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良い介護とは「食事は重要!口で食べると元気になる」くさか里樹さん(4)

2015年8月11日

講談社イブニングでの『ヘルプマン!』の連載が休止し、現在は、週刊朝日での連載『ヘルプマン!!』が始動しています。その連載をまとめた単行本第1巻のテーマは「胃ろう」。くさかさんインタビュー第4回目の最終回では、超高齢化とともに深刻な選択を迫られるこの「胃ろう」のテーマを軸に、老人ホームについて語っていただきます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
くさか里樹 (くさか りき)さん 漫画家
4_1 1958年高知県生まれ。1980年『別冊少女コミック』(小学館)にて『ひとつちがいのさしすせそ』でデビュー。ほかに、『ケイリン野郎』、『クマーラジーヴァ』などがある。2003年『イブニング』(講談社)にて『ヘルプマン!』連載開始。2011年5月同作品が第40回日本漫画家協会賞大賞を受賞。2014年末、『週刊朝日』に発表の場を移し、『ヘルプマン!!』を連載開始。2015年5月に単行本としての一巻目『ヘルプマン!! ~介護蘇生編』(朝日新聞出版)を刊行。私生活では1982年漫画家・大石倉人さんと結婚、3児の母となり、現在は孫も5人。高知県在住。

 

くさか里樹 公式サイト

 

胃ろうの是非より、好きなものを食べさせて

――週刊朝日の連載を単行本化した『ヘルプマン!!』第1巻の介護蘇生編では、胃ろうがテーマになっています。認知症がきっかけでケアのよくないホームや病院を転々とし、誤嚥性肺炎になったおじいちゃん。医師に進められるまま胃ろうにし、弱りきっているが、そのおじいちゃんの笑顔を見たくてヘルプマンの百太郎が奔走する、という内容でしたね。実際、最近は胃ろうが大きな問題になっていますね。

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医師からすすめられるままに、胃ろうの決断をする家族が、最新刊の主人公『ヘルプマン!!~介護蘇生編』より (画像クリックで拡大)

胃ろうに関しては、「しなきゃ生きていけないからしょうがない」、「いや不毛な延命措置はダメだ」と、両極端の議論になりがちですよね。また、間違った認識も多いです。お医者さんも「胃ろうにしたら肺炎にならない」と思っている人もいるようです。でもそれは誤解で……。
しかし、マンガで言いたいことは、どっちが正しいとか、間違っているとかいうことではありません。「好きなものを食べたら元気になる人は多いんだ」ということなんです。
たしかに胃ろうをすれば、栄養状態が悪い人でも、簡易に安全に栄養を補給できます。でも、人はだれでも、食べたいものを口から食べたい。いきいきと自分らしく生きていきたいんだ、ということが言いたいんですね。

 

そもそも、胃ろうをしても誤嚥性肺炎にはなります。胃ろうで防げるわけではないんです。それに、万が一防げたとしても、「口から食べたら肺炎になるからやめなさい」と言われても、「肺炎になっても食べたいものは食べたい」わけですよ。
そして、いくら食欲がなくなっても、好きなものなら喉を通る。気力が出れば、できないこともできる、元気になるんですよね。

 

――作品では、「老人ホームにいても外泊すればいい」と言っていますし、「胃ろうも、一度穴をあけたとしても、口から食べることができるなら食べたっていい」と言っています。こうした柔軟で前向きな考え方が大事ですね。

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口からの食事を楽しみたい気持ちは、若者も高齢者も同じ『ヘルプマン!!~介護蘇生編』より (画像クリックで拡大)

そうですね。その人の状況を考えながら、欲望を満たしてあげたい。おじいちゃんになったから欲望がなくなるわけではないですから。
そもそも、人間、年を取っても変わらないですよね。私なんか、20歳ぐらいのときから、ぜんぜん変わっていない。きっと30年後もあまり変わっていないと思うんです。

 

けれど、高齢者のことを、若い世代は自分とはまったく違う生き物だと切り離してしまう。自分で勝手に線引きをして、線のむこうに行ってしまった人だと思っているから高齢者のことをうまく判断したり、理解したりできないだけだと思うんです。
高齢者になってもやりたいことはある。幸せになる権利はあるわけですからね。

 

 

 

 

 

 

家族は自分を責めないで

――超高齢化のもうひとつのテーマには、老人ホームでの看取りもありますね。
看取りも、おかしな話がいっぱいありますよね、きちんと準備も整ってないのに、看取りをすれば加算になるからやるんだとか。様式どおりに看取りをやっていくと、納得のいく看取りができないという話もききます。

 

知り合いの方で、もう最後だというときに、何を食べたいかと聞いたら、「お好み焼きが食べたい」と。それで、今までどおりにおしゃれして、いつものサングラスをかけて、家族でお好み焼き食べて、みんなでピースした写真を撮影して、直後に亡くなった方がいます。家族はみんな、号泣だったといいますが、それこそが、ご本人にとってのいい看取りですよね。

 

どう生きるか、どう死ぬかは、ある意味自己責任で、自分で納得さえすれば、医者の言うとおりでなくてもいいと思うんです。ただ、高齢になると、自分の意思で生きることへのプライドを保ち、死について決断するのは大変なことなので、本人が望むことを叶えてあげるような、周囲の支えも必要ですね。

 

――介護は難しいな、と思うこともあります。正解がないだけに、支える家族も悩みます。
でも、いろいろと揺れるのが人間だし、正解を探しすぎると前に進めませんよね。気持ちも下がるいっぽうです。おじいちゃんやおばあちゃんも認めつつ、自分のことも認めて肯定しないと、辛くなってしまいますよね。

 

――では最後に、介護をする家族に、くさかさんからメッセージを。

『ヘルプマン!!~介護蘇生編』

『ヘルプマン!!~介護蘇生編』

ネガティブな情報に惑わされないで欲しいと思いますね。「認知症は怖い」とか「年をとったら何もできない」とか。そんなことはない。生きてる限り、みんな幸せにならなければね。

 

それには、知識をつけることも必要です。今、全国で認知症カフェみたいな、だれでも参加できる認知症の情報交換ができる会がありますから、そういうのに参加したり。あとは『ヘルプマン!!』を読んでいただいたり(笑)。ギリギリがんばって疲弊してしまう前に、あちこちから情報を集めてほしいですね。

 

それも、介護が必要になってからではなくて、できたら、まだお元気なうちに情報集めをしてほしい。お子さんたちも、学校などで学ぶ機会が増えるといいですよね。介護の中にはたくさんの宝があるということに、だれもが気づいてくれるといいな、と思います。

 

 

 

<今回のまとめ>

くさかさんが考える「良い介護」とは

 

・ホームで暮らすけど外出・外泊する、胃ろうにしているけど口から食べる、など柔軟で前向きな考え方ができる
・高齢者と若い人との間で、勝手に線引きをしない。同じ目線で考える
・介護する相手だけでなく、自分のことも認めて肯定する
・ネガティブな情報に惑わされず、知識をつける

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

漫画『ヘルプマン!!』については、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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