グループホームを取材!
木下の介護「グループホーム泉」は、神奈川県横浜市泉区にある、相模鉄道いずみ野線「いずみ中央」駅より徒歩約7分のグループホームです。自然に囲まれた閑静な住宅街にあるのどかなこの施設に、今回は訪ねてみました。
<取材・文 中条佳子>
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介護事業の先駆けとなる木下グループによる施設

3階建ての建物「グループホーム泉」
株式会社木下の介護が運営する「グループホーム泉」は、2014年10月で10年目を迎えた実績のある施設です。株式会社木下の介護を有する木下グループでは、介護事業を手掛ける以前から、社長や役員が介護施設をボランティアで訪問していたそうです。
「あらゆるお客様の幸せのために様々なものを提供している木下グループは、総合生活企業として高齢化社会のために、介護保険法が制定された1997年(平成9年)より以前の1995年(平成7年)から、民間企業に先駆けて会社を設立し、介護運営に取り組んでおります」(グループ広報 篠原摩美さん)
木下の介護は、これまで多くの地域で有料老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、訪問介護など多岐にわたる介護施設の運営を行ってきました。またグループ企業である木下工務店リフォームとの協力で、住まいを介護がしやすいようにリフォームする在宅介護支援事業なども行っています。
軽度から重度の認知症の方の受け入れに対応

煉瓦風の外装が温かい雰囲気を作り出しています
首都圏に約80か所の介護施設がある木下の介護ですが、グループホームはその中で東京に6か所、神奈川に2か所で運営されています。グループホームは、認知症の方がアットホームな雰囲気の中で専任のスタッフの支援を受けながら、少人数で共同生活を送るための施設です。定員27名の「グループホーム泉」では、2014年10月現在、21名の利用者の方が暮らしていらっしゃいます。
「家庭的な雰囲気の中で、認知症の進行をゆるやかにしていくのがグループホームです。地域やご入居者の状況によって、それぞれの施設の特徴があると思います。今現在、木下の介護のグループホームは8施設あり、個々の特徴をもちながら運営が行われています」(グループホーム運営部 部長 石沢将人さん)
その中でもグループホーム泉の特徴としては、軽度から重度までの認知症の方を受け入れているという点があります。
「多くのグループホームでは、介護度が重度になると特養へ移るケースが多いのですが、医療行為が必要なければ、できる限りこちらで受け入れを続けています。車椅子の方でもご希望があればお受入れをして、住み慣れた環境での暮らしを続けていただいています」(石沢将人さん)
次回は、この施設の大きな魅力である広大な畑についてのお話です。
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