見学した老人ホームの中で気に入ったものがあれば、実際に体験入居をして最終確認しましょう。体験は、多くの場合1泊2日から2週間程度までできますが、生活の疑似体験ですからできれば2泊以上は滞在してください。見学時とはまた違った視線で老人ホームを確認することができるでしょう。
体験入居の予約時には、以下をしっかり確認してください。
・1泊の費用
・健康診断等の書類提出の有無
・費用はいつ支払うのか
健康診断書などは、入手に数週間かかる場合もあります。早めに手配するようにしましょう。
*オアシスナビでは、体験入居時に評価を書き込める「体験入居チェックシート」を作成しました。印刷して持っていきましょう。
なお、体験入居は介護保険の適用外のため、費用は全額自己負担となります。
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体験入居で気をつけたいこと
部屋に閉じこもらない
知らない人ばかりの場所に突然1人で入っていくので、なんとなく落ち着かなくて自室にこもりがちになります。気持ちはわかりますが、それでは体験入居の意味がありません。
積極的にリビングや食堂などに出たり、イベントやサークル活動に参加するなど、別の入居者たちと会話をしてみてください。ホームでの生活や介護サービスの内容、対応を、実際の入居者たちから話を聞く絶好のチャンスです。
食事やサービスを確認する
見学時に確認したことを、再度おさらいしてください。また三度の食事は、毎日のことですから、しっかりチェックを。見学時には確認できなかったこと、例えば洗濯や入浴といったことも、念入りに確認してください。
もし疑問を持ったら、実際に入居したら相談しよう…と思わず、体験入居中にホームへ質問して、早めに解決するようにしてください。
建物・設備を確認
見学時に確認はしたと思いますが、暮らすという視線で再度確認してください。居室を実際使ってみたら、手すりの位置をもう少し上げたい、など要望が出てくるかもしれません。
要望があれば、それが実行に移してもらえるのか、また、その場合費用はどうするのか。確認してください。
介護計画を確認
介護サービスが必要な方には、短期間でも入居者に対するケアプランと、そのプランに対し実際にどのような介護を行ったのかが記された実績表が作成されます。ケアプランが個々の入居者の要介護レベルに合わせて計画されているか、その計画に合わせて実行されているのかを確認してください。
設備、食事、サービスがよくても、介護の質が悪ければ、意味がありません。
家族は周囲の評判も聞いてみて
この段階は、決定の最終段階ですから、家族も細かく確認しましょう。実際に入居となった場合には、家族もしばしばホームを訪れることになります。周囲のスーパーやコンビニを実際に利用してみたり、世間話のようにホームの評判を聞いてみてもいいでしょう。
スタッフの雰囲気や、ホームに出入りする様子も確認してみましょう。見学と違い、体験入居は長時間。スタッフの普段のやりとり、普段の雰囲気を見ることができます。
良い老人ホームを体験入居時に見極めるヒントを、こちらでご紹介しています。
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