有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

良い老人ホームとは…「地道な経営」高野龍昭さん(2)|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

良い老人ホームとは…「地道な経営」高野龍昭さん(2)

2015年1月13日

いざ選ぼうとすると、どんなところを選んだらいいのか迷ってしまう老人ホーム。そこで、介護やホーム運営のプロフェッショナル、そして有名人の方々に、独自の視点で老人ホーム選びや介護について語っていただくのが、この企画です。病院の相談員やケアマネジャーの経験も深い東洋大学准教授の高野龍昭さんが語る「良いホームの条件」は、わかりやすく腹に落ちます。きっと、今日から役に立ちますよ!

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○

2prof高野龍昭(たかの たつあき)さん 東洋大学 准教授

大学卒業後、地元島根県で医療ソーシャルワーカーと高齢者分野の社会福祉士の業務を経て、ケアマネジメントが日本に導入される萌芽期の‘94年に介護支援専門員(ケアマネジャー)に。通算19年の相談援助の現場実践を重ねたあと、2005年より東洋大学で教員に。専門分野は高齢者のケアマネジメントにおける援助方法と高齢者介護の制度・政策のシステム。経済的に困窮な高齢者の介護サービスにおける問題に関心があり、養護老人ホームを対象とした調査・研究も行う。著書に『これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険』『これならわかる<スッキリ図解>介護保険 2015年速報版』(いずれも翔泳社)など。
東洋大学教員紹介

 

次々に新拠点を出すところは要注意

――老人ホームでは、継続的に介護をしてもらわなくてはなりません。ホームが倒産して路頭に迷うような事態は、絶対に避けたい。経営状態がいいところを見つけたいと思いますが、やはり大手のホームが安心ですか?

2_1

 

倒産しにくい、という意味では、大手は安心できる確率が高め、という考え方はあります。
しかし、今は経営の統廃合も多く、入居したときは、「サービスの質がよく、ゆったりした雰囲気でいい」と思っていたのに、数年後には合併によって、まるで雰囲気の違うホームになってしまうこともあります。それらは予測できないので、難しいところです。わかる範囲で経営状態を調べることは大事ですが、結局、今よさそうだと思えるところに入居を決めるしかないですね。

 

ただ、大手を選ぶ際にひとつ気を付けてほしいと思うのは、次々に新しいホームを開設するような事業体を、手放しで歓迎しないでほしい、ということ。
規模が拡大している=今のサービスが受け入れられ経営もうまくいっている、と見えるかもしれませんが、個人的には、「3年で2倍の拠点」などとうたっているところには問題があるように思います。

 

「人」が「人」にサービスをするのが事業なのですから、そんなに簡単に新しい拠点を作ることができるものではないでしょう。新しい老人ホームに新しいスタッフ、全員が新しい利用者、という構成であれば、落ち着いて、スムーズに動き出すまでにはだいぶ時間がかかるのではないでしょうか。それを、数の論理でどんどん立ち上げるとなれば、サービスの質は期待できないと思います。

 

前回もお伝えしましたが、新しいホームをどんどん立ち上げる事業体では、働く人も、頻繁に異動します。施設長クラスが動いてしまうので、新設のホームだけでなく、施設長が異動になった既存のホームにも大きな変化が起こります。高齢者は、落ち着かない雰囲気の中で過ごすと、不穏になったり、体調を崩したり、事故を起こしやすくなったりします。

 

そう考えると、利益やスピードを重視したイケイケの経営でなく、必要な時間をかけて、着実な経営を行っている老人ホームのほうが、長い目で見てもよさそうだ、と言えると思いますね。

 

人員配置の数字はひとつの目安に

2_2

ひとりの介護士で3人支えるのは大変

――何か、サービスの質を見極める指針となるものはありますか?

 

職員が何人体制で介護を行うか、という人員配置は目安になると思います。たとえば、介護付き有料老人ホームの場合、利用者と看護・介護職員の割合は、国の規定で最低でも3:1とされます。3人の入居者に対し、1人の看護・介護職員が必要ということです。これは、一見すると十分な人数に見えるかもしれませんが、実際には、これでは少なすぎると思います。

 

老人ホームは暮らす場所ですから、24時間の見守りが必要です。しかし、スタッフは24時間働き続けることはできません。既定の数の職員が、早番・日勤・遅番・夜勤など、シフト体制で働きます。つまり、常に3:1の割合でいるわけではなく、時間帯によって変わります。夕食後などは広いユニットに職員が1人、だれかの排泄の介添えにトイレに行ってしまうと、その間、リビングに介護士が一人もいない、ということも起こります。

 

「寄り添う介護」を掲げているようなホームでも、3:1の最低基準ギリギリの人員配置では、寄り添うどころではありません。スタッフの人数は多いにこしたことはなく、自主的に2.5:1や2:1にしているところもあります。

 

スタッフを減らせば、サービスのレベルは低下し、スタッフも疲弊します。人員配置は、その老人ホームが何を重視しているかのバロメーターにもなると思います。

 

――こうした人員配置については、どうやって調べればいいですか?

 

詳しい老人ホームの内容については、インターネットで詳しい情報を調べたり、パンフレットを取り寄せて確かめてみてください。
介護付き有料老人ホームの場合は「重要事項説明書」で人員配置や契約に関しわかりやすく情報提供し、利用に先立って説明することが義務付けられています。
それを見れば、職員の職種、入居者の人数・年齢などもわかります。

 

「重要事項説明書」はインターネットで見られる場合もありますし、要望すれば郵送などで送ってもらえるケースがほとんどです。契約の前によく読んで、疑問点はあらかじめ質問して回答を得ておくなどし、契約のときに戸惑わないようにしておきましょう。

 

「サービスの質」という視点で見ると、私見ですが、大手は「大外れはなし、でも大当たりもない」という感じがしますね。逆に1つか2つの老人ホームだけを運営しているような小規模事業者は「大外れもあるが、大当たりもある」。これと思うホームを見つけられたら、必ず見学に行ってしっかり確認してほしいですね。「体験入居」などが可能なホームもあり、そのときにはぜひ利用してみて欲しいものです。

 

<今回のまとめ>

高野龍昭さんの思う「地道な経営をするホーム」とは…

 

・新しい老人ホームをどんどん立ち上げるところは要注意
・人員配置は、サービスの質やホームが何を重視するかを見極めるポイント
・規模が小さめの老人ホームに注目

 

次回は、介護の要になる「ケアマネジャー」についてお伝えします。
 

*2015年の介護保険改正について、高野先生に教えていただきました。
生活にどんな影響がでるの?こちらでじっくりご覧ください → 
2015年 介護保険改正 特集

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

入居までの流れ 

 

 

logo_categ0では、あなたの条件にあった老人ホームを探せます。掲載ホーム数は日本最大級!
写真満載、日常の過ごし方、働くスタッフのコメントも紹介。「住んだ後がイメージできる」サイトです。
老人ホームを検索する

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す