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良い介護とは…「価値を活かす」安藤桃子さん(4)

2014年12月30日

高齢者介護を題材にした『0.5ミリ』という映画の脚本・監督を務めた安藤桃子さんのインタビューも、最後を迎えました。父親が映画監督・俳優の奥田瑛二さん、母親がエッセイストの安藤和津さん、妹はこの映画の主人公でもある安藤サクラさんという家族の中で、おばあさまの介護を経験したことが、この映画を撮影した大きな動機になったとか。安藤さんが語る、「ひとりひとりの価値に注目することの大切さ」は、映画のテーマにも通じます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

4prof○●○ プロフィール ○●○

安藤桃子(あんどう ももこ)さん 映画監督

1982年3月19日東京生まれ。高校時代よりイギリスに留学、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨークで映画作りを学び、監督助手として働く。2010年監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンと東京で同時公開され、その他多数の海外映画祭に出品、高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。自身の小説を映画化した『0.5ミリ』は11月8日より全国公開。また監督業のほかにも音楽コラムの連載など、多岐に渡って活躍。『0.5ミリ』の撮影をきっかけに、高知に移り住み、土地の魅力を伝えるべく観光特使も務める。2015年には高知で第一子を出産予定。

 

『0.5ミリ』公式サイト

 

*報知映画賞で、『0.5ミリ』が作品賞と助演男優賞(津川雅彦さん)をW受賞しました!大ヒット中に付き上映劇場拡大中。

 

社会から必要とされる人でありたい。その思いは、お年寄りも同じ

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

 

――高齢者の方の尊厳や個性を尊重し、共存していくには、何をキーポイントにすればいいのでしょうか?

 

私は取材のために、認知症のグループホームに滞在したことがあるのですが、みなさん、何かひとつに特化して得意なんですね。ずっとレシピを切り抜いて、1日中書き写している方がいたり。そんな集中力は私にはないから、感動しました。ならば、別のものを書き写していただければ、ビジネスにもすごく役立つと思うんです。

 

そうしたら、社会から必要とされる。人間は、必要とされなかったら、死にたいって思う動物なのではないかと。私だって、「必要ない」と言われたら生きている意味がないと思ってしまいます。
重要なのは適材適所であることではないでしょうか。お年寄りだからこそできること、その人だからこそできることがある。ひとりひとりの価値を見つけ、その価値を活かせるといいですよね。活用のしかたをもっときめ細かく考えたほうがいい。口になんでも入れてしまうのなら、そのエネルギーを発電に使えないか、とか(笑)。そんな楽しい会議をしていたら、職員の方も楽しいはず。
映画の主人公のサワちゃんは、一見不真面目に見えますが、実はお年寄りの生きがいをごく自然に考え、お年寄りが必要とされる道を探っていたのだと思います。それは老人ホームでも、必要とされる考え方だと思います。

 

「人と人」のつながりを感じて

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

 

――サワちゃんは、お年寄りに何かしてあげると、対価を求めますよね。お金や食料が欲しいと、はっきり言う。

 

それでいいと思うんです。本人が必要なものを求めればいい。ただ、それがお金や食料など物質的なものとは限らない。たとえば主婦は、家族に何かしてあげたときに報酬を求めない。愛だったり、笑顔だったりが対価だ、と。それで幸せを感じることができるのですから、主婦のみなさんはすごいと思います。

 

サワちゃんは、自分がきちんと任務を果たしたのだから、お金をちょうだい、と言うわけですけれど、「愛や笑顔が対価」ということも、自然に理解して表現しています。きらきら光る日差しを美しいと感じることもできる。豊かな人だなぁと思いますね。

 

4_3――安藤さんの介護についての考え方は、そのまま映画『0.5ミリ』のテーマにつながっているんですね。

 

この作品は、家族のつながりや、命のバトンを繋ぐことを原点として描いています。また、血のつながりをどう捉えるか、ということも、ひとつの投げかけです。血がつながっているから苦しい部分があり、身寄りがなく、血のつながりを持てない人もまた苦しい。けれど、サワちゃんとおじいちゃんの付き合い方を見れば、血のつながりがなくても、関係なく、それ以上の交流があるのだなと思えてきます。

 

自分自身、家族という絆、関係性があるからしんどいこともありますし、またそのつながりは尊いものでもあります。家族ってなんだろうということを、観る方みなさんが考えてくださるとうれしいですね。

 

 

 

 

<今回のまとめ>

安藤桃子さんの思う「価値を活かす介護」とは…

 

・その人の個性や価値を理解する
・その人の価値を活用する方法を考える
・「価値」に対しては対価を。ただしそれは物質的なものとは限らない
・人間のつながり、家族のつながりを見つめ直す

 

大ヒットにつき上映劇場拡大中!
映画『0.5ミリ』については、オアシスナビ映画紹介記事で詳しくご紹介しています

 

○              ○

 

4回にわたる安藤桃子さんのインタビューいかがでしたか。命あるものを、ありのまま受け入れ愛し尊重する。そんな桃子さんに、編集部もさまざまな気づきをいただきました。

 

次回のインタビューは東洋大学准教授の高野龍昭さん。ケアマネジャーの先駆けで、通算19年の現場実践を重ねたあと、介護福祉士などを育てる指導者の立場に。介護のプロの視点で、老人ホーム選びについて語っていただきます。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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