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良い老人ホームとは…「街づくりの中心になる」川島 実さん(4)

2015年2月24日

老人ホームは、住み慣れた家から離れて過ごす、閉じた場所というイメージを持つ人もいます。けれど、その考えを180度回転させてみると、新しいホームの姿が見えてきます。今回は、川島さんのインタビュー最終回。川島さんが理想とする老人ホームを想像すると、高齢者が楽しくのびのびと過ごしている様子が見えてくるようです。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○

4prof川島 実(かわしま みのる)さん 医師
京都大学医学部在学中にプロボクサーとしてデビュー。3年目にはウェルター級の西日本新人王とMVPに。医師国家試験にも合格するが、29歳までボクサーとして活躍する。私生活では薬剤師の現夫人と結婚し、長女が誕生。ボクサー引退後は特別養護老人ホームの嘱託医として和歌山県に移住。農業を学びながら医師として生活する。その後、京都、沖縄、山形で医師としての経験を積むが、山形県庄内町の病院で勤務中、2011年3月に東日本大震災が発生。災害医療チームのボランティア医療スタッフに志願し、山形から毎週末、宮城県気仙沼市立本吉病院へ通う。2011年10月、本吉病院の院長に就任。妻と4人の子どもたちを山形に残し、単身赴任開始。しかし、当時中学生だった長女が単身、奈良の川島さんの実家へ転出。悩んだ末、家族全員で奈良に戻ることに。現在は 京都の高雄病院に勤務。在家の僧侶でもある。

 

ふるさとがゴーストタウン化してしまう

――前回、川島さんは、「街の情報ステーションとなるようなホームがいい」と話していました。このホームを実現するとなると、駅から車でしか行けないような、人里離れたところに作っても、目的に合いませんね。
そうです、街の真ん中にあるといい。
俺は今、生まれ故郷の奈良に住んでいるんですよ。20年ぶりに帰ったんですけれど、変わり果てていて、びっくりした。
40年前に開発したニュータウンで、俺が子どもの頃は、道を歩けば子どもがいてね。駅前の団地からは、文字通り子どもがあふれ出していたんです。けど、5階建てのエレベーターがない団地なんかだと、今は、住む人がいなくて、閑散。ベランダ側に車椅子の昇降機がついていたのが印象的で。その頃越してきた若い夫婦が、そのまま年をとってお年寄りになっている、ってことだよね。

 

和歌山県の高野山診療所で勤務した日、川島さんが撮った写真。不惑の40歳に、母校である東大寺学園のある奈良県に戻り、東大寺で得度。僧侶になる前から、普段着は作務衣にセッタで坊主頭。大仏様に呼ばれていたのかな、と語る。

和歌山県の高野山診療所で勤務した日、川島さんが撮った写真。不惑の40歳に、母校である東大寺学園のある奈良県に戻り、東大寺で得度。僧侶になる前から、普段着は作務衣にセッタで坊主頭。大仏様に呼ばれていたのかな、と語る。

――では、街は寂しくなっているんですね。
故郷に帰ってショックだったのは、日中はゴーストタウンになってること。俺は越してきた頃、まだ決まった就職先がなくてフリーランスだったので、時々、平日の日中に公園で子守してたんですよ。けど、その時間、街のお父さんやお母さんは仕事に行っている。おじいさんおばあさんはデイサービス行って、子どもは学校行くでしょう。だれもいねぇ(笑)。自分のふるさとがゴーストタウンになっていくのがすごくショックでした。

 

そもそもどうしてこうなるのかっていうと、ニュータウンって核家族が住む前提だったでしょ。もし都会に出ていた子どもが帰ってきても、おじいちゃん、おばあちゃんと自分たちの子どもと、三世代が住めるほどの広さがない。それに、完全にサラリーマン向けの住宅ばかりで、商店街もないから、事業主もいない。継ぐ家業もない。物理的に若い世代が帰れない場所なんです。
今、街づくりっていうのは、20年スパンぐらいでしか考えられてないですね。そのあとのことなんて、あんまり。
俺はここを、楽しい場所に作り変えなければあかん。そう、切実に思った。それには、雇用の創出もしないといけない。

 

老人ホームが街の中心にあれば街がよみがえる

今も月に1回、以前院長を務めた気仙沼の本吉病院へ通う川島さん。この日は、移動の合間を縫って東京で取材を受けていただきました。取材後は、最終の新幹線で奈良へ。「あちこち自由に飛び回るのが性に合っているんです」

今も月に1回、以前院長を務めた気仙沼の本吉病院へ通う川島さん。この日は、移動の合間を縫って東京で取材を受けていただきました。取材後は、最終の新幹線で奈良へ。「あちこち自由に飛び回るのが性に合っているんです」

――街を再生するにはどうしたらいいんでしょうね?
そこで、老人ホームを作ることにつながる。ホームができれば雇用があるじゃないですか。すると、同級生が帰ってきてくれるかもしれない。気の合う同級生を事務長に据えたら、ますます楽しい。いっちょ作りたいと思いますねぇ(笑)。母親が住みたくなるようなホームをね。あったかくて、カフェがある。そのカフェでは街の情報交換ができるから、お年寄りだけじゃなくて、いろんな人が訪問する。それが、ホームの活気になるし、そうしたらますます人が集まるかもしれない。
これ、自分やおふくろや同級生や、自分のまわりの楽しいことばかりですけど。でも、自分や家族が幸せになれるようなホームじゃなきゃ、つまらない。運営している人が楽しげにしてるのが、やっぱり利用者さんにとっても、楽しいわけなんだから。

 

――今後の社会の発展を考えたら、「老人ホームを街の中心に作ろう」というわけですね。
そうです。これまで、街の中心には商業施設とかを呼んできて儲けようと思っていたかもしれないけれど、価値の変換です。お金じゃない価値を生み出していく。
一番大事なのは、「効率」じゃないんです。良いホームは、街も変えるんじゃないかと、思うんですね。

 

<今回のまとめ>

川島実さんの思う「良いホーム」とは…

 

・家族や友人や自分、まず自分の周りの人が楽しめる
・街の真ん中に位置し、情報発信ととともに雇用も生み出す
・新しい価値観を生み出す

 

次回からは、日本社会事業大学講師の西田ちゆきさんをインタビュー。

 

20代の頃は老人保健施設の相談員として、以後は成年後見人として、「良い老人ホームとは何か」という疑問に何度もぶつかり、自分なりの答えを出してきた経験を、4回にわたってご紹介します。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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