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良い老人ホームとは…「職員の雰囲気が良い」ぺコロスさん(1)

2015年3月31日

認知症の母親の在宅介護を経て、グループホームで暮らす母を週に2度、3度と見舞い、その様子を漫画で描き続けたぺコロスこと、岡野雄一さん。『ペコロスの母に会いに行く』はベストセラーになりました。母親のためにグループホームを選び、介護職員や同居の利用者とも心を通わせてきた岡野さんの語る「良い老人ホーム」。それは、作品の印象どおり、ほのぼのとやさしく、そして真摯な思いに満ちたものでした。利用者としての視点で語る4回の連載は、実際にホームを選ぶときの指針としても大いに役立ちます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○

岡野雄一(おかの ゆういち)さん <愛称ぺコロス> 漫画家
1prof1950年、長崎県生まれ。漫画家。20歳で上京し、漫画雑誌の編集長を務めた後、離婚して長男とともに実家に戻り、父母と暮らす。父が亡くなった後、認知症となりさらに脳梗塞を患った母みつえさんの介護を考えた末に、グループホームへの入居を決める。週に3度は面会に行く利用者家族として、みつえさんの死までを見守る。認知症の母を描いた第一弾『ペコロスの母に会いにいく』(西日本新聞社)は25万部のベストセラーに。昨年10月には、いわばその続編となる『ペコロスの母の玉手箱』(朝日新聞出版)を刊行。他の著書に、『「ペコロスの母」に学ぶボケて幸せな生き方』(小学館新書)。現在も長崎県に在住し、週刊朝日の連載などを続けている。2013年 、日本漫画家協会賞優秀賞。

 

石の階段の途中にある家では、在宅介護は困難

1_1

『ぺコロスの母の玉手箱』より

――岡野さんのお母様・みつえさんは、お父様が亡くなってから認知症の症状が出始めたのですね。
そうですね。僕は40歳で離婚をし、息子を連れて長崎の実家に帰り、両親に息子の世話をしてもらいながら、地元で仕事をしてきました。僕が50歳のときに父が亡くなったのですが、その頃から少しずつ母はボケてきましたね。家じゅうのコンセントを抜いてしまったり、僕の仕事先に日に何度も電話をかけてきたり。物盗られの勘違いも出てきて、「金を盗った」とか「お前は泥棒だ」などと言い始めたり。

 

――グループホームに入居したのは、認知症がすすんできたからなのですか?
いえ、きっかけは、母が脳梗塞で倒れて、入院した、というところにあります。右半身が麻痺し、車いすになってしまったんですね。それで、退院後、どうしようか、ということになって、ケアマネジャーの方に認知症のイロハを教わるとともに、退院後の母の身の振り方の相談にのってもらいました。
すると、退院後の生活には、3つの選択がある、と。

 

ひとつは、これまでどおり、在宅です。でも、僕の実家は長崎で、長い石段の途中から脇道に入ったところにあります。今なら、デイサービスの車も路地から路地に入ってくるんですよ。うちよりも石段の上の家にも、デイサービスのスタッフがやってきて、車いすのおばあさんを抱えて車に乗せてくれるぐらいで。でも10年前だと、そんなこともできるようなデイサービスはなくて。
僕はその頃、再婚していたのですが、僕も女房も仕事を持っていて昼間は家にいない。右半身麻痺で認知症の母を家に置いておくことができない、というのが実情でした。

 

――在宅介護で、というのは難しそうですね。
はい。で、選択肢の2つ目として、特別養護老人ホーム、という道もないことはない、と。けれど、「お母様の場合は難しい」と言われました。東京ほどではないでしょうが、地方都市の長崎でも特養にはあきがない。10人待ち、なんてところばかりなんですよね。退院後、すぐには入居できません。それに、母にとっては「静かすぎるだろう」とも言われました。特養は、もっと要介護度がすすんだ人が入居するケースが多くて、元気な母には物足りないだろうと。それに、当時はまだあらがう力が強かったですから。病院でも、叫んだり、ベッドから落ちたりしていましたからね。

 

――それで、認知症高齢者のためのグループホームが一番ふさわしい、と。
そうです。認知症であることが前提で、多少、元気すぎても対応してくれるだろうということですし。共同生活をする中で、活性が高まって、自宅に帰れる人もいる、と聞きました。でも、ネックはありました。特養よりも入居費用が高いですよね。実際に支払っていけるのかが問題でした。
そこで、いろいろ計算してみたら、父の遺族年金に母の年金を足した額に、少しだけお金を足せばなんとか入れる。月に14~15万円ぐらいですかね。僕にとってはすごく高いお金でしたけれど、なんとかクリアできるとわかって、グループホームに入居してもらおうということになりました。

 

入居の決め手の一番は、職員の雰囲気がいいこと

1_2――入居にあたっては、何件か見学をして決めたんですか?
特養も合わせて十数件見て回りました。当時は、まだグループホームの基準というのもあいまいで、いろんなタイプがあったように思います。民家型の、もっと利用者が運営に関わるというか、家事も積極的にやるようなところもありました。そこは「ちょっとみつえさんには合わないですね」と断られましたけど。

 

――岡野さんが「ここは良いホーム」と思う基準は何かありましたか?
細かいことは素人ですからよくわかりませんが、とにかく一番のキモは、スタッフの雰囲気がいいかどうかですね。
「老人を介護職員が虐待する」みたいなニュースを聞くじゃないですか。そういうの、あるだろうなぁ、と感じさせるようなホームも中にはありました。若いスタッフが、なんだか投げやりで…。過酷なんだろうなぁ、仕事が。まあ、こっちの想像だけではありますが、とりあえず雰囲気がよくなさそうだ、というところはやめておきました。

 

――設備の面ではどうですか?
当時は、グループホームというもの自体ができて間もない頃だったので、どこもきれいでした。だから、設備そのものに不満があるところはありませんでしたけれど……、すごく臭うところがあったんですね。そういうこともあるんだろうな、と思っていたんですが、ほかの多くのホームでは、臭うことはなかったので、やっぱり、ちょっと、ね。
あと、そういう臭いを隠すためなのか、妙に消毒くさいところもあって。プールの匂いみたいなのがするんですよ。それもやだなぁと思って避けました。

 

特別養護老人ホームもいくつか見学しましたが、特養では少し静かすぎてちょっと違う、とも思ったのと、何せどこも何人待ちという状態で、考えに入れませんでした。

 

――最終的に、決め手となったのは、何ですか?
入居を決めたところは、とても雰囲気がよくて。職員の人も明るくてよかったんですね。あとでわかったんですけれど、そこの職員は、ほかの老人ホームから転職してくる人が多かったんです。「前のところよりずっと働きやすい」って、よく言っていました。だから、職員が落ち着いて母をみてくれている、という安心感がありましたね。

 

それに、海の近くに建っていて、車いすで散歩に出ると、海の向こうに、母が育った熊本県の天草の島影が見えるんですよ。その眺めにもひかれました。海を見晴らせるのは、気持ちがいいですよね。
で、車いすを押して海が見えるところまで言って、「ほら、天草が見える」って教えてあげるんです。でも、本人はボケちゃっていて、今、自分が天草にいるつもりでいる。だから、違うと言い張って、「あそこは長崎たい」って(笑)。眺めに関してはあんまり意味はなかったかなと思いましたけど(笑)。

 

<今回のまとめ>

岡野さんの思う「良い老人ホーム」とは

 

・介護職員の感じがよく、疲弊していないこと
・臭いが気にならず、管理が行き届いていること
・散歩コースの景色が良いこと

 

次回は、お母様のグループホームの他の利用者さんとの関係について、ご紹介します。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

岡野さんの最新作『ぺコロスの母の玉手箱』については、こちらで詳しくご紹介しています

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

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ホーム見学のポイント

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