介護付き有料老人ホームを取材!
アットホームな雰囲気が特長のケアポート八王子。今回は、その雰囲気づくりにも奏功している、地域や家族に開かれた運営についてご紹介します。
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ボランティア学生とのふれ合いも

ホームの北側に広がる紅葉。季節を身近に感じられるのも魅力
「入居者のご家族がよく面会に来られます。家庭菜園を手がけているお宅が多く、『ナスが取れすぎたから』『柿がたくさんなったから』とよく施設に差し入れていただけますよ(笑)」と施設長の福富さんは顔をほころばせます。
家族だけでなく、近所に住む年配者が、ケアポート八王子で毎週木曜日に開かれる「カラオケ喫茶」に参加しているそうです。
「この催しに参加できるかとの問い合わせがあった時、『どうぞどうぞいらしてください』とお答えしました。来ていただける方はいつでも大歓迎です」(福富さん)

運動会などのイベントが盛りだくさん
また、大雪が降り積もった際には、施設の近くにある創価大学の寮の学生たちが、除雪のボランティアに来てくれました。
さらに、法政大学のボランティア学生も、11月に行われた「八王子いちょう祭り」の際に3人の入居者をイベント会場まで連れていってくれたそうです。
「周辺の施設に声をかけたそうですが、応じたのは当施設だけだったようですね」と福富さん。そのように積極的に応じているのは、できるだけ入居者が外とふれ合う機会を逃さないようにしようとの意識の表れかもしれません。
「運営懇談会」の出席率が低い理由

ケアポート八王子ニュース
ケアポート八王子では、4月の「お花見レク」、5月の「大運動会」、7月の「七夕祭り」、8月の「納涼祭・花火大会」、10月の「室内運動会」、12月の「クリスマス会」、2月の「節分(豆まき)」、3月の「ひなまつり」など、季節のイベントを毎月のように行っています。「こうした機会には、ご家族にも来ていただけるよう呼びかけています」と営業次長の清水さんは言います。
こうしたイベントの様子は、月刊の「ケアポート八王子ニュース」で紹介し、家族に郵送しているほか、見学者などに渡しています。
ケアポート八王子でも、毎年、入居者の家族を招いて「運営懇談会」を開催しています。けれども、出席率は高くないそうです。その理由について、清水さんは次のように説明します。
「私は以前、大手の介護施設に在籍していました。そこの運営懇談会は出席率が高く、とても多くの意見や要望が出されていました。それに対して、当施設の運営懇談会に来られるご家族は少数なのです。
なぜならば、普段からご家族はよく来て、その時にフランクに意見を言ってくださるからです。改まった懇談会の場で言う必要がないんですね。それでも、懇談会で意見が出されることもあります。例えば、『職員の顔と名前が一致しない』といったことです。その場合は、即座に職員の顔写真を貼ったポスターを作成することを決めるといった運営をしています」
ケアポート八王子のオープンな運営で、風通しのよい雰囲気になっているようですね。
次回は、ケアポート八王子の入居費用の安さについてご紹介します。
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