グループホームを取材!
地域に密着した介護サービスを展開しているグループホーム「ニチイケアセンター藤心」。今回は地域とのかかわり方についてお話を伺いました。
<取材・文 中条佳子>
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町会の催しに積極的に参加して、良い関係づくりを

地域の人たちも集まってにぎわう
「藤心・逆井ふれあいの集い」
ニチイ学館では、全国の介護施設で年一回『ニチイまつり』という催しを開催し、地域の人たちとのふれあいの集いが行われています。
「地域のみなさんに参加していただき、『ニチイケアセンター藤心』をより身近に感じていただくことで、信頼関係を深めています。また、町会の催しにも積極的に参加して、良い関係づくりを推進しています」(ニチイケアセンター藤心 管理者 大勢毅さん)
「ニチイまつり」の催しとして2013年10月に開催された「藤心・逆井ふれあいの集い」には、入居者の方のご家族や近隣の方々に約60人お集まり頂き、演奏会やスタッフのおじいちゃん直伝の手品が披露されました。逆井商店会のゆるキャラで柏市公認の「さかサイ君」も登場、子どもたちも一緒に楽しむイベントになりました。
地域になくてはならない介護サービス事業所へ

柏市公認のゆるキャラ「さかサイ君」の登場で参加した子どもたちも大喜び
「地域の方々のなじみの空間になることで、我々の介護に対する見方が変わってくることにもつながると思います。当施設では毎朝ご利用者様と散歩に行って、出会う方々全てに『おはようございます』と挨拶するようにしています。ここが介護の事業所で、高齢者が利用されているということを認識していただいて、何かあれば介護についての相談していただいたり、助け合ったり、お互いに存在を認め合えるような場所として定着していければと思っています」(大勢さん)
2012年にできたばかりの「ニチイケアセンター藤心」は、まだスタートして年月もそれほど経っていませんが、おそらく数年後には、この地域のなじみの介護拠点として、なくてはならない介護サービス事業所として発展していくことでしょう。
「なじみの関係を築くために、こちらからいろんな形でアプローチをして、もっとかかわりを深めていければと思います」(大勢さん)
次回は、この施設ならではの居心地の良い空間について見ていきたいと思います。
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