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転倒転落事故のうち、高齢者の割合は9割超!足腰の衰え以外にも原因が!?

2017年1月19日

高齢になると、転倒や転落事故が増えると言われています。転倒転落事故死は交通事故死より多く、しかもその93%が65歳以上の高齢者(*)。約7割が、滑ったり、つまずいたり、よろけたりして、平地で転んでいるのだそうです。といっても、つまずきやよろけの原因は、足腰の衰えやめまいばかりではないと、この記事では指摘しています。約1/4が視覚の問題から起きているというのです。

 

年齢を重ねると起きる、視覚の変化とは

image001年齢を重ねると、視覚にはいろいろな変化が起こります。それは目の機能の衰えだけではなく、目で見たものを脳で処理する能力の低下からも起こります。
高齢者に起こる視覚の変化とは、たとえば次のようなことです。

 

1.見え方がはっきりしなくなる
2.視野が狭くなる
3.たくさんのものの中から、必要なものを見つけ出すのに時間がかかるようになる
4.一つのものに注目すると、他のものがあまり目に入らなくなる

 

1の問題は、高齢になると視力自体が衰えていなくても、コントラストがはっきりしなくなることから起こります。全体がぼんやりと見えるようになるのです。暗いところでものが見えにくくなるのは、このためです。家の中での転倒を防ぐには、暗い部屋では昼でも電気を点けて、足下に障害物がないか見えるようにしておくとよいでしょう。

 

2の問題は、年齢を重ねていくと誰にでも徐々に起きてきます。しかし、時には目の病気で起こる場合もあります。高齢者に多い、視野が狭くなる目の病気は緑内障です。緑内障は視神経に異常が起こり、徐々に視野が欠けていきます。しかし自覚症状がないことが多く、緑内障にかかっていることに自分では気づかないことがよくあります。片目の視野が欠けていても、もう片方の目が自然と補うため、生活にすぐには支障が出ないからです。

 

足腰が弱っているわけではないのに、どうもつまずいて転ぶことが多いからと眼科を受診したら、片目がほとんど失明状態だったという人もいます。緑内障で一度失われてしまった視野は、もう取り戻すことができません。40代からかかりやすくなる病気なので、年1回、眼科で視野検査をしておくと安心です。

 

できないことを嘆くより、できることに注目して

image0033や4の問題は、歳を重ねるごとに情報処理の能力が衰えていくことから起こります。3は、たとえば、駅で友達を待っているとき。若い人は、改札からたくさんの人が出てきても、まるで友達だけが浮き出すように見えてすぐに見つけられます。しかし、年齢を重ねると、たくさんの人の中から友達をすぐに見分けるのが難しくなります。

 

こうした情報処理能力の衰えは、目から入る情報だけでなく、耳で聞いた情報についても起きてきます。にぎやかな場所で人と話をすると、よく聞き取れなくなるのも、やはり情報処理能力の衰えが関係しています。

 

4は、たとえば、待ち合わせ場所が良くわからないとき。きょろきょろと探しながら歩いていると、足下がおろそかになって縁石につまずいてしまったりします。急いで歩いているときに、「こっちよ」と声をかけられて何かにぶつかったり、つまずいたりすることもあるでしょう。
足下に障害物が多い場所では足下に、車通りが多い場所では車に、その場で最も気をつけるべきものが何かを考え、注意を向けることが大切です。声をかける側は、いきなり声をかけず、周囲が危なくないかを確認してから声をかけるなどの配慮が必要です。

 

歳を重ねると、残念ながらいろいろな能力が少しずつ衰えていくのは避けられません。しかし、そうとわかっていれば、心構えができます。一度に複数のことをするのが苦手になるなら、一つのことに集中して取り組むよう心がければいいのです。

 

年齢を重ねていくと、「できないことがふえた」と嘆く声をよく聞きます。しかし、それより、「まだこれだけのことができる」と考えるほうが、気持ちが明るくなりますよね。その時々の自分を受け入れ、上手に自分と付き合っていく。長寿国の日本では、そんな生き方をしていきたいものです。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・臨床心理士・介護福祉ライター)>

 

*転落転倒事故…足腰ではなく、目が原因?(yomiDr. 2016年12月22日)

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