軽費老人ホームを取材!
都市型軽費老人ホームの魅力は、安い費用で、安心・快適な老後の暮らしを望めることです。今回取材した「ケアハウス西尾久」は、2013年5月にオープンしたばかり。建物も新築で清潔感がある施設そのものの魅力について、具体的に見ていきましょう。
<取材・文 中条佳子>
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いつでも相談できる安心感

各フロアに設置された、シンプルで使いやすい洗面所とトイレ。清潔感があります
「ケアハウス西尾久」は、1フロアに8室の収納付きの個室(4.9畳〜5.3畳)があり、各フロアに2か所のトイレと洗面所、お風呂、洗濯所が設置されています。基本的に一人一部屋の個室で、夫婦で入居する場合も一人ずつの個室になります。個室の広さは最低限のスペースを確保、広い共有部分もあり、食費と光熱費込みで、軽費で入居できることを考えると、十分の住環境といえるでしょう。
食事は予約制で、時間帯は、それぞれ朝食は8~9時、昼食は12~13時、夕食は18~19時です。時間内に1階の共有ダイニングルームに来て、食事をすることになっています。引きこもりなどにならないように、食事の際には基本的にダイニングルームへ集まりますが、体調が悪いときはお部屋で対応していただけるそうです。
個室の清掃は各自で行いますが、それが出来なくなってしまった場合は、外部のヘルパーにお願いするシステムになります。そういった相談も常にスタッフにできることが、都市型軽費老人ホームの良い点のひとつでしょう。
条例の規定よりも快適な暮らしが提供されています

ある日の夕食。食事は予約をすれば3食用意されます
お風呂の利用については、時間は10~20時までの間の1時間の予約制となっています。また洗濯室は、8時~20時まで利用が可能です。
「人気の時間帯は集中していますが、ほぼ満室の『ケアハウス町屋』でも予約が取れないということはほとんどありません。うまく回っていますよ」(井上憲施設長)
都条例では、通常お風呂も洗濯所もひとつの施設に1か所あればよいという規定ですが、「ケアハウス西尾久」では3か所のお風呂が設置され、また洗濯所は2か所、洗濯機は全6台あります。ここでは従来の条例規定よりも快適な暮らしが提供されていると言えるでしょう。
「スーパーがすごく近いというのも魅力です。外出すると気分転換になりますので、日々の生活をする上では、この点はこれはけっこう大事です」(井上施設長)
ちなみに「ケアハウス西尾久」では、個人で必要なものは自分で買いに行くのが基本です。スタッフの方が対応することも可能ですが、それに甘えて部屋に引きこもり、外出しなくなってしまうため、あえてルールとして決めたと言います。コンシェルジェがいて何もかも至れり尽くせりの施設もありますが、しっかりと自立した老後を過ごす上では、「できることは自分で」という環境は、魅力の一つと考えられるのではないでしょうか。
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*掲載内容は取材時の情報となります。取材当時の社名は「株式会社ココチケア」でしたが、現在は株式会社ソラストと合併し「株式会社ソラスト 介護事業本部 ココチケア事業部」となっております。
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