介護付き有料老人ホームを取材!
医療との連携が密な上に、“自宅感覚”で過ごせるよう随所で工夫している「木更津真心生楽館」。最終回は、名物の「お食事レク」などのレクリエーションについてご紹介します。
<取材・文/髙橋光二>
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最大の名物「お食事レク」

楽しそうなお食事レク(バイキング)
「木更津真心生楽館」の最大の“名物”ともいえるイベントが、月1回行われる「お食事レク」。
「入居者様にとって大の楽しみはお食事だと思いますが、これをもっと楽しんでいただこうと、『木更津真心生楽館』独自で食事の際にレクリエーションイベントを行っています」と柴田施設長は説明します。
これまで実施したのは、入居者も体験した「そば打ち」や、大きな鉄板を用意しての「焼きそば」や「お好み焼き」づくり、さらには「おでん屋台」や天ぷらを目の前で揚げる、といったこと。讃岐うどん店のように、“セルフ”で自由に具をのせておつゆも自分でかける、といったことも行いました。
「ただ出来上がった料理を食べるだけでなく、つくる工程も見て楽しんでいただいたり、そば打ちのように自ら体験してみたりと、楽しさが何倍にも広がる機会になっていると思います。これは大好評ですね」
職員が厨房スタッフと相談しながら企画を考えていますが、入居者にも意見を聞いて満足度の高いイベントになるように配慮しているそうです。
また、月2回、パン屋さんが訪問販売に来るというお楽しみも。
季節ごとのレクリエーション

お花見会は大盛り上がりでした
それ以外の季節に応じたレクリエーションも行っています。この春は、近くの公園でお花見をしました。
「当ホーム初のお花見でしたが、お酒が飲める入居者様が桜の下でお酒も楽しむなど、みなさん大いに楽しんでいましたね」と柴田さん。
このほか、クリスマス会や、敬老の日にはボランティアによる琴の演奏会を行いました。さらに、折に触れて書道や絵はがきづくりといった講習会も開いています。
日常的には、健康増進をかねておやつ時間の前にリハビリをしたり、週1回、近くのスーパーにスタッフと一緒に買い物ツアーに出かけています。なお、それ以外でも家族の意向によるちょっとした外出ならば基本的に自由です。「入居時のご家族との面談の際に確認し、お体の状態的に問題がなければ、単独での外出も可能です。ご自分でタクシーを呼んで出かけられる入居者様もいます。ただし、外出中の事故は免責にさせていただいています」
施設名のとおり、スタッフ一同“真心”を込めて入居者に対応することを心がけているという「木更津真心生楽館」。見学してみて、その様子がよく伝わってきました。
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