山本千鶴子(やまもと・ちづこ)さん 幸(高)齡者ハンドセラピスト
1_1看護専門学校卒業後、病院の神経内科で看護師として5年務め、結婚。ご主人の転勤に伴って静岡県に移り、訪問看護師に。訪問看護のおもしろさを知り、第一子出産後に介護支援専門員の資格を取得。第二子出産と育児を考え、その後は有料老人ホームの看護師として働く。が、高齢者と日々接する中、高齢者に正面から向き合って触れたいと考え、ハンドマッサージを学び、独立。ハンドセラピストとなる。自ら老人ホームに赴き施術するほか、ハンドマッサージの教室を主宰し、後進の指導にも務める。訪問したホームは30軒近く。

 

幸(高)齢者ハンドセラピスト~ハンドケアはハートケア~

 

看取りの経験はホームによって違うけれど

――「看取りをします」と謳っている老人ホームが多くなりました。でも、その内容はいろいろだと思います。きめ細かくスタッフや看護師さんがみてくれて、ドクターとも親密なところもあれば、系列の医療法人に最後はお任せするところもありますよね。
3_2そのホームがどんな看取りをしているかについて知りたければ、今までの具体的な例を教えていただくのがいいと思いますね。ホームの中でお別れ会をしているようなら、そうした写真もあるでしょうし。いままで何度も経験があるようなところなら、ますます参考になりますね。

 

基本的なことで言えば、ドクターとの連携がうまくいっていなければ、看取りは不可能。まずは、ドクターとどのような連携になっているか、具体的に知っておくといいでしょう。また、老人ホームの看護師が看取りをどのように扱っているか、介護士さんとの連携はどうなっているか。そのあたりも重要です。

 

――事業者が「看取り」をホームの特徴として挙げているのに、各ホームの現場スタッフは戸惑っている、なんてところもあるように思います。
そうですね……。ある意味、現場が戸惑うのは当然です。ご利用者さんの状況によって、老人ホームで看取りができるかどうかは異なりますから。たとえば、心臓疾患で苦しんでいれば、救急搬送することになるかもしれませんし、誤飲や誤嚥で窒息状態になれば、やはり静かに看取るという状況にはならないかもしれません。積極的な治療をするという状況になく、静かに死を待つ条件を整えて看取りをしたいとイメージしても、必ずしもそれが叶わない場合もあります。ですから、「ホームで看取ってほしかったのにできなかった」となることも、あらかじめ想定しておいて欲しいと思います。

 

――気に入った老人ホームを見つけたけれど、そこは看取りの経験が少ない。不安に思うときはどうすればいいですか?

3_3

「看取士」の資格も持つ山本さん。介護職や介護中の家族向けに「看取り学」の講座を開いています(詳細は上記サイト参照)

看取りは、それだけを切り離して考えるものではないと思うんです。あくまでも、ご利用者さんがその老人ホームで生活していた延長線上に看取りがあるわけですよね。お元気なときにその方の生活に、スタッフがどう向き合い、関わってきたかのほうが大事だと、私は思うんです。しっかりとした関わりがあれば、たとえ看取りの経験がなくても、いい見送り方はできるのではないでしょうか。

 

そもそも、看取りに関しては、ご当人に希望があるなら、それを一番に考えなければいけません。なかなか話しにくい問題ですが、もしお話ができるのなら、ご当人のご意向を伺うべきですね。もちろん、ご家族同士も、話し合っておいてほしいと思います。

 

老人ホーム側でも、看取りや、最期の医療については、あらかじめ意向を伺うところが多いと思います。入居の契約のときに聞かれるので、戸惑うと思いますが、これは、「みなさんで一度話し合ってみてください」というきっかけ作りだととらえてもらえるといいですね。もちろん一度決めたとしても、「やっぱり違う形で」と修正するのはまったくかまいません。ホームとも話し合いながら、入居後に時間をかけて決めればいいと思います。

 

入居してからが「老人ホームとの関係づくり」のスタート

――看取りに至る過程、つまり入居してから最期の瞬間までの過ごし方や、老人ホームとのコミュニケーションが大事なんですね。

「最初はお世話をするつもりでいても、最終的には『懐を借りているのは私のほうだった』と思える。それが介護の尊さ」と語る山本さん

「最初はお世話をするつもりでいても、最終的には『懐を借りているのは私のほうだった』と思える。それが介護の尊さ」と語る山本さん

 

そうですね。私の知っている方で、「最期の最期は家でみたい。看取りの休暇を3カ月とれるので、それを利用したい」とホームに申し出た、という方がいました。ホームのほうでも、いきなり言われたら戸惑いますが、入居している間にさまざまな話ができ、いいコミュニケーションが取れていれば、必ずしも不可能ではないですよね。
単純に「できるかできないか」「やるかやらないか」ではなく、お互いの価値観を尊重しつつ、歩み寄り、協力しあえたらベストではないでしょうか。入居するときに決めたことがすべてではなく、入居してからが、関係性のスタートですからね。

 

――看取りにしても介護にしても、「これが正解!」という答えはなかなかないですね。
そのときのベストであればいい、と思うし、そのベストを信じる力も大切だなって思うんです。たとえば、看護師側からは「それはどうかな…」って疑問に思うことでも、当人やご家族が「やりたい、これがいいと思う!という強い思いがあるなら、「やってみようか!」と言いたいです、私は(笑)。失敗することもあるかもしれないけれど、失敗を許さない社会は、すごく窮屈ですよね。

 

また、介護するスタッフに対しても、そう思っていただけたらいいですね。看取りの経験が少ないスタッフに、ご利用者さんが自分の身をもって、いい看取りの体験をさせてあげられる、それがひいては今後のいい介護につながる、という視点もあります。彼らに体験させることが、ご利用者さんの社会的な役割、その方の死には大きな意義があると。関わるみなさんが思えれば素晴らしいと思いますね。

 

<今回のまとめ>

山本さんが考える「良い看取りのできる老人ホーム」とは

 

・看取りについて、ドクター・看護師・介護士の連携がしっかりしている
・入居後にスタッフと利用者、その家族がよりよい関係を築いていける
・その利用者や家族にとっての「良い最期」を、作り上げていける

 

最終回の次回は、ハンドセラピストの山本さんならではの、スキンシップについて伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

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