介護付き有料老人ホームを取材!
介護サービスが常時受けられる「介護付有料老人ホーム」は、要介護1以上の方を入居対象に限定した「介護専用」型、要支援や要介護認定されていない方でも入居できる「混合」型に分かれます。ここでは、混合型の木更津真心生楽館を4回にわたってご紹介します。
<取材・文/髙橋光二>
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様々な介護サービスが受けられる

「木更津真心生楽館」外観
介護付有料老人ホームは、各都道府県から介護保険の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けています。介護サービス計画に基づいて、入浴・排泄・食事等の介護、その他の日常生活上ならびに療養上のお世話、機能訓練を行います。
日常生活の拠点としての場所でありながら、24時間体制で施設の介護スタッフから様々な介護をはじめ、居室の掃除、洗濯などの日常生活の支援サービスを受けることができるのです。さらに、医療機関との連携により、健康管理や診察・治療、緊急時の対応など必要な処置もスムーズです。
併設クリニックによる訪問診療サービス

名誉顧問を務める君津学園理事長・真板益夫氏
「木更津真心生楽館」の最大の特長は、運営する㈱アズライフ木更津が「医療法人 知真会」のグループ会社であること。そのため、医療体制との連携がとても密接です。現在、グループ全体で有料老人ホームを8施設、老人保健施設を1施設運営しており、来春には2つ目の老人保健施設を岐阜県にオープンする予定です。
「木更津真心生楽館」は8施設目の有料老人ホームとして2013年11月にオープンしました。また、「木更津真心生楽館」は木更津市名誉市民であり、君津学園理事長の真板益男氏が名誉顧問として開設・運営に協力しています。

併設されているクリニック
グループ内の有料老人ホームには、そのほとんどの1階に一般外来も受け付ける知真会運営のクリニックが併設されているか、至近距離にあります。「木更津真心生楽館」の1階にも内科クリニックが併設されています。
「クリニックの医師や看護スタッフが入居者様全員に訪問診療の形で最低月2回の診察サービスを行っています。また、持病の状況によっては、毎日診察するケースもあります。ですから、わざわざ通院する手間はかかりませんし、病状の重い入居者様は入院されているのと感覚的には近いものがあるかもしれませんね」と施設長の柴田剛さんは言います。

施設長の柴田剛さん
入居基準では、ほとんどの病気が“対応可能”となっています(吸痰および気管切開、鼻腔経管栄養は応相談、活動性結核および疥癬は対応不可)。
「末期がんの入居者様に緩和ケアを施したケースや、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)といった難病の入居者様を受け入れたケースもあります」
入居前の“かかりつけ”のドクターと診療情報を提供し合ったり、近隣の整形外科や地域の中心となる病院(君津中央病院)と連携も行い、万全なケア体制を引いています。さらに、知真会に在籍する医師同士、それぞれの専門分野に基づくアドバイスをし合う体制が取れているのも心強いところです。
次回以降、居室や食事、レクリエーションなど、老人ホームとしての「木更津真心生楽館」の特長をご紹介していきます。
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