シニア向け分譲マンションを取材!
看護師や介護士、コンシェルジュが24時間体制で配置。さらに、分譲、相続も可能。老人ホームにはないメリット満載の「シニア向け分譲マンション」の実態にせまります。
<取材・文/藤村はるな>
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老人ホームはもったいない? 資産になる高齢者向け住宅

ザ・レジデンス白金スイート建物外観。白金近辺の高級マンションと遜色ない外見
高齢者住宅といえば、これまでは老人ホームなどに入居するか、高齢者向け賃貸住宅を借りるかの選択肢でした。しかし大阪を中心に少数ながら新設されている「シニア向け分譲マンション」が関東でも登場し、話題を呼んでいると言います。
この「シニア向け分譲マンション」とはいったいどんなものなのでしょう。そこで、「シニア向け分譲マンション」である「ザ・レジデンス白金スイート」にお邪魔しました。
「『シニア向け分譲マンション』とは、その名の通りシニア向けのサービスが付いた、分譲タイプの住宅のこと。従来の老人ホームや高齢者向け住宅との一番の違いは、住宅自体が資産価値を持つ点。老人ホームの場合、入居時にいかに高額な支払いをしたとしても、ご入居者がお亡くなりになったら資産価値はゼロです。でも、分譲マンションは、資産となるので、ご家族からの推奨ケースが多く、契約件数が進んでいます」
支配人・妻鹿由美子さんは、このスタイルの高齢者住宅をより多くの人に知って、利用してほしいと力を込めて語ります。
目指すのは、ご入居者にとっての理想の「終の棲家」

開放感あふれる吹き抜けのエントランス。一歩入ると、コンシェルジュがお出迎えしてくれました
一般の不動産同様、売却も相続もでき、自分が利用しない場合は、賃貸として活用することも可能。初期費用はかかるが、購入後のメリットを考えると実はお得な部分も多いのです。
「資産価値がある一方で、高齢者住宅として24時間の生活サービスやホスピスケアのコーディネートを充実させています。アルツハイマーや難病など要介護の方々でも、ノーストレスで生活できるケアの厚さが自慢です。実際、現在100名ほどの方がお住まいですが、そのなかで要支援者は9名、要介護1~5の方は15名。この春には、マンションの住居で看取り経験もさせていただきました。ご入居者にとって『終の棲家』としてご利用いただけます」
ちなみに、全国でこの分譲型高齢者マンションは現在約50 件ほど。そのなかで23区内にはこの「ザ・レジデンス白金スイート」1件しかないそうです。
この「ザ・レジデンス白金スイート」、実際に足を踏み入れると、とにかく豊富かつ充実した共用施設があり、取材陣一同驚嘆の声の連続でした……。次回は具体的にどんな設備やサービスが受けられるのかをご紹介します!
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