軽費老人ホームを取材!
都市型軽費老人ホームは、老人福祉法に基づいて設置された小規模施設です。今回は、東京都荒川区の最西、隅田川の南岸にある「ケアハウス西尾久」を訪れ、都市型軽費老人ホームでの暮らしについて伺いました。
<取材・文 中条佳子>
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費用負担は軽くてもサービス内容はしっかりと

玄関には普通のマンションと同じように個人の郵便受けが設置
「ケアハウス西尾久」は、JR東北本線屋久駅から徒歩5分、都電荒川線の荒川倉庫前駅から4分の駅近にある都市型軽費老人ホームです。都市型軽費老人ホームは、2009年3月に起きた未届け高齢者施設の火災事故をきっかけに、東京都が高齢者施設の規制緩和を国に要請し、導入されることになった社会福祉施設のひとつです。60歳以上を対象にした、定員20名以下の小規模で費用の負担が少ない老人ホームとなっています。
低額の料金ながら、一日3回の食事が提供され、ナースコールは365日24時間体制で、緊急時にも迅速に対応するというしっかりとしたサービス内容が完備されています。また、生活相談員と介護職員は常勤で、必要に応じて各種の在宅サービスを受けることができるほか、相談や助言を受けることもできます。
グループ医療法人との連携で医療面でも安心な暮らし

介護ベッドが入っても十分な広さの個室(モデルルーム)
都市型軽費老人ホームは、第一種社会福祉事業に法律上位置づけられています。そのため、施設を建てるための補助金と運営するための助成金を、行政から受けることができるので、その分低料金のサービスが可能になっています。
利用料金はどの都市型軽費老人ホームでも一律ですが、所得によって料金が変わるシステムです。特別養護老人ホーム(特養)の相部屋よりも若干高い設定ですが、個室よりもいくらか安く、サービス付き高齢者住宅と比べるとかなり安い料金設定となっているといえるでしょう。
都市型軽費老人ホームである「ケアハウス西尾久」は、2013年5月15日にオープンしたばかりの施設です。サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、デイサービスといった介護サービスを手掛けてきた株式会社ココチケアによって運営されています。また、医療法人社団「明正会」とのグループによるネットワークがあるので、医療面でも安心な暮らしができるのが特徴です。次回はそんな「ケアハウス西尾久」の運営体制について、もう少し詳しく見ていきましょう。
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*掲載内容は取材時の情報となります。取材当時の社名は「株式会社ココチケア」でしたが、現在は株式会社ソラストと合併し「株式会社ソラスト 介護事業本部 ココチケア事業部」となっております。
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