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良い介護とは…「尊厳を大事に」安藤桃子さん(1)

2014年12月9日

「介護とは、食事を作って寝かせて排泄させて入浴させて……」。そんなふうに思っていると、介護がどんどん味気なくなっていきます。また、介護をすること自体が辛くなります。原点に立ち返り、介護ってなんだろうと一度考え直してみてはいかがでしょうか。

 

映画監督の安藤桃子さんは、高齢者介護を題材にした『0.5ミリ』という映画を作りました。父親が映画監督・俳優の奥田瑛二さん、母親がエッセイストの安藤和津さん、妹はこの映画の主人公でもある安藤サクラさん。この家族で、和津さんのお母様を介護してきた実経験をもとに、介護の本質に迫っています。今回はその安藤桃子さんに、介護のあり方の本質について伺います。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

1prof○●○ プロフィール ○●○

安藤桃子(あんどう ももこ)さん 映画監督

1982年3月19日東京生まれ。高校時代よりイギリスに留学、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨークで映画作りを学び、監督助手として働く。2010年監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンと東京で同時公開され、その他多数の海外映画祭に出品、高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。自身の小説を映画化した『0.5ミリ』は11月8日より全国公開。また監督業のほかにも音楽コラムの連載など、多岐に渡って活躍。『0.5ミリ』の撮影をきっかけに、高知に移り住み、土地の魅力を伝えるべく観光特使も務める。2015年には高知で第一子を出産予定。

 

『0.5ミリ』公式サイト

 

*報知映画賞で、『0.5ミリ』が作品賞と助演男優賞(津川雅彦さん)をW受賞しました!大ヒット中に付き上映劇場拡大中。高知の特設劇場での上映も12月24日まで延長!

 

お年寄りは尊敬すべき存在

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

©2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

 

――映画『0.5ミリ』では、寂しさを抱えるおじいちゃんの心にするりと入り込む“おしかけ訪問ヘルパー”のサワちゃんが主人公ですね。彼女は、万引きをするおじいちゃんにおどしをかけて家に住み込ませてもらったり、家族と反りが合わずにひとりでカラオケボックスで過ごそうとしているおじいちゃんにおごらせたり、破天荒です。でも、おじいちゃんたちと、とてもニュートラルに付き合うのが印象的でした。「年寄りだから」とか、「何もできないんだからやってあげる」という感じではなくて。

 

そうですね。サワちゃんは、草木も動物も人間も、生きているものはみんないっしょ、という考え方をしています。おじいちゃんやおばあちゃんにしても、会社の社長だろうがホームレスだろうが、優劣も差異もない。そして、それと同時に、ひとりひとりの人生は違うということも理解しています。

 

映画『0.5ミリ』は、私が祖母といっしょに暮らして育ったことから生まれた作品です。その暮らしを、「介護」という言葉で片付けてしまうことに、本当はすごく違和感があるんですよね。「介護」とひとくくりにしてまうと、個人ひとりひとりに目が向きにくくなる。
本来、おじいちゃんやおばあちゃん世代は、さまざまな喜怒哀楽を経て長い年月を過ごしてきた。戦争も体験するなど、私たちが見たことのない歴史的な時間を生きてきた人たちです。それだけで、私たちはお年寄りを尊敬すべきだと思うんです。祖母についても、もっといろんなことを教えてもらえばよかったと思っています。

 

――そうですね、「介護」と言ったとたんに、すべて同じように聞こえてしまいますが、経てきた人生も、置かれている状況も、すべて違いますよね。

 

人にはそれぞれの家族があって、生き様や死に様があって、喜怒哀楽のすべてが詰まっていて、それぞれの人生に、だれにも比較できないドラマがあります。そのひとつひとつに対峙しないといけない。すべての人の人生は、それぞれ等しく尊いものです。サワちゃんは、少し変わった子に見えるかもしれませんが、そうした人に対する尊厳を大事にする気持ちをしっかりと持っている。

 

――だから、出会ったおじいちゃんたちも、サワちゃんに最後は「ありがとう」と言うのでしょうね。安藤さんご自身は、自らの介護体験からどのようなことを感じましたか?

 

母が言った言葉がすごく印象的だったのですが、「あなたたちが生まれたとき、おばあちゃまがオムツを替えてくれて一緒に育ててくれてありがたかった。その恩を、同じことをしておばあちゃまに返しているだけだと思ったら、(実の母親のオムツを替えることに対して)すごくすっきりした」と。

 

手伝っても尊厳は失われない

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これは小説にも書いていることですけれど、赤ちゃんには未来があって、老人介護には未来がないですよね。だんだん足していった人生から引き算が始まるといいますか。それでいて、いつまで介護が続くのかわからない。つらいですよね。しかし、ウチの場合、そのつらさは最初から中盤ぐらいまででした。
介護される祖母にとっても、やはりつらいのは中盤ぐらいまででしたね。周囲は「大変だから手を貸したい」と思っているのに、当初、祖母は「さわらないで、これは私がやるから」とよく言っていました。積み重ねてきた自尊心がありますから、人生のすべてを否定されたような気持ちになったのでしょう。

 

けれどあるところで腹をくくってあきらめて、「手伝ってほしい」と言うようになったんですね。大好きで尊敬していた祖母があきらめてしまうのを見るのは、ある意味、悲しかったけれど、逆に開き直ってくれたことで、その先を家族みんなでプラスにできました。祖母が受け入れてくれたことで、家族の中にあったよくない部分もなくなっていって、シンプルに全員が家族としていられるようになったんです。

 

かといって、祖母の尊厳が失われたわけではありません。「手伝って」と言うことで、家族がますます尊厳を大事にする、そんな形が理想ですね。

 

<今回のまとめ>

安藤桃子さんの思う「尊厳を大事にする介護」とは…

 

・「してあげる」ではなく、「恩をかえす」
・人生の先輩として尊敬する気持ちを忘れない
・その人の体験してきたことや知識を学ばせてもらうチャンスととらえる
・「できない」ことは恥ずかしいことではないと、お互いが受け入れる

 

次回は、安藤桃子さんが考える「高齢者と共存する関係」についてお伝えします。

 

大ヒットにつき上映劇場拡大中!
映画『0.5ミリ』については、オアシスナビ映画紹介記事で詳しくご紹介しています

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

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