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良い介護とは「関わり方次第で症状を劇的に緩和できる」くさか里樹さん(1)

2015年7月21日

介護をテーマにし、日本中に「良い介護」のあり方を伝えてきた漫画『ヘルプマン!』。単行本27巻を経て、週刊朝日から続編とも言うべき『ヘルプマン!!』を連載。引き続き、介護業界のみならず、社会全体に介護の本質を、熱い感動とともに教えてくれます。
今回は、その作者であるくさか里樹さんにインタビュー。12年間に渡る膨大な取材や、介護業界の人たちとの交流の中で感じたことなどを中心に、改めて「良い介護」「良いホーム」について、忌憚なく語っていただきました。4回に分けてお送りします。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
くさか里樹 (くさか りき)さん 漫画家
1_1 1958年高知県生まれ。1980年『別冊少女コミック』(小学館)にて『ひとつちがいのさしすせそ』でデビュー。ほかに、『ケイリン野郎』、『クマーラジーヴァ』などがある。2003年『イブニング』(講談社)にて『ヘルプマン!』連載開始。2011年5月同作品が第40回日本漫画家協会賞大賞を受賞。2014年末、『週刊朝日』に発表の場を移し、『ヘルプマン!!』を連載開始。2015年5月に単行本としての一巻目『ヘルプマン!! ~介護蘇生編』(朝日新聞出版)を刊行。私生活では1982年漫画家・大石倉人さんと結婚、3児の母となり、現在は孫も5人。高知県在住。

 

くさか里樹 公式サイト

 

介護の現実は12年前も今も変わらない

――『ヘルプマン!』は介護を題材にした非常にリアルな作品として、12年前のスタート当初から話題沸騰でした。描くにあたっては、まずどんな取材をしたのでしょうか?
1_2最初は、あちこち、老人ホームを訪れました。マンガを描き始める前は、介護について知識がなかったので、ホームの介護の現実については、驚くことばかりでした。

 

まず、「システマティックすぎる」施設を見学して、びっくりして。入浴など、本当に機械的に順番に介助するというような感じでしたから。

 

また、ホームの設備やインテリアはとても立派なのに、色紙や風船なんかで飾り付けているのにも「えーっ!?」って(笑)。大人のための場所なのに、まるで保育園みたいじゃないですか。

 

HLP188 (1)

最新刊では認知症の父を持つ娘が登場。父は施設で拘束をされてしまう。『ヘルプマン!!』介護蘇生編より (画像クリックで拡大)

ところが、心と技術、両方がある介護職の方にまたびっくりさせられるんです。たとえば、認知症の方の気持ちに沿った介護や会話をしていると、今まで「できない」と決めつけていたことが、スっと自然にできるようになってしまう。「うわー、すごいクリエイティブだ!」と。優秀な介護職の手にかかると、高齢者は劇的に変わるのだということを目の当たりにして、とても感動しました。1巻目はそんな感動をそのまま描きましたね。

 

――12年前の作品ですが、読んでもまったく古さを感じないですね。介護の現実は、今も昔もそう変わらないということでしょうか。
そうですね。1巻目では身体拘束のことを取り上げました。今は介護現場では特別な事情がない限り身体を縛ることは禁止されています。でもその代わり、薬で眠らされたり、興奮しないようにしたり……、目には見えないけれど、これは拘束と変わりがないですよね。根っこのところで取り組む思いが変わらなければ、違う形の拘束になるだけで。

 

 

 

キラキラした介護職は、全国どこにでもいる

――「介護はつらく苦しいもの」「認知症になったら大変だ」「あんな行動をするなんて恥ずかしい」というような世間の認識も、当時と変わっていないかもしれません。認知症になる人が特殊で、ならないためにこうしましょう、という論調です。

ある地域で熱意のあるお医者さんが、とてもおもしろい認知症講座を自腹で10年間もやってきたそうです。でも、なにひとつイメージが変わらなかったんですって。
結局、講座に来るのは、認知症の当事者や家族、熱意のある一部の介護職。日頃認知症に触れてない若い世代に届いていなかったんですね。すると、ほんの少数の人だけが変わって、世間全体は変わらないことになります。

 

「認知症になったら大変だ」「自分はなりたくない」「ならない」というのは、「自分は認知症とは関係ない立場でいたい」ということです。でも、認知症は特別なことではなく、だれにでも起こりうることです。また、認知症自体が治らなくても、関わり方次第で症状が緩和される。そうすると、認知症の本人や家族のストレスや負担感は大きく変わるわけです。

 

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主人公の恩田百太郎。彼のような心を内に秘めたヘルパーは、実際の現場にもたくさんいる。『ヘルプマン!!』介護蘇生編より (画像クリックで拡大)

私はその場面を、見たんです、だから描きたいと思う。知らない人には信じられないじゃないですか、介護が楽しいとか、介護次第で劇的に変わるって。でもそれらは、絵空事ではありません。見る機会がなかっただけです。また、信じられないと思っていても、本音のところは、みなさん「変わるんだ」って信じたいんだと思いますよ。だから、読んでくださる。

 

実際、「介護次第で高齢者は劇的に変わる」ということは、全国で起こっています。主人公の百太郎みたいな心をもってキラキラしている介護職の人たちは、九州にも北海道にも、日本全国にいっぱいいます。語り尽くせないぐらいです。私はそれをただ描きたいんです。

 

――マンガというのは、自分たちが知らなかった、誤解していた世界をきちんと描いて、自然に理解させ、感動までさせてしまう力がありますよね。介護のすばらしさや、高齢者と付き合う魅力などを描くには、ピッタリの媒体です。
そうですね。マンガって気楽だし、フィクションだから、そんなに突っ込まれないし(笑)。だからこそ、わかってもらいやすい部分もありますね。よくテレビなどで、「感動のドラマ」みたいなのがありますけれど、絶対、介護の内容のほうが感動の宝庫だと思う。知らないと損だと思いますよ。

 

高齢者のみなさんが100年近く生きてきて、人生の最後の最後でとんでもなく寂しい生活になるのか、それとも幸せに幕を閉じるのか。介護はその鍵を握っているところもありますね。

 

<今回のまとめ>

くさかさんが考える「良い介護」とは

 

・介護職に、心と技術の両方があり、高齢者を劇的に元気にできる
・目に見えない拘束や杓子定規なケアをしない
・高齢者の人生の最後の最後を、幸せにできる

 

次回は、くさかさん自身が家族介護をどう考えているかを語っていただきます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

漫画『ヘルプマン!!』については、オアシスナビ書籍紹介記事で詳しくご紹介しています

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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