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老人ホーム選び「契約がこじれないところを」外岡 潤さん(4)

2015年6月16日

財産を切り崩して入居するケースが多い老人ホーム。それだけに、お金のことはトラブルになりやすく、またこじれやすいものです。ホーム側もそれを想定の上で、きちんと対処できる準備のあるところを選びたいもの。最終回は「契約」や「お金」の面で良いホームとは、というテーマで、介護専門の弁護士・外岡 潤さんにお話を伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○
4_1外岡 潤(そとおか・じゅん)さん 弁護士
1980年生まれ。2003年、東京大学法学部卒業。企業系法律事務所を経験した後、2009年、介護・福祉系専門法律事務所「おかげさま」を開業。ホームヘルパー2級も取得。老人ホームでのトラブルや事故を「裁判」によって「お金」で終結するよりも、話し合いや和を通じて解決することを旨とし、セミナー・講演活動にも忙しい。また、ホームで日舞やマジックなどを披露するパフォーマンス弁護士としても話題に。著書に『おかげさま介護弁護士流老人ホーム選びの掟』(ぱる出版)、介護トラブル対処法 介護弁護士外岡流3つの掟』(メディカ出版)などがある。

 

法律事務所おかげさま

 

入居一時金の返還をしっかりしてくれるところを選んで

4_2――良い老人ホームを見極めて選んだら、いよいよ契約ですね。
しかし、このときに油断してはいけません。むしろ、「契約書にハンコを押す」この瞬間こそが、明暗の分かれ道になります。入居前の最終段階とはいえ、わからないこと、不審に思うことはどんどん質問をしてほしいですね。
契約事項はややこしくて難しく、つい「いいや、大丈夫だろう」とやり過ごしてしまいますが、ひとつひとつの契約事項が、のちのちの生活に影響してきます。特に、お金がからむことは、きちんと聞いておきましょう。

 

――たとえば、お金関連のことでは何を気にしたらいいですか?
まず、有料老人ホームの場合は、入居金返還金の保全措置ができているかどうかをチェックしてください。
「入居金」とは、入居時にまとめて支払う費用。この費用は、それぞれの老人ホームが定める一定期間にわたって償却されていきます。その償却期間が終わる前に退去や死去した場合は、償却されなかった金額分が返金されます。しかし、有料老人ホーム側が経営難に陥ったり、倒産してしまったりすると、その返金がされないというトラブルがありました。

 

そこで、2006年4月以降開設の有料老人ホームでは、最低500万円か、返済債務残高のうち、いずれか低いほうを入居一時金の返還の引当金として支払えるよう「保全措置」をとらなくてはいけないと、厚生労働省令に定められています。
「保全措置」とは、もし老人ホームが倒産などで払えない状態になっていても、必ず入居金の一部を返済できるよう対策しておく、ということです。
そのためには、老人ホームがあらかじめ、有料老人ホーム協会に加盟するか、信託に入るといった対応をしている必要があります。重要説明事項に書いてあるはずなので、必ずチェックしてください。
なお、この制度は2006年4月以前に開設された有料老人ホームには義務付けられていませんが、今の時代は保全措置をとるのが自然な流れです。古いホームでも自己改革して保全措置をとっているところは、良心的なホームと言えるでしょうね。

 

――ほかにはどんなことをみればいいでしょうか?
有料老人ホームに入居する際は、家賃の前払い相当分として、一時金を支払うことが一般的です。けれど、短期間で中途解約したいケースも想定されます。そんなときには、契約を結んでからおおむね90日以内であれば、一時金を全額返還するよう、国は厚労省のガイドラインなどで定めています。
しかし、注意すべき点があります。たとえば、老人ホーム側が「解約は30日前に言わなくてはならない」としていれば、90―30=60日。全額返金してもらえる解約日の申し出は、契約してから60日以内ということになります。
解約の日付や期間について、質問することは必須です。必ずきちんと答えてもらうようにしましょう。

 

このほか、月額利用料に追加が生じないか、「別途実費請求」にはどんなものがあるかなども、細かく聞いておきましょう。こうした内容をあらかじめリスト化して、聞く前からきちんと説明してくれるようなところは良心的と言えます。

 

自分が選ぶならこぢんまりしたところ

老人ホームで、特技のパフォーマンスを行う外岡さん。弁護士業の合間に格安で実施し、終了後にはミニ法律相談会も可能。弁護士業務のいい息抜きになっているそう。

老人ホームで、特技のパフォーマンスを行う外岡さん。弁護士業の合間に格安で実施し、終了後にはミニ法律相談会も可能。弁護士業務のいい息抜きになっているそう。

――ところで、外岡さんがもし、年齢を重ねて老人ホームに入るとしたら、どんなところに入りたいですか?
そうですね、マメに見てくれるところがいいですね。規模はあまり大きくなく、20人ぐらいの定員のところが望ましいですね。大規模な老人ホームは、話がこじれると上層部やトラブル専門の部署に案件が上がり、現場と関係のない人が対処することになりがちです。専門性を持って、責任を持って対応してもらえるという側面もありますが、一方で融通がきかない、反応が遅い、本当の意味での誠意がないということにもなりかねません。まあ、一長一短ではありますが。

 

あとは、看取りがしっかりとできるところがいいですね。それには、医療との連携がしっかりしてないといけない。ここもポイントになりますね。

 

ただ、何もかも完璧を求めるのも、違うのではないかな、と思います。変に期待しすぎず、何かあっても、自分の中で「織り込み済み」になっているほうが、動揺をしなくてすみます。とにかく、老人ホームではさまざまなことが起こります。いちいち動じず、何があっても落ち着いて対処できるようにしておきたいですね。

 

たとえば、在宅介護をしている方が、正月ぐらいゆっくりしたいからと、同居の高齢者を有料老人ホームや特養のショートステイにお願いするとします。年末年始はホームのスタッフの数も少ないですし、そこに、ほぼはじめて利用する高齢者が宿泊するわけです。ご本人も緊張しているでしょうし、トイレや部屋に慣れることもできないので、転倒も起こりやすくなります。「ちょうど大晦日のカウントダウンのときに、ホームから転倒の知らせが入った」と憤る家族もいますが、それは、しょうがない、とも言えますね。ありえないことではありません。むしろ、何かあったらホームに飛んでいく覚悟をしておくことが大事だと思います。

 

どんなことがあっても、動じない。そのために何をしておくべきか、どんな老人ホームを選ぶか。そんな順番でホーム選びを考えていただければいいのではないかと思いますね。

 

<今回のまとめ>

外岡さんの考える「契約がこじれない良いホーム」とは

 

・入居一時金の返還や入居後の解約をきちんと実行するところ
・利用者の要望にこまめに対応してくれるこぢんまりしたところ
・看取りをしっかりしてくれそうなところ

 

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

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ホーム見学のポイント

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