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良い介護とは…「共存し合う関係に」安藤桃子さん(2)

2014年12月16日

高齢者介護を題材にした『0.5ミリ』という映画を作った安藤桃子さん。父親が映画監督・俳優の奥田瑛二さん、母親がエッセイストの安藤和津さん、妹はこの映画の主人公でもある安藤サクラさん。この家族で、和津さんのお母様を介護した経験が映画『0.5ミリ』の原点です。ロンドンやニューヨークでの生活体験があり、現在は高知在住。さまざまな土地に暮らした桃子さんが考える良い介護とは? そのキーポイントの2つ目は、「共存」のようです。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

2prof○●○ プロフィール ○●○

安藤桃子(あんどう ももこ)さん 映画監督

1982年3月19日東京生まれ。高校時代よりイギリスに留学、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨークで映画作りを学び、監督助手として働く。2010年監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンと東京で同時公開され、その他多数の海外映画祭に出品、高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。自身の小説を映画化した『0.5ミリ』は11月8日より全国公開。また監督業のほかにも音楽コラムの連載など、多岐に渡って活躍。『0.5ミリ』の撮影をきっかけに、高知に移り住み、土地の魅力を伝えるべく観光特使も務める。2015年には高知で第一子を出産予定。

 

『0.5ミリ』公式サイト

 

*報知映画賞で、『0.5ミリ』が作品賞と助演男優賞(津川雅彦さん)をW受賞しました!大ヒット中に付き上映劇場拡大中。高知の特設劇場での上映も12月24日まで延長!

 

だれもが生かし合える社会に

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

 

――映画『0.5ミリ』に出てくるお年寄りは、社会の中では「引退」してしまっている人ばかりですよね。そして、その境遇をあきらめているような。

 

そうですね。世の中の風潮として、この世代はこれ、と勝手に枠をはめられているように思います。お年寄りは「引退」してゆっくり過ごす世代。子どもたちは教育が必要な世代、30・40代は働く世代。…けれど、どうなんでしょうか。
たとえば、これから高齢者になる団塊の世代は、高齢でも仕事をしたいという方々が増えると思いますし、その力を求める世の中になってきますよね。これからは、みんなを活用し、生かし合える時代にならないといけないと思っています。

 

前にもお伝えしたように、私は、お年寄りは若い世代が見たことのない歴史を体験してきた、そのことだけをとっても、尊い存在だと思っています。そして、長く生きてきた中で培ってきた知恵を、次の世代に伝えていく力を持っていると思います。

 

――そうですね。80代、90代の高齢者は、戦争や災害などを伝えられる貴重な語り部でもありますね。そもそも、昔の日本は、お年寄りをもっと大事にしていたはずですね。

 

はい。子どもは生の扉に近い、お年寄りは死の扉に近い。だからこそ、両者は神様に近く、日本の祭り事は、子どもやお年寄りをテーマにしたものが多かったのだと思います。そして、子どもとお年寄りの真ん中にいる世代は調和を保てる、それが人と人との和だ、とされてきたと思うんです。なのに今は、両者のあり方が歪んでいる、崩壊している。20代の死因の半数が自殺だなんて、そんな国は世界中のどこを探してもないですよ。

 

――世代間のバランスや、交流のしかたが悪いのかもしれません。

 

そうですね。世代間のコミュニティ自体が薄れていますから。若い父親と母親と子どもの3人家族だったら、お年寄りに触れる機会はなかなかないですよね。昔は近所におじいちゃん、おばあちゃんがいて、そこに子どもたちが集ってケンカをし、お年寄りが穏やかに止めに入ったりして、いい交流がありました。なのに、今はなかなかないから、子どもたちにとって、お年寄りは未知の存在のようになってしまっています。それはとても問題だと思います。

 

延命ではなく、生き抜く力を与えて

2_2

 

お互いに生かし合う取り組みで、私がすごく興味があるのは、老人ホームと地域の交流です。地域の子どもたちが老人ホームに遊びに来たり、保育所代わりにお年寄りが子どもの面倒を見たりする。そうすると、老人ホームにいらっしゃる認知症のおじいちゃん、おばあちゃんがとても刺激を受けて、ハッキリするんですって。もちろん、子どもたちにとっても、お年寄りの存在は大きいものになると思うんです。世代間の交流が生まれ、お互いが豊かになりますね。見ている中間の世代も豊かな気持ちになる。こうした交流は、必要なことだと思います。

 

――人は年齢を重ねても、社会貢献ができるということでもありますね。

 

まさにそうなんです。必要とされているし、社会貢献する存在です。だからこそ、お年寄りは「してもらう」存在ではなくて、自立することも大切だと思っています。
私が今、住んでいる高知では、老人が最後まで生き抜くための支援がすごくしっかりしている、と感じます。年齢を重ねても仕事から引退せず、農業を営んでいる方が多いのも、その理由でしょう。どんなに腰が曲がっても、ケガをして入院をしても、仕事に戻りたいと思う方が多いんですね。病院なども、「杖がとれるまでリハビリさせる」という信念を持っているところが多いようです。医療って、単純に延命を目指すべきではないと思います。その方が生き生きと暮らすためのサポートをすべきですよね。だって、誰もが必要とされたくて生きているのですから。

 

<今回のまとめ>

安藤桃子さんの思う「高齢者と共存する関係」とは…

 

・お年寄りの持っている力を引き出す
・お年寄りと子どもなど、世代間が交流することでお互いに刺激を与え合う
・国や地域は、年をとっても仕事をしたり社会に役立てる体制を作るための支援をする

 

次回は、高齢者を引退と決めつける問題や、個性についてお伝えします。

 

大ヒットにつき上映劇場拡大中!
映画『0.5ミリ』については、オアシスナビ映画紹介記事で詳しくご紹介しています

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●さまざまな老人ホームを取材リポートしています → 編集部の取材レポ <介護付き有料老人ホーム編>
●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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