介護付き有料老人ホームを取材!
自慢の食事をすべてブログで公開している、介護付き有料老人ホーム「ウェルハイム・八王子」。今回は、同ホームのレクリエーションやイベント、地域とのかかわりについてご紹介します。
*この記事の1回目、2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら
音楽のイベントが盛りだくさん
ウェルハイム・八王子では、毎月のように季節のレクリエーションを行っています。施設長が以前、音楽の先生だったことから、音楽のイベントがよく行われているそうです。
「中でも近隣の大学に通う学生たちによるコンサートのレベルはかなり高く、人気も高いです」と、同ホームを運営するウェルライフ株式会社の府川公広社長は言います。それ以外にも、尺八やウクレレ、ハワイアンなどの演奏家を招いてのミニライブも好評だとか。聴いているだけでなく、カラオケ大会も頻繁に行われています。「千昌夫や越路吹雪といったおなじみの歌手の曲だけでなく、B.J.トーマスの『雨にぬれても』なんていう洋楽まで飛び出しますよ(笑)」
そのほか、学生による手品ショー、講師を招いての絵手紙や習字、フラワーアレンジメントなどの教室、文化会や誕生会などのイベントも人気だといいます。
「楽しいレクリエーションでは、入居者はみんな笑顔になるんです」と府川さんは言います。

入居者に好評のコンサート
地域の人に親しんでもらえるイベント
同ホームでは、地域の人たちとの関わりを深める活動にも積極的に取り組んでいます。
「当ホームには、災害などの非常時のために3日分の食糧などを備蓄しています。そのことを地域の方にも広報し、『いつでも来てください』と伝えています」と府川さん。
さらに年に1回、地元の消防署に来てもらい、AED(急性心停止用の除細動器)の使い方などを訓練する「地域合同防災訓練」をホールで実施。同ホームは地域の参加者に、豚汁などの軽食も振る舞っています。また、毎週金曜日には大手スーパーの移動販売車を呼んで“お買いものデー”を開催。買い物に出ることがほとんどなくなった入居者が、お菓子や果物などの買い物を楽しめる時間になっているほか、地域の人たちにとっては近所で買い物ができる便利な機会になっています。

「地域合同防災訓練」の様子
こうしたイベントを開くねらいを、府川さんは次のように説明します。
「もし認知症の入居者さんが徘徊したら、地域の方に見つけて通報していただくことが非常に重要です。そのためには、地域の方に、当ホームや入居者さんに親しんでいただく必要がありますね。そこで、さまざまなイベントを企画して地域の方にも開放しているのです」
地域の人が関心を持てるイベントを工夫しているところに、同ホームの真剣さがうかがえますね。
次の最終回は、温泉旅館のような大浴場やトレーニングマシン、広い共用スペースなどのハード面および、入居者対介護スタッフの数が2:1以上というソフト面の特長、クリーンな料金体系についてご紹介します。
*この記事の1回目、2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら
こちらのページもあわせてご覧ください
●本人と家族にぴったりの老人ホーム探しのために→ 老人ホームの「見つけ方・選び方」
