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良い老人ホームとは…「働く人にやさしい」高野龍昭さん(1)

2015年1月6日

介護やホーム運営のプロフェッショナル、そして有名人の方々に、独自の視点で老人ホーム選びや介護について語っていただく好評の企画。今回から4回は、東洋大学准教授の高野龍昭さんにお話を伺います。スッキリと整理されたお話はわかりやすく、うなずくことばかりです。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○

高野龍昭(たかの たつあき)さん 東洋大学 准教授9
大学卒業後、地元島根県で医療ソーシャルワーカーと高齢者分野の社会福祉士の業務を経て、ケアマネジメントが日本に導入される萌芽期の‘94年に介護支援専門員(ケアマネジャー)に。通算19年の相談援助の現場実践を重ねたあと、2005年より東洋大学で教員に。専門分野は高齢者のケアマネジメントにおける援助方法と高齢者介護の制度・政策のシステム。経済的に困窮な高齢者の介護サービスにおける問題に関心があり、養護老人ホームを対象とした調査・研究も行う。著書に『これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険』『これならわかる<スッキリ図解>介護保険 2015年速報版』(いずれも翔泳社)など。

東洋大学教員紹介

 

職員が働きやすい環境か?

――「良い老人ホームとは、どんなホームですか?」と学生に聞かれたら、先生はどう答えますか?

 

その答えは、私が学生に就職指導をするときのアドバイスとさほど変わりません。
「働いている人にやさしいホームは、利用者に対してもやさしい。働いている人への福利厚生がいいホームは、利用者に対する介護の質もいい」。

東洋大学の学生たちと。就活の指導にも熱心。これは誕生日を学生が祝ってくれたときのショット

東洋大学の学生たちと。就活の指導にも熱心。これは誕生日を学生が祝ってくれたときのショット

 

職員に手厚く配慮すると、コストがかかるという人もいますが、それで職員の仕事のモチベーションが上がり、離職率が低くなれば、健全な投資と言えます。職員がコロコロ変われば、ケアの質が保てず、その老人ホームは近隣で評判が悪くなり、結果的に経営もうまくいかなくなるわけですから。
それをわかっているホームなら、職員を大事にしますし、長く働けるような環境を整備するはずです。何年も同じ人が勤めている、あまり辞める人が多くない、という点に、まず注目すべきでしょう。

 

1年に30%の職員がやめる、3~4年でほぼ全員が入れ替わってしまう、というようなところは、避けたほうがいいでしょうね。入居しようと思う老人ホームがあったら、ホームを見学するときに、「職員の方の離職率はどれぐらいですか?」と、聞いてみるのも一案です。正確に答えられないところが多いでしょうが、数字できちんと答えられたり、「うちは長く働く職員が多いですよ」と自信をもって答えるホームなら、職員を大事にしている可能性が高い。ポイントが高いと見ていいでしょう。

 

――大手の場合、新しい老人ホームをどんどんつくるために、職員の異動が頻繁にあるところもありますね。それは「辞めている」ことにはならないですが……。異動なのか、離職なのかが、外部の者にはなかなかわからない部分もありますね。

 

それはたしかにあります。次の回でも述べますが、次から次へと新しいホームを目まぐるしくつくることは、利用者の視点から見ると、あまりいいとは思いません。介護の業務はマニュアル化できる部分が多くはありませんから、新規開設には相当の職員教育が必要なはずで、次から次へとホームを作っている会社はそういうことを怠っている場合もあります。職員にとっても、異動や配置転換などは働く人を疲れさせます。そこに配慮がない施設はあまりおすすめできません。

 

職員の顔が明るい、やる気がありそうだ、というのも、「職員や利用者にやさしい施設」かどうかを判断するひとつの材料になるでしょう。疲れた顔の職員ばかりなら、問題です。

 

職員のキャリアアップについても、5年後はこう、10年後はこう、と将来図が描けるような内容になっていることがホームとして当然です。昨今ではキャリアを積んでも、管理職のポストが限られているため役職に就けない、という声もききます。しかし、もしそのポストがあかなくても、その職員の専門性の高さや、コミュニケーション力の高さを生かした別のポストを与え、誇りを持って働ける環境をつくることに積極的なホームであってほしい。それが、力をつけた職員が離れていかない理由になるわけですから。

 

知識と勘、両方を働かせる職員がいてほしい

――利用者やその家族からの目線では、スキルの高い職員、“介護福祉士”や“ケアマネジャー”の資格を持っている人がたくさんいるほうが安心と言えますか?

職員が笑顔になれるホームを選びたい。写真は同郷の介護福祉士・中村学さんと。元お笑い芸人で、現在、島根の「かじ山荘デイサービスセンター」の施設長

職員が笑顔になれるホームを選びたい。写真は同郷の介護福祉士・中村学さんと。元お笑い芸人で、現在、島根の「かじ山荘デイサービスセンター」の施設長

 

それらの資格を持っているということは、一定の知識がある証拠ですから、安心材料の一つと言えます。ただし、過信は禁物です。

 

介護福祉士の資格で言うと、7~8割は現場の介護経験を3年以上積んだ人が筆記試験を受けることで資格取得します。2~3割は福祉系の専門学校や大学で介護を学び、卒業時に資格取得をします。介護の専門性が十分にあるかどうかは資格だけではわからないと思います。
第3回目で詳しく述べますが、ケアマネジャーも、年数が長いから知識や経験が豊富だとか、親身になってくれるとは限りません。ですから、肩書きだけでは判断がしにくいでしょうね。

 

もちろん、知識はとても大切です。「利用者の尊厳を守る」という介護の大原則さえも、しっかり明文化して学ぶようになったのは、2000年の介護保険制度施行前後ですから。
高齢者の心と体についても、コミュニケーションの仕方についても、医療面も含めて専門的・体系的に学んできている職員が多いことは、今や必須と言えるでしょう。

 

しかし、知識があるだけではできないのが、介護の仕事です。利用者の健康状態を、数値ではなく、「日頃接している者としての勘や感覚でわかる」という資質もまた、とても大事です。
「今日はなんだか元気がない」「表情が乏しい」「最近、足元のふらつきが多くなってきたから、転倒に注意しよう」などという気づきが多い介護職員であってほしいわけです。

 

日頃の勉強会なども含め、職員がある程度の勉強をして介護職としての質を自ら上げようと思っている。それでいて利用者を見つめる眼差しがあたたかく、深い。そんな介護士が育ちやすいホームを見極められれば、理想的ですね。

 

<今回のまとめ>

高野龍昭さんの思う「働く人にやさしいホーム」とは…

 

・働く人を大事にし、職員の離職率が低い
・職員の顔が明るく、やる気がありそう
・勉強会などで職員の「やる気」をサポートしてくれる

 

次回は「地道な経営」に焦点を当てた良い老人ホーム選びのポイントをお伝えします。

 

*2015年の介護保険改正について、高野先生に教えていただきました。
生活にどんな影響がでるの?こちらでじっくりご覧ください → 
2015年 介護保険改正 特集

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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