グループホームを取材!
在宅系介護サービスから居住系介護サービスまで、トータル介護サービスを全国的に展開している株式会社ニチイ学館。今回は、グループホーム「ニチイケアセンター藤心」でも力を入れているニチイ学館の特色あるレクリエーションを紹介しましょう。
<取材・文 中条佳子>
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書道や切り絵・貼り絵の制作に注力

施設オープン一周年記念の大作、ペガサスの貼り絵
ニチイ学館では、利用者の方の機能訓練アクティビティやレクリエーションの一環として、書道や切り絵・貼り絵などの作品制作にも力を入れています。2013年には成果発表の場として「にじ色作品展」を開催、全国の介護施設で制作された約400点の作品の中から優秀な作品100点が選ばれ、制作した方々を表彰しました。
また2013年5月には、中国・北京で開催された中国国際介護サービス業博覧会「CISSE2013」で作品が披露・展示されました。海を越えて国際的な規模で発表の場が広がることや、作品の受賞の喜びが、入居者のみなさんの生きがいやモチベーションとなり、明るく楽しい日々の糧となっているようです。
入居者のニーズに応じたレクリエーションを展開

いきいきと大きな歌声で合唱する入居者のみなさん
取材をさせていただいていた当日、スタッフの方が奏でる電子ピアノの伴奏にあわせて、フロアのみなさんが『花』を合唱していました。楽しく明るい雰囲気とともに、歌詞やメロディを思い出しながら歌うことで、認知症の進行を抑える効果も期待できそうです。スタッフもいっしょに楽しみながら仕事に取り組む様子を、直に伺い知ることができました。
「レクリエーションは、ご入居者様のご要望によって、スタッフが創意工夫をして行っています。日常のレクリエーションは、フロア毎に実施しているので、その時々のご要望やスタッフが得意としている内容など、フロア毎に特色が出ています」(ニチイケアセンター藤心 管理者 大勢毅さん)
このほかにも書道の先生の定期的な訪問があり、レクリエーションというより身近なアートや芸術が、入居者の方の生活を豊かに彩っているようでした。
次回は、地域とのつながりに力を入れているニチイケアセンター藤心の取り組みについて伺います。
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