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良い介護とは…「個性を尊重」安藤桃子さん(3)

2014年12月23日

高齢者介護を題材にした『0.5ミリ』という映画の脚本・監督を務めた安藤桃子さんが語る、介護論。実際、安藤さんご自身も、おばあさまを家族で介護した経験があります。父親が映画監督・俳優の奥田瑛二さん、母親がエッセイストの安藤和津さん、妹はこの映画の主人公でもある安藤サクラさん。この家族で感じた介護のあり方が、映画に、そして安藤さんの価値観に大きな影響を与えました。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

3prof○●○ プロフィール ○●○

安藤桃子(あんどう ももこ)さん 映画監督

1982年3月19日東京生まれ。高校時代よりイギリスに留学、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨークで映画作りを学び、監督助手として働く。2010年監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンと東京で同時公開され、その他多数の海外映画祭に出品、高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。自身の小説を映画化した『0.5ミリ』は11月8日より全国公開。また監督業のほかにも音楽コラムの連載など、多岐に渡って活躍。『0.5ミリ』の撮影をきっかけに、高知に移り住み、土地の魅力を伝えるべく観光特使も務める。2015年には高知で第一子を出産予定。

 

『0.5ミリ』公式サイト

 

*報知映画賞で、『0.5ミリ』が作品賞と助演男優賞(津川雅彦さん)をW受賞しました!大ヒット中に付き上映劇場拡大中。高知の特設劇場での上映も12月24日まで延長!

 

お年寄りも子どもも、みんな個性があって当然

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

 

――高齢者の介護について、尊厳を重んじないこと、引退と決めつけることの問題を挙げていただきました。その根底にあるものは、何だと思いますか?

 

「介護」という言葉でひとくくりにしてしまって、ひとりひとりの人生や個性に目を向けないことだと思います。これは、子どもの教育にも共通するのではないでしょうか。子どもは10人いたら10人違うわけで。でも、ひとりひとりの個性が違うのに、同じ教室に押し込めて同じ授業をする、というのがいまだに変わっていないですよね。ひとりの先生が教壇に立って、同じ教科書を読んで。

 

老人ホームも同じではないかと思っています。といいますか、老人ホームのほうがさらに深刻に思えます。まっさらな子どもをひとくくりにしてしまうことも大きな問題ですが、お年寄りはそれぞれ、まったく違う人生を生き、まったく違う価値観を持っています。経営者もいれば職人もいるし、男性も女性もいるし、恋愛体験や家族のあり方も違っている。それなのに、全員まとめてお絵かきやお歌、というのはどうなのでしょうか。私には、とても違和感があります。本来なら、ひとりひとりに合ったコミュニケーションの仕方で、過ごしていただく必要があるわけです。
うちの祖母も、試しに少しだけデイサービスに行ったことがあるのですが、レクリエーションがまったく自分には合わず、「どうしてこんなことをしなければいけないの?」と言われてしまいました。プライドもある人でしたから、全員が同じことを、号令をかけられるようにしてやること自体も、我慢がならなかったようです。

 

全員いっしょのレクリエーションばかりしているということは、お年寄りひとりひとりに敬意を払っていないことになるし、お年寄りひとりひとりの人生をしっかりと生きてほしいと思っていないことにつながってしまうのではないでしょうか。

 

「介護してあげる」ではなく「教えていただく」

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――映画の中で、主人公のサワちゃんは、お年寄りをからかったりもしていますが、彼女は本当にひとりひとりのお年寄りを個性ある大人だと思って接していますよね。

 

サワちゃんは、ひとりひとりのお年寄りを面白い存在だと思っているんです。興味津々なんですね。介護も教育も同じで、介護者が、教育者が、接する人たちについて、面白い・もっと知りたいと興味を持たないと始まらないでしょう? 双方のキャッチボールがないと充実しません。また、「介護してあげる」「教えてあげる」という上から目線だと、介護者も教育者も発展がありません。お互いに教えあう、刺激し合う存在であるべきだと、私は思います。

 

――老人ホームも訪問介護も、最近では、ひとりひとりに合わせた対応「個別ケア」を掲げるところが増えてきました。

 

いい傾向だと思います。でも、「個別ケア」という言葉自体、どこか「やってやっている」というニュアンスを感じる面がありますね。「ケアしてあげる」のではなく、経験豊富な人生の先輩の知識や経験を「教えていただく」。また、生き様そのものから「学ばせていただく」。そんな機会を増やしていくことが大切だと思います。それが、尊厳を大切にし、自分らしく生きることにつながるのではないかと思います。

 

<今回のまとめ>

安藤桃子さんの思う「個性を尊重する介護」とは…

 

・それぞれが異なる人生経験・価値観を持っていることを理解する
・全員に同じ対応をすることに疑問を持つ
・お年寄りひとりひとりとの関わりを楽しみ、相手に興味を持つ
・「○○してあげる」という上から目線を改める

 

次回、安藤桃子さんのインタビューの最終回は、高齢者の「価値を活かすこと」についてお伝えします。

 

大ヒットにつき上映劇場拡大中!
映画『0.5ミリ』については、オアシスナビ映画紹介記事で詳しくご紹介しています

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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