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早期受診をしたい、認知症の前兆「軽度認知障害」とは?

2017年10月5日

認知症の前段階と言われる「軽度認知障害(MCI)」。MCIの人は2012年時点で400万人と推計されています。
今、認知症の早期診断、早期対応がいわれ、受診を促す動きが加速しています(*)。

 

MCIは、診断を受けた後、4年以内に半数が認知症になるといわれていますが、逆に言うと、半数は認知症にはなっていません。
海外の研究では、認知症になっていない半数の人には、MCIのまま保たれている人だけでなく、正常範囲に戻った人も一定数いるという報告もあります。
では、MCIとはどんな状態をいうのでしょうか。

 

認知機能とは、記憶のことだけを指すのではない

image001MCIには、もの忘れが伴う「健忘型MCI」と、注意力の低下、料理や買い物など物事の実行の支障が目立つ「非健忘型MCI」があります。
このうち、多いのは、「健忘型MCI」の方です。「健忘型MCI」というのは、下記のような状態をいいます。

 

・自分でもの忘れの自覚がある
・同年齢と比べると記憶の検査をした場合に点数が低い
・しかし、普段の生活で特に支障はない
・記憶以外の認知機能に問題はない
・認知症の診断基準には該当しない

 

認知機能の低下=もの忘れ、と思っている方も多いかもしれません。
しかし、認知機能とはもっと幅広く、MCIや認知症の診断に関わるものとして下記のようなものがあります。

 

・車の運転のように、様々な方面に一度に注意を払う(複雑的注意)
・料理や買い物など、物事を計画して順序立てて行っていく(実行機能)
・何かを新たに学ぶ・覚える(学習・記憶)
・言葉を話したり書いたり、言葉の意味を理解したりする(言語)
・見たり聞いたり感じたりしたことに応じて、適切に反応する(知覚-運動)
・社会規範に沿った言動をとる(社会的認知)

 

MCIから認知症への進行を遅らせるのは「有酸素運動」

image003「健忘型MCI」は、「認知症ではない」ことが診断の際の条件になっています。
認知症かどうかは、医師による問診や認知機能の検査、血液検査、MRIや脳血流検査などの脳画像、場合によっては髄液検査などによって、総合的に診断します。
ちなみに、アメリカ精神医学会による認知症かどうかを診断する、主な2つの基準を簡単にいうと下記のような内容になります。

 

(1)認知機能の低下があることを本人や家族等が感じていて、認知機能検査などによってもそれが確認されていること
(2)認知機能の低下によって、生活に支障が出ていること

 

細かな診断手順はありますが、「認知機能の低下で生活に支障が出ているかどうか」は、認知症かどうかの診断上大きなポイントになるとも言えます。早期診断という意味では、生活に支障が出る前に受診したいところです。
つまり、本人がもの忘れを自覚したり、家族が約束したことをすっかり忘れているなど、本人と接していてそれまでなかった違和感を覚えたりしたときが、受診のタイミングとも言えます。

 

まったく正常範囲で受診する人も増えていますが、それで安心できるなら、よいのかもしれません。
記事にも書かれていますが、認知症になってからでは回復は難しいとされています。
MCIから認知症への進行を遅らせる、認知症が重症化するのを遅らせる上で、効果が実証されているのは、運動、中でも有酸素運動です。有酸素運動は、生活習慣病の予防にも効果があります。
認知機能の低下が気になる人もそうでない人も、心身共に元気で長生きするためには、有酸素運動を心がけたいものです。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・臨床心理士・介護福祉ライター)>

 

*「軽度認知障害」の対策は? 小さな失敗続けば受診を(毎日新聞 2017年8月31日)

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