有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

良い老人ホームとは…「機能」小川利久さん(3)|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

良い老人ホームとは…「機能」小川利久さん(3)

2014年11月25日

老人ホーム選びに、プロの視点からヒントを与えてくれる連載の第3回は、「機能面」についてです。住宅メーカーの立場で、高齢者施設を数々立ち上げてきたことが、介護業界へのスタートであった小川さん。老人ホームのハード面についても、プロの視点で意見をいただきました。とてもためになりますよ!

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

○●○ プロフィール ○●○

小川 利久(おがわ としひさ)さん  エイジング・サポート実践研究会 代表
1

新潟大学農学部林学科卒業後、現 (株)長谷工コーポレーション入社。住宅販売・企画、有料老人ホーム・シニア住宅の事業企画等を担当。民間企業創生期の有料老人ホームを立ち上げる。その後、民間シンクタンクにてマーケティング手法に基づくシルバー事業等の企画やコンサル業務を経験し、2001年、現 社会福祉法人きらくえん法人事務局長に就任。ここでは個室ユニット型のモデル的事業として特別養護老人ホームけま喜楽苑を立ち上げる。2006年より社会福祉法人ファミリー理事 法人本部長。東京都公募に採択され特養「ハピネスあだち」を立ち上げ、施設長を8年間務めた後、退職し、エイジング・サポート実践研究会設立。東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センター東京分室(SAIRC東京分室)スマート・エイジング・カレッジ東京事務局長、NPOエイジング社会研究センター理事、一般社団法人日本ウエルエージング協会理事。エイジング・サポート実践研究会 代表
利久(Rikyu)の「エイジング・サポート実践研究会」ブログ

 

良い老人ホームを追求する中で、機能面で見えてきたこと

3_1私は会社員時代、住宅メーカーの販売企画として、有料老人ホームなどの立ち上げをしてきました。「良い老人ホームとは何か」を、機能面から追求してきたわけです。老人ホームのつくりは、その種類や建築の条件、定員などによって変わり、その良し悪しもひと口には言えない部分もありますが、ポイントはふたつ。生活の場として心地良いか、そしてプライバシーが守られる「個の空間」と、共同居住する「共用空間」が選択できる構成になっているか、ということです。

 

――まず、「生活の場として心地よいか」という点は、たしかに機能面においても欠かせないチェックポイントですね。

 

老人ホームは病院ではありません。多くの人にとっては終の棲家でもあるのですから、暮らしやすい機能であるかどうかはとても大切です。住み慣れた家の延長線上にある心地よさがあって欲しいと思います。
それには、まず玄関に注目してください。玄関は、外の社会から住まいへと入っていく入口です。入った瞬間にあたたかい気配が感じられること、掃除が行き届いて清潔であること、いやな臭いがせず、照明やインテリアを含めて、明るさがあるかどうかを見てください。

 

また、「家」の機能としては、食堂も重要です。できるだけ家庭的な雰囲気が欲しい。それには、何十もの椅子が並ぶ大食堂ではなく、ユニット型で、数人でテーブルを囲むようなこぢんまりとした食堂の方が良いと、私は思います。また、食事がすべてお盆に載って運ばれてくるより、職員がごはんを食堂でよそう、お茶を入れるというような形式であってほしいです。

 

――プライバシーという点では、個室があることが条件になりますか?

 

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅はほぼ個室ですが、特別養護老人ホームや介護老人保健施設は4人部屋・2人部屋などの多床型もあります。私は、多床型よりも、個室が良いと思っています。基本的な生活行為である眠る、身だしなみを整えるときぐらいは、ひとりになりたいのが、人間としての当然の欲求です。個室があり、家族のような職員や利用者と会える食堂がある、という形であってほしいですね。もちろん、職員は部屋に入るときには声をかける、ノックするなどが習慣になっていなければなりません。

 

設備の細部も確認してみましょう

3_2――個室にはトイレがあることが望ましいですか?

 

個人的にはその方がよいと思います。たとえば、特別養護老人ホームであれば、部屋にトイレをつけるかどうかは「努力目標」なんです。法的な意味でいえばつけなくてもよい。
ただ、部屋にトイレがあれば、夜中に起きてもすぐにトイレに行ける。粗相の回数が減り、尊厳が保たれやすくなる、という利点は大きいでしょう。さらに、トイレで介助されている様子が外から見えないような配慮があると望ましいですね。ご利用者の気持ちになってトイレの座面の向きや、扉、仕切りなどを考えられているホームは良いと思います。

 

――お風呂の機能面についてはどうですか?

 

古い老人ホームですと、水回りの清潔感が保たれていない場合があります。お風呂の見学は必ずしてください。また、ここでもプライバシーが保たれているかをチェックしてください。かつて特養では、入浴するご利用者が裸で廊下で順番待ちをするような集団入浴が主流だった時代がありました。いまもそうした入浴設備の老人ホームはあります。設備と合わせて、入浴の介助の仕方や、プライバシーなどについても確認したほうがよいでしょう。

 

――その他、特筆すべき設備は何かありますか?

 

個室の床はオフィスや病院等に多く使用されている単調な塩ビシートではなく、木の素材や木目調であると良い、ベッドの真上に照明があるのではなく、まぶしさや危険防止の点でもすこしずらした位置にあったほうが良いなど、言い始めればきりがないんですよね(笑)。

 

老人ホームにおいては、室内の温度管理はもちろん、湿度管理はとても大切ですね。最低でも50%以上が望ましいと考えていますが、自らの経験からいっても、冬場に湿度を40%以上に保つのでさえとても難しいです。ともすると、20%台になってしまうこともある。しかし、20%と50%とでは体感温度が違いますし、何よりも湿度が低いと感染症が蔓延しやすくなります。
ホームの空調だけでは湿度が保てないので、置き型の加湿器を備えているところは多いですね。こういった、地味で目に見えにくい細かいことまで気を配っている老人ホームは、他の設備・サービスもしっかりしている可能性が高い。

 

また、個室内の湿度管理については、ご利用者側にお願いすることもあります。ですから、「加湿器を準備していただけませんか」と言われたら、「なんでわざわざ?」と思わず、「感染症の予防にちゃんと留意しているのだな」と思ってください。

 

3_3 <今回のまとめ>

小川利久さんが思う「良い老人ホーム」とは…

 

・玄関が明るく、掃除が行き届いて清潔であること
・食堂でお茶をいれたり、配膳をしたりする機能があること
・寝室は個室で、湿度管理に留意していること
・個別ケアができる入浴設備であること

 

次回はホームの「看取り援助」に照準を当てた良い老人ホーム選びのポイントをお伝えします。

 

*このインタビューの1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

 

老人ホームを検討される方は・・・【初めての老人ホーム探しガイド】

現在老人ホームや高齢者向け住宅を検討中の方は、こちらのページも、ぜひ参考にしてみてください。

 

●本人と家族にぴったりの老人ホームを探すには→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」

 

老人ホームの種類とは

費用条件の見比べ方

こんなホームはNG

ホーム見学のポイント

入居までの流れ 

 

 

logo_categ0では、あなたの条件にあった老人ホームを探せます。掲載ホーム数は日本最大級!
写真満載、日常の過ごし方、働くスタッフのコメントも紹介。「住んだ後がイメージできる」サイトです。
老人ホームを検索する

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す