グループホームを取材!
音楽療法やオリジナルの体操が特徴的な、グループホームのミモザ川崎神木本町。最終回は、ミモザスタッフの研修への熱心な取り組みなどについてご紹介します。
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月1回・30分間の1テーマ研修

ミモザ川崎神木本町のスタッフのみなさん
まず、ミモザ川崎神木本町では、月1回、30分間の研修を行っています。その内容やねらいについて、施設長の中島健男さんは次のように説明します。
「凝縮したノウハウを共有することを目的に、1つのテーマに絞り込み、リーダー役を決め、短い時間で集中してディスカッションしています」
テーマとは、「接遇マナー」「身体拘束」「虐待防止」「入居者のプライバシー保護」「服薬管理と誤飲防止」といった、グループホーム運営に極めて密接なものばかり。どんなテーマをいつ討議するかは、年間計画を立てて決めています。
進め方としては、基本的なマニュアルをベースに、スタッフ各自が工夫していることを発表。そして、ディスカッションを通して、最良の方法を考え、共有するというもの。
「スタッフ全員が主体的かつ真剣に参加しています。介護の初心者でも、効率的かつ濃く学べる場になっていますね」と施設長の中島健男さん。
ミモザの“真骨頂”「認知症事例発表会」

「ミモザ総合研修所」での「認知症事例発表会」の様子
ミモザには「ミモザ総合研修所」が設けられていて、全社研修も活発に行われています。まずは、「スキルアップ研修」。様々な介護技術について学ぶ場です。介護初心者でも、短期間で、現場で活躍できるような効率的なカリキュラムが組まれています。
そして、ミモザの“真骨頂”とされているのが、2009年から毎年行われている「認知症事例発表会」。全施設が一同に会し、各施設での認知症ケアの取り組み事例を発表し合うというものです。
自分が働く施設に持ち帰って活用しようと、毎回、多くのスタッフが参加しています。寸劇を交えたり、実演を行ったりと、各施設の工夫を凝らした発表スタイルも見もの。発表の様子は録画され、そのDVDは各施設での研修教材として生かされています。
こんなに、スタッフの知識やスキルの習得に熱心なのは、少しでも質の高い介護サービスを提供したいという思いから。
ミモザ川崎神木本町は、利用者が安心して過ごせる施設といえそうです。
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